「2022年度日本調剤グループ学術大会全国大会」「JP-CSアワード2022ロールプレイ大賞本選」を開催
全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤株式会社(本社所在地:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:三津原 庸介、以下「日本調剤」)は、さる9月11日(日)、質の高い薬局スタッフの養成を目的とした「2022年度日本調剤グループ学術大会全国大会」および「JP-CSアワード2022ロールプレイ大賞本選」をパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて同時開催いたしました。学術大会は6度目、ロールプレイ大賞は5度目の開催となります。本年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より、来場者を制限した状態での現地開催と、オンライン開催を併用したハイブリッド形式で行い、全国から合わせて約500名の社員が聴講しました。
■急速に変化する時代において、薬局が提供できる価値を追求
「2022年度日本調剤グループ学術大会全国大会」
より多くの職員に学術発表の機会を提供するため、2016年に始まった日本調剤の社内学術大会。日常業務の中で見出した疑問を出発点に数多くの職員が研究発表に挑戦し、知見を共有する機会として、年に1度開催されています。
新型コロナウイルス感染症の影響で2020年はやむなく中止、2021年は完全オンライン形式での実施という対応になっておりましたが、今年、十分な感染予防対策を取ったうえで3年ぶりの現地開催が実現しました。
薬局認定制度、オンライン活用の推進など新たな取り組みが次々に始まり、薬剤師・薬局に求められる役割や、薬物治療も多様化する時代。それに合わせて、回を重ねるごとに発表者の職種、研究内容も多様化が進んできました。
今年度の大会テーマは、「『頼られる価値を創り出す』~エポックメイキングへの挑戦~」です。一般講演では、全国8ブロックでの予選会から選出された全23演題を「高度薬学・がん関連セッション」「薬局業務・地域連携セッション」の2会場に分け、口頭発表と質疑を行いました。登壇者の中には新卒2年目の社員も含まれ、若手・ベテラン問わずグループ全体でノウハウの共有と専門性の向上をはかりました。
一般講演のほか、薬剤師育成や教育を主なテーマとする基調講演と特別講演も執り行われました。
基調講演はシンポジウムの形をとり、小児科領域の薬物治療に関する高い専門性を持った薬剤師を育成するための課題について、日本薬剤師研修センターが認定する小児薬物療法認定薬剤師の資格を持った社員の経験談を交えながらディスカッションを行いました。
また特別講演では当社FINDAT事業部部長・上田 彩が登壇し、「医療における意思決定に必要な医薬品情報」をテーマに講演を行いました。2024年度に改訂される、新たな薬学教育モデル・コア・カリキュラムの内容に触れながら、チーム医療の中で薬剤師の職能をさらに発揮し、質の高い薬物治療を提供するために、エビデンスに基づいた医薬品情報の重要性が高まっていることについて解説しました。
*新たなモデル・コア・カリキュラムに対する「FINDAT」を用いた支援の取り組みにつきましては、併せてこちらのニュースリリースもご覧ください。
https://www.nicho.co.jp/corporate/newsrelease/20220901_nr2/
■目の前の患者さまのニーズを聴き出し、最も適した応対を目指す
「JP-CSアワード2022ロールプレイ大賞本選」
当社では創業以来、薬局スタッフの患者さま応対力の向上に力を入れており、2008年からは毎年、社内表彰制度「JP-CSアワード」を開催しています。「JP-CSアワード」には、患者さま満足度アンケートをもとに質の高いサービスを提供している店舗および店舗スタッフをたたえる「店舗表彰(BPB)」と「個人表彰(BSH)」を設けておりますが、2017年からは舞台上で模擬患者さまを相手に接客ロールプレイを披露する「ロールプレイ大賞」を加え、3本立ての表彰を行っています。
今年は全国の予選会を勝ち抜いた18名が「薬剤師・登録販売者部門」「オペレーター・管理栄養士部門」に分かれてその応対スキルを競い合いました。
会場、そして配信用カメラの先にも大勢の観客がいるという普段とは大きく違う環境に、出場者たちの顔には緊張の色が浮かんでいましたが、同じ店舗で働くスタッフからの応援ビデオメッセージが流れると、少しだけ表情が和らいだ様子に。日頃の業務で培った接遇スキルを存分に発揮していました。
本大会のテーマである「絆を深める、未来につながる~専門知識を持った医療コンシェルジュ~」に準じ、OTC医薬品・健康食品の提案に限らず、食事指導や運動指導なども含め幅広い選択肢の中から最も目の前の患者さまに適した提案ができているかに着目して審査を行いました。すでに日本調剤が強みとして有している「温かいあいさつ・きっかけ作り、正確さ・誠実さ、気配り・心配り」に加え、患者さま一人ひとりに向き合い、頼りにされるために必要である「聴き出し力」「提案力」「患者さま情報活用力」の要素が応対の中にバランスよく含まれているかが主な評価項目となりました。
■優秀な発表を表彰
すべての演題・ロールプレイ終了後、審査員による厳正なる審査に加え、「オーディエンス賞」選出のため聴講者全員参加による投票を行いました。
学術大会では各部門「社長賞」と「オーディエンス賞」1名ずつ、ロールプレイ大賞では各部門「最優秀賞」「優秀賞」1名ずつに加え全出場者の中から「オーディエンス賞」1名が選出されました。
日本調剤では、薬局スタッフが互いに専門性を磨き合い、さらなるレベルアップを図るとともに、今後の地域医療に貢献できる人材育成に注力していきます。
【日本調剤グループについて】 https://www.nicho.co.jp/brand/
日本調剤グループは、すべての人の「生きる」に向き合う、という揺るぎない使命のもと、調剤薬局事業を中核に、医薬品製造販売事業、医療従事者派遣・紹介事業、情報提供・コンサルティング事業を展開する、多様な医療プロフェッショナルを擁したヘルスケアグループです。医療を軸とした事業アプローチによる社会課題解決を通じて持続可能性を追求し、すべての人の「生きる」に貢献してまいります。
【日本調剤株式会社について】 https://www.nicho.co.jp/
1980年の創業以来、一貫して国の健康保険制度を支える調剤薬局のあるべき機能・役割を全うすべく「医薬分業」を追求し、調剤薬局展開を積極的に行っています。現在では、全都道府県に調剤薬局を展開し約4,000名の薬剤師を有する、日本を代表する調剤薬局企業として評価を得ています。また、ジェネリック医薬品の普及や在宅医療への取り組みだけでなく、早くからICT投資を積極的に進めており、超高齢社会に必要とされる良質で革新的な医療サービスの提供を行ってまいります。
「2022年度日本調剤グループ学術大会全国大会」
より多くの職員に学術発表の機会を提供するため、2016年に始まった日本調剤の社内学術大会。日常業務の中で見出した疑問を出発点に数多くの職員が研究発表に挑戦し、知見を共有する機会として、年に1度開催されています。
新型コロナウイルス感染症の影響で2020年はやむなく中止、2021年は完全オンライン形式での実施という対応になっておりましたが、今年、十分な感染予防対策を取ったうえで3年ぶりの現地開催が実現しました。
薬局認定制度、オンライン活用の推進など新たな取り組みが次々に始まり、薬剤師・薬局に求められる役割や、薬物治療も多様化する時代。それに合わせて、回を重ねるごとに発表者の職種、研究内容も多様化が進んできました。
今年度の大会テーマは、「『頼られる価値を創り出す』~エポックメイキングへの挑戦~」です。一般講演では、全国8ブロックでの予選会から選出された全23演題を「高度薬学・がん関連セッション」「薬局業務・地域連携セッション」の2会場に分け、口頭発表と質疑を行いました。登壇者の中には新卒2年目の社員も含まれ、若手・ベテラン問わずグループ全体でノウハウの共有と専門性の向上をはかりました。
《社長賞を受賞した、新卒2年目の薬剤師による発表の様子。オリジナルのコミュニケーションシートを用いて患者さまから情報収集を行い、より適切な薬物治療につなげた事例について報告しました》
一般講演のほか、薬剤師育成や教育を主なテーマとする基調講演と特別講演も執り行われました。
基調講演はシンポジウムの形をとり、小児科領域の薬物治療に関する高い専門性を持った薬剤師を育成するための課題について、日本薬剤師研修センターが認定する小児薬物療法認定薬剤師の資格を持った社員の経験談を交えながらディスカッションを行いました。
《基調講演の様子》
また特別講演では当社FINDAT事業部部長・上田 彩が登壇し、「医療における意思決定に必要な医薬品情報」をテーマに講演を行いました。2024年度に改訂される、新たな薬学教育モデル・コア・カリキュラムの内容に触れながら、チーム医療の中で薬剤師の職能をさらに発揮し、質の高い薬物治療を提供するために、エビデンスに基づいた医薬品情報の重要性が高まっていることについて解説しました。
*新たなモデル・コア・カリキュラムに対する「FINDAT」を用いた支援の取り組みにつきましては、併せてこちらのニュースリリースもご覧ください。
https://www.nicho.co.jp/corporate/newsrelease/20220901_nr2/
■目の前の患者さまのニーズを聴き出し、最も適した応対を目指す
「JP-CSアワード2022ロールプレイ大賞本選」
当社では創業以来、薬局スタッフの患者さま応対力の向上に力を入れており、2008年からは毎年、社内表彰制度「JP-CSアワード」を開催しています。「JP-CSアワード」には、患者さま満足度アンケートをもとに質の高いサービスを提供している店舗および店舗スタッフをたたえる「店舗表彰(BPB)」と「個人表彰(BSH)」を設けておりますが、2017年からは舞台上で模擬患者さまを相手に接客ロールプレイを披露する「ロールプレイ大賞」を加え、3本立ての表彰を行っています。
今年は全国の予選会を勝ち抜いた18名が「薬剤師・登録販売者部門」「オペレーター・管理栄養士部門」に分かれてその応対スキルを競い合いました。
ロールプレイ大賞では、舞台上に薬局店内を再現し、制限時間7分の中で、患者さまのご来局からOTC医薬品・化粧品・サプリメントの販売、健康相談、お見送りまでのロールプレイを行います。
会場、そして配信用カメラの先にも大勢の観客がいるという普段とは大きく違う環境に、出場者たちの顔には緊張の色が浮かんでいましたが、同じ店舗で働くスタッフからの応援ビデオメッセージが流れると、少しだけ表情が和らいだ様子に。日頃の業務で培った接遇スキルを存分に発揮していました。
本大会のテーマである「絆を深める、未来につながる~専門知識を持った医療コンシェルジュ~」に準じ、OTC医薬品・健康食品の提案に限らず、食事指導や運動指導なども含め幅広い選択肢の中から最も目の前の患者さまに適した提案ができているかに着目して審査を行いました。すでに日本調剤が強みとして有している「温かいあいさつ・きっかけ作り、正確さ・誠実さ、気配り・心配り」に加え、患者さま一人ひとりに向き合い、頼りにされるために必要である「聴き出し力」「提案力」「患者さま情報活用力」の要素が応対の中にバランスよく含まれているかが主な評価項目となりました。
■優秀な発表を表彰
すべての演題・ロールプレイ終了後、審査員による厳正なる審査に加え、「オーディエンス賞」選出のため聴講者全員参加による投票を行いました。
学術大会では各部門「社長賞」と「オーディエンス賞」1名ずつ、ロールプレイ大賞では各部門「最優秀賞」「優秀賞」1名ずつに加え全出場者の中から「オーディエンス賞」1名が選出されました。
日本調剤では、薬局スタッフが互いに専門性を磨き合い、さらなるレベルアップを図るとともに、今後の地域医療に貢献できる人材育成に注力していきます。
【日本調剤グループについて】 https://www.nicho.co.jp/brand/
日本調剤グループは、すべての人の「生きる」に向き合う、という揺るぎない使命のもと、調剤薬局事業を中核に、医薬品製造販売事業、医療従事者派遣・紹介事業、情報提供・コンサルティング事業を展開する、多様な医療プロフェッショナルを擁したヘルスケアグループです。医療を軸とした事業アプローチによる社会課題解決を通じて持続可能性を追求し、すべての人の「生きる」に貢献してまいります。
【日本調剤株式会社について】 https://www.nicho.co.jp/
1980年の創業以来、一貫して国の健康保険制度を支える調剤薬局のあるべき機能・役割を全うすべく「医薬分業」を追求し、調剤薬局展開を積極的に行っています。現在では、全都道府県に調剤薬局を展開し約4,000名の薬剤師を有する、日本を代表する調剤薬局企業として評価を得ています。また、ジェネリック医薬品の普及や在宅医療への取り組みだけでなく、早くからICT投資を積極的に進めており、超高齢社会に必要とされる良質で革新的な医療サービスの提供を行ってまいります。
すべての画像