ヘラルボニー、JALとの業務提携を締結
DE&I推進に向け、ひとりひとりが多様性を尊重し合える社会を目指す
■業務提携に至った背景
ヘラルボニーとJALは、互いの企業理念に共鳴し、2021年12月に初めて協業の取り組みとして羽田空港の「廃材アート展」を開催して以来、2022年1月には青森県三沢空港のアートラッピング、2023年8月からは国際線エコノミークラスの機内食「未来に残す機内食“RED à table”」のスリーブへ全12種のアート作品を起用するなど、障害のある異彩アーティストの才能を披露する場を国内外のさまざまな場所に設けることで、人々に旅先で新しい価値観と「つながる」機会を生み出し、障害のイメージ変容へと繋げていくための数多くの共創の取り組みを重ねてまいりました。
また、JALグループでは、2021~2025年度の中期経営計画ローリングプラン2023のなかで、サステナブルな人流・商流・物流を創出し、「移動・つながり」を生み出すことで社会課題を解決していくとし、ESG戦略を経営における最上位の戦略に位置づけています。さらに、8つの重要課題の一つとして「多様性によるレジリエンス」を掲げ、多様な人・文化・価値観、行動様式が尊重され、新たな価値が生み出される社会の構築を目指しています。そのような背景で、当社との業務提携の締結が実現いたしました。
これによって、ヘラルボニーとJALは、これまでのモノ・場所におけるコラボレーションをさらに拡張し、国内および海外におけるさまざまな「つながり」を創出することで、”ちがいにリスペクトを”というヘラルボニーの思想を伝え、障害に対するイメージ変容とひとりひとりが多様性を尊重し合える社会の実現を目指してまいります。
■展開予定サービス
国際線ファーストクラス、ビジネスクラスでの機内アメニティの提供
JALの国際線新機材A350-1000導入時(年内予定)より、国際線ファーストクラス、国際線ビジネスクラスクラスで提供する機内アメニティにヘラルボニーの契約アーティストのアートで彩られたオリジナルポーチ全10種が登場します。国際線ファーストクラスには、「ZERO HALLIBURTON」とのコラボレーションポーチを全4種類(4タイプ×1柄)、国際線ビジネスクラスには、6名のアーティストの作品を起用したヘラルボニーオリジナルポーチ全6種類(2タイプ×3柄)を提供いたします。また、内容品を包む袋には紙を使用するなど、新規石油由来プラスチックからの脱却を深化させます。
【起用アーティスト】
・土屋 康一 / Koichi Tsuchiya、unico / はじまりの美術館(福島県)
・藤木 敦仁 / Atsuhito Fujiki、やまなみ工房(滋賀県)
・渡邊 富弘 / Tomohiro Watanabe、さふらん生活園(愛知県)
・森 啓輔 / Keisuke Mori、希望の園(三重県)
・佐々木 早苗 / Sanae Sasaki、るんびにい美術館(岩手県)
・marina、個人(東京都)
・GAMON、個人(広島県)
【サービス概要】
・提供期間:JALの国際線新機材A350-1000導入時(年内予定)
・対象路線:A350-1000運航便(ニューヨーク線)。他機種にて運航するヨーロッパ、アメリカ(ハワイ・グアム線を除く)、カナダ、オーストラリア線にも順次展開予定。
【アメニティ内容】
歯磨きセット、耳栓、アイマスク、ポケットティッシュ、USB充電ケーブル(USB Type-C/Lightning)、スマートホンスタンド
※国際線ファーストクラス提供の「ZERO HALLIBURTON」コラボレーションポーチの詳細は後日、弊社のXアカウント(@heralbony_corp)にてお知らせします。
※アメニティキットはランダムで配布されます。アートをお選びいただくことはできませんのでご了承ください。
JALファーストクラスラウンジ内のJAL’s SALONにコラボレーションカップが登場
JALファーストクラスラウンジ内のJAL’s SALONにおいて、ヘラルボニー契約アーティスト渡邊 昌貴氏のアートが施されたコラボレーションカップでのハンドドリップコーヒーの提供を実施します。出発前のひとときを優雅に過ごす時間のなかで、アートを通じた新しい価値観と出会える体験をお届けします。こちらのアートコーヒーカップは、今後 JALショッピング JALMall店(https://ec.jal.co.jp/shop/c/c0002/)で販売開始予定です。
【起用アーティスト】
・渡邊 昌貴 / Masaki Watanabe、多夢多夢舎中山工房(宮城県)
【サービス概要】
・提供期間:JALの国際線新機材A350-1000導入時より(年内予定)
・場所:羽田空港 第3ターミナル羽田空港国際線 JALファーストクラスラウンジ内のJAL’s SALON
特別ショートムービーを機内コンテンツとして配信
JALの機内エンターテインメントの配信コンテンツとして、このたびのJALとヘラルボニーによる共創への想いをお伝えするオリジナルムービーを配信いたします。ヘラルボニーの創業者である双子の松田崇弥・文登の故郷の岩手を訪れ、創業のきっかけとなった4歳上の兄で重度の知的障害のある自閉症の翔太さんにも登場いただきました。
ーコンセプトー
「Beyond」
社会に存在する障害が、この世界を隔てている。
空の上では、国境がないという。
わたしたちは羽ばたきながら、
そして軽やかに、障害をこえていく。
・提供期間:2023年11月より公開予定
・対象路線:JALの国内線・国際線
【映像制作スタッフリスト】
クリエイティブディレクター:桑山知之(ヘラルボニー)
プランナー:大門倫子(ヘラルボニー)
プロデューサー:青山エイミー
監督/撮影/編集:今福薫
カメラアシスタント/録音:アイス・エリョソ
サウンドミキサー:ロバート・オスティアク
制作会社:ウメフィルムズ
以上
【株式会社ヘラルボニー概要】
ヘラルボニーは「異彩を、 放て。」をミッションに掲げる、福祉実験カンパニーです。
国内外の主に知的な障害のある作家と契約を結び、2,000点を超える高解像度アートデータの著作権管理を軸とするライセンスビジネスをはじめ、作品をファッションやインテリアなどのプロダクトに落とし込む、アートライフスタイルブランド「HERALBONY」の運営など、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開しています。これらの社会実装を通じて「障害」のイメージ変容と、福祉を起点とした新たな文化の創造を目指します。社名である「ヘラルボニー」は、知的障害のある両代表の兄・松⽥翔太が7歳の頃⾃由帳に記した謎の⾔葉です。「⼀⾒意味がないと思われるものを世の中に新しい価値として創出したい」という意味を込めています。
会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.
所在地:岩手県盛岡市開運橋通2-38
代表者:代表取締役社長 松田 崇弥、代表取締役副社長 松田 文登
コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp
ブランドサイト:https://store.heralbony.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像