インテージ、ゴールデンウィークに関する自主企画調査結果を公開

予定が「まったく決まっていない」人が約半数も! ― “予定流動派”の取り込みで消費拡大も狙えるか ―

株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚純晃、以下:インテージ)は、 ゴールデンウィークに関する意識調査を実施しましたので、その結果をご紹介します。
ゴールデンウィークがいよいよ1週間後からスタートします。今年は、5月1日と2日は平日ですが、うまく休むことができれば「9連休」と大型連休。天候は晴れの日が多く、気温も平年より高めの予想となっています。爽やかな陽気のもと初夏のお出かけを楽しむことができそうですね。
長期の休暇は、消費や旅行が活発になるなどの経済効果を期待できます。
みなさんはどのようなゴールデンウィークを過ごす予定なのでしょうか。今年の動向を調査すべく、一般有職者の方に意識調査を実施しました。

[ポイント]
◆ゴールデンウィーク期間中の「最大連休日数」は暦通りの「5連休」が最も多く3割。「9連休」は1割程度

◆ゴールデンウィークを目前にして、予定がまったく決まっていない人が半数!そのうち半数は予定を「いつ考えるかもわからない」と流動的な回答。アプローチ次第では、消費拡大も

◆ゴールデンウィーク中の予定を決めている人の過ごし方は、「ショッピング」「外食」など、“近場への外出”が上位。節約志向のプチ消費がトレンドに
 



【調査結果の詳細】
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やっぱり「9連休」は難しい!?「最大連休日数」は「5連休」が最多
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まずは、今年のゴールデンウィークは何日くらいお休みするのか「休日数」と「最大連休日数」について聞いてみました。すると、「休日数」については最多が「5日」で18.6% 、次いで暦通りの「7日」が17.5%という結果に。また、「最大連休日数」については、暦通りの「5連休」が最も多く32.8%、次いで「3連休」が12.1%と続き、平日にお休みを取って「9連休」の長期休暇をとる人は少ない傾向となりました。

Point:
「最大連休日数」は暦通りの「5連休」が最も多く3割。「9連休」は1割



【図表1】ゴールデンウィークは、何日休む予定か?(ゴールデンウィーク前後に休日の予定がある場合はそれらも含めて)


(※最大連休日数:ゴールデンウィーク期間中の最も長い連休の日数)

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定がまったく決まっていない人が半数企業はアプローチ次第でまだ取り込める層も!
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それでは、ゴールデンウィークに「休日がある」と答えた人たちはどのように過ごすのでしょうか。まずは、「予定は決まっているのか」について聞いてみました。
すると、ゴールデンウィーク目前にも関わらず、予定が「決まっている」人は12%で、「まったく決まっていない」人は47%と全体の半数近くを占めるという結果となりました。性年代別では、予定が「まったく決まっていない」人は男性40~50代、女性50代で50%超と、上の年代では比較的多い傾向となりました。

【図表2】ゴールデンウィークの予定は決まっているか?


【図表3】ゴールデンウィークの予定は決まっているか?(性年代別)



また、一部でも予定が「決まっている」人に、「いつから予定を考え始めたのか」を聞くと、今年の3月頃に考え始めた人が20.8%と最も多い一方で、「昨年のうちから考え始めた」“しっかり派”も1割弱存在することが分かりました。
次に、予定が「まったく決まっていない」人に、「いつから予定を立てるのか」を聞いてみると、いつ考えるか「わからない」“そのうち派”が過半数を占め、「当日~数日前に考え始める」“直前検討派”も 25.7%存在。実に9割以上の人がまだ何も予定を考えておらず、流動的であることがわかりました。
娯楽やレジャー、外食などへの出費増を通じて経済効果をもたらす可能性があるゴールデンウィーク。こうした予定が流動的である層に対して積極的にアプローチし、うまく消費に取り込むことができれば、企業側にとっては絶好のビジネスチャンスとなりそうです。

【図表4】ゴールデンウィークの予定はいつから考え始めたか?考え始めるか?



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節約志向がトレンド?やりたいことは「ショッピング」「外食」など近場への外出が主流に
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つづいて、ゴールデンウィークに「休日がある」と答えた人のうち、一部でも予定が「決まっている」人たちに、「何をして過ごすのか」について聞いてみました。すると、「ショッピング」(29.5%)、「外食」(25.3%)など近場への外出が上位にあがりました。 また、旅行を予定している人は、「国内旅行(泊りがけ)」が2割、「国内旅行(日帰り)」が1割程度で、「海外旅行」は2.4%にとどまりました。泊りがけの遠出などで散財をするのではなく、時間的に普段はなかなかできないこと、ちょっとしたイベントやプチ消費を行う人も多くいることがわかります。

Point:
・予定していることは「ショッピング」「外食」など、“近場への外出”が上位に
・旅行は「国内旅行(泊りがけ)」が2割、「国内旅行(日帰り)」が1割程度。「海外旅行」は2.4%に


【図表5】ゴールデンウィークは何をして過ごす?


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もはや「GW行楽、外出」ではない?「終日自宅で過ごす」日を決めている人が半数も     
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次に、「休日がある」と答えた人たちに、ゴールデンウィーク期間中どこへも行かずに自宅で過ごす予定の「日数」について聞いてみました。すると、「1日以上自宅で過ごす日がある」と回答した人が4割を超えました。また、「5日間休む」予定の人では平均2.9日、「7日間休む」予定の人では平均3.7日を、「自宅で過ごす日」にあてようとしていることがわかりました。一般的に「連休=行楽、外出」と考えがちですが、比較的長期間の休みをとる人でも、数日は自宅で過ごす予定にしていることがわかります。

Point:
・「終日自宅で過ごす日」がある人が半数も!
・終日自宅で過ごす日数は、5日休む人で平均2.9日、7日休む人で平均3.7日



【図表6】「終日自宅で過ごす日」は何日くらい?

【図表7】「終日自宅で過ごす日」は何日くらい?(休日数別)



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自宅での過ごし方は男女ともにリラックス傾向「家事」は既婚女性で一位に!
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では、「終日自宅で過ごす日」は、一体どのように過ごすのでしょうか。
最後に、「終日自宅で過ごす日」を1日以上作る予定の人に、自宅での過ごし方について聞いてみました。すると、全体では「テレビやDVDを観る」(61.4%)、「ゴロゴロする・寝る」(59.1%)などが上位にあがり、疲れた体を休めてリラックスの時間にあてる様子がうかがえます。具体的には、「録りためていたドラマを見る」、「普段の目覚ましをとめて昼過ぎまで寝る」などの声があがりました。一方で、「部屋の掃除・洗濯などの家事をする」や「家族・子どもと過ごす」と答えた人も一定数おり、普段はなかなかできない家事や家族サービスに時間にあてたいと望む傾向も見られます。
なお、男女・未既婚別に上位5つを見てみると、「家事をする」は既婚女性では60.8%と最も高いのに対し、既婚男性では25.2%でランク外になっています。「年末にできなかった大掃除」や、「普段は掃除しない押入れの整理」、「洋服の衣替え」など、時間があるタイミングで家事に集中したい女性が多いという結果になりました。また、既婚男性で比較的高い「インターネットをする」は、既婚女性では低い結果となりました。自宅で過ごす日の予定が男女間で異なる、注目の結果です。ご家族で楽しく円満な休日とするために、ぜひとも頭に入れておきたい情報です。

Point:
・自宅での過ごし方は、「テレビやDVDを観る」「ゴロゴロする・寝る」などリラックス傾向
・「家事」は既婚女性で高い一方、既婚男性ではランクインせず。男女で異なる結果に!



【図表8】自宅で過ごす日は何をする?

【図表9】自宅で過ごす日は何をする?(男女未既婚別)

【図表10】自宅で過ごす日は何をする?(自由回答)



2日休めば9連休と比較的大型連休もとりやすい今年のゴールデンウィークですが、その過ごし方については、「ショッピング」「外食」など、近場への外出やプチ消費が目立ちました。また、半数以上の人が「自宅で過ごす日」を作ることを決めており、「GW=行楽、外出」という考えは、もはや主流でなくなっていることがうかがえます。自宅での過ごし方も「テレビを観る」や「ゴロゴロする」などリラックス傾向が目立ち、全体的に「動」ではなく「静」的な過ごし方が強い印象です。
また、ゴールデンウィークに何をするか決まっていない人が、現時点でも半数もおり、さらにそのうち約半数の人たちは、いつから予定を立てるかも決まっていません。娯楽やレジャー、外食などへの出費増を通じて経済効果をもたらす可能性があるゴールデンウィーク。予定が流動的である層に対して積極的にアプローチし、うまく取り込むことができれば、企業側にとっては売上拡大も見込めるプラスの要素も垣間見えました。

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本レポートに使用した当社調査データについて
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インテージのネットリサーチによる自主企画調査データ
調査地域:京浜エリア(一都三県:東京、神奈川、千葉、埼玉)
対象者条件:20-59 歳の有職男女※
※「会社員」「会社役員・管理職」「公務員・団体職員」「自営業」「専門職」「派遣・契約社員」「パート・アルバイト」のいずれかの職業に該当する人を、本調査では「有職」と定義する
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代別の有職者の構成比にあわせてウェイトバック集計
標本サイズ:1600s
調査実施時期:2017年4月7日(金)~2017年4月11日(火)
**インテージのネットリサーチはマルチデバイス対応済み。PC でもスマホでも操作性がよく、回答傾向への影響を抑えています。**


【株式会社インテージ】 https://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚純晃)は、「Create Consumer-centric Values ~お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援して参ります。

【報道機関からのお問い合わせ先】 
■株式会社インテージ 広報担当:西澤(にしざわ)/石渡(いしわた) 
TEL:03-5294-6000 
サイト「お問い合わせフォーム」 https://www.intage.co.jp/contact/

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■株式会社インテージ マーケティングプラットフォーム推進本部
担当:久内(くない)
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ビジネスカテゴリ
マーケティング・リサーチ
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会社概要

URL
http://www.intageholdings.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都 千代田区神田練塀町3番地 インテージ秋葉原ビル
電話番号
03-5294-7411
代表者名
仁司 与志矢
上場
東証1部
資本金
16億8140万円
設立
1960年03月