コロナへの不安度は低下 若い世代の支出意欲は旺盛 我慢していた「レジャー・旅行」、将来のための「貯蓄・投資」にお金を使いたい
- 2021年9月 新型コロナウイルス生活影響度調査(支出編)-
■調査結果
【新型コロナウイルスに対する不安・ストレス度】
定点指標の「直近1週間の不安度」は9p減の37%、「将来に対する不安度」は4p減の50%、「直近1週間のストレス度」は、微減の44%といずれも先月より減少。特に「不安度」の減少は顕著である。<図1>項目別の不安度も、「重症患者増加による病床逼迫」は7p減、「終息時期が見えない」「モラルや治安の悪化」「新型コロナウイルスの治療法がみつかっていない」は4p減であり、ほぼ全項目において減少した。<図2>ワクチン接種率の向上、感染者数減少などから「不安度」は大きく下がったものの、全国的に行動制限の要請は続いている時期でもあり「ストレス度」の低下はわずかであった。
【支出の増減・支出欲求の変化】
コロナ禍の支出の実態・意識について聴取した。コロナ禍以降、支出が「とても+やや増えている」は29%。また、現在”お金を使いたい””何かを買いたい”気持ちは、「とても+やや強くなっている」が25%であり、支出への意欲がうかがえる。性年代別にみてみると、女性20代・40代の支出が増加。支出欲求は、男女ともに20代、女性30代の若い世代で高い。一方、コロナ禍で支出に関して経験したことでは、「大量に買いだめしてしまった」が女性30代、「普段買わないものを買ってしまった」は女性20代、「現実逃避での支出が増えた」は女性20~30代で高い結果であった。若年層のなかでも特に女性は、現在も今後も支出に前向きといえる。 <図3>
【項目別支出の増減・支出意向】
項目別の支出では、コロナ禍で「光熱費」「食生活」「育児・子供の教育」が増加。「人との付き合い」「レジャー・旅行などの趣味」が大幅に、次いで「衣服や化粧」「交通費」の支出が減っている。現時点の支出を今後どのようにしたいか聴取したところ、全般的に節約意向がやや強いものの「レジャー・旅行などの趣味」「貯蓄・投資」には”もっとお金をかけたい”気持ちが強かった。逆に”もっと節約したい”のは「光熱費」「通信費」「食生活」である。在宅勤務やオンライン授業などで増えた支出を趣味や娯楽または将来を見据えた貯蓄や投資にシフトしていきたい様子がうかがえた。<図4>
【気になる商品・サービス】
最近気になる商品やサービス(自由回答)では、我慢の限界もあり、「トラベルズー」など旅行関連、ワーケーションやおこもり需要の「HafH」「ホテルのサブスクリプション」、全国の廃棄前のパンが購入できる「rebake」、フードロスを考慮した「エシカル商品」の購入、店頭で見られるようになった「PCR検査・抗原検査キット」、長引くマスク生活を考慮した化粧品「ティントリップ」「マイクロニードルパッチ」などがあがっている。<図5>
■レポート項目一覧
□ 属性設問 (性別/年代/居住地/婚姻状況/子ども有無/ 同居家族/同居子ども/世帯年収/職業)
□ 調査結果トピックス(時系列比較まとめ・トピックスまとめ)
▼第1章 不安・行動の変化、ストレスについて
□ 直近1週間の不安度/将来の不安度/ストレス度
□ 現在の気持ち、項目別の不安度
□ 直近1週間と流行前との行動変化度合い、外出頻度、外出目的
□ 直近1週間に実施したこと/習慣化しそうなこと/現在困っていること
▼第2章 コロナ禍における支出意識・行動について
□ コロナ流行前と比較した支出の増減と支出への欲求の変化
□ 買い物に対する意識や行動の変化
□ コロナ流行前と比較した分野別の支出変化と今後の支出意向
□ コロナ流行以降に支出で経験したこと
□ コロナ流行下でのライフイベントの実施・高額商品購入について
□ 主な支払い方法(キャッシュレス化の現状)
□ 気になる商品・サービスとその理由
▼参考資料(調査結果詳細)
□ 各項目の詳細分析
□ 新規感染者数推移×調査期間 など
◆レポートのダウンロードはこちらから
https://www.cross-m.co.jp/report/health/20211004corona/
■調査概要
調査手法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~69歳の男女
調査期間 : 2021年9月24日(金)~9月26日(日)
有効回答数 : 本調査2,500サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
■会社概要
会社名 : 株式会社クロス・マーケティング http://www.cross-m.co.jp/
所在地 : 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
設立 : 2003年4月1日
代表者 : 代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
事業内容: マーケティングリサーチ事業
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
広報担当 : マーケティング部
TEL : 03-6859-1192
FAX : 03-6859-2275
E-mail : pr-cm@cross-m.co.jp
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