京都芸術大学と大創産業の産学連携プロジェクト第3弾。最終審査を経て、推し活、サウナ、アイデア商品など、学生が考えた案を商品化、来年度からDAISOで発売予定。
京都芸術大学プロダクトデザイン学科の2・3年生15人が、「日常生活の中でお客様ニーズを見出した新商品」をテーマに1人50点のアイデアを提出、学内選考で絞り込まれた、推し活やサウナを楽しむための商品、日用品をコンパクトに持ち運ぶアイデア商品などの30点について最終審査が行われました。審査項目は、世の中のニーズを捉えているか、学生らしい視点があるか、既存品になくDAISOの商品として販売できるか、検証データの信憑性などで、審査には、大創産業商品本部バイヤー、デザイン課から17人、京都芸術大学芸術学部プロダクトデザイン学科教員北條崇が参加しました。
大創産業商品本部商品5部部長の小池正浩氏は「今年も学生の皆さんに多くの努力とチャレンジをいただいたことを大変嬉しく感じているとともに、大創産業、バイヤーへもよい刺激をいただき感謝しています。最終選考の作品は、世の中のニーズ、日常生活のストレスなどをしっかり捉え、どう解消するかを考えた多くのアイデアから絞り込まれているだけに、大変精度が高いと感じました」と述べています。デザインが商品に与える付加価値について再認識し、付加価値が高い商品をお客様に提供できることを期待しています。
京都芸術大学 教員北條崇は、「本学は“芸術教育の社会実装”を掲げ多くの企業と産学連携授業に取り組んでいます。その中でも大創産業との取り組みは3回目と長く続けさせてもらい資産となっています。さらに大創産業側にメンターとして卒業生がいて、現場(店舗)の生の声などを聞かせてもらえることは貴重で、大変感謝しています。今後も長く続けられたら」と語っています。
参加した学生は、以下のようにコメントしています。「市場のリサーチをすればするほど、差別化が難しいと感じた(2年生 救仁郷(くにごう)さん)」「ある程度自分が作りたいものを作れる自由度があるが、お客様目線かつ価格を合わせていくなかで、魅力を落とさず商品化するのが難しかった。プレゼン先が企業ということで、学内で行うものとは別のアプローチでプレゼンする経験が、2年生の今できたのは貴重な機会となった(2年生 鈴木さん)」と話しています。
産学連携プロジェクトの目的と経緯
京都芸術大学と大創産業は、次代を担う学生への実践的な学びの機会の提供と、DAISO新商品の開発を目的に、産学連携プロジェクトを2017年に開始、大創産業商品部と連携しながら、商品の構想、開発、デザインに取り組んでいます。1回目の2017年には7点、2回目の2021年には75点が商品化されました。これまでの産学連携プロジェクト参加者から3人が大創産業へ入社し、店舗運営などで活躍しています。
株式会社大創産業について
大創産業は「だんぜん!ダイソー」をスローガンに、生活必需品から趣味趣向品まで生活を豊かにする商品約76,000点を取り扱っています。「DAISO」、「Standard Products」、「THREEPPY」を3本柱とし、2023年2月現在、日本を含む世界27の国と地域に6,451店舗展開しています。(国内4,139店、海外2,312店。うち、DAISOは国内3,758店、海外2,288店)
毎月約1,200種類の新商品を開発し、売上げは5,891億円となっています。(2022年3月から2023年2月末)
所在地:広島県東広島市西条吉行東1丁目4番14号
https://www.daiso-sangyo.co.jp/
学校法人瓜生山学園京都芸術大学
12学科22コースからなる国内最大規模の総合芸術大学です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に“社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
学科編成:12学科22コース
在籍者数:3,976名(芸術学部 正科生、2023年5月現在)
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