部下の離職・休職の予兆、4割以上の管理職が把握できず。最大の要因は「自身の業務過多」だった。
~「現代の管理職が抱えるチームマネジメント課題の実態調査レポート」を公開~
すべての企業をウェルビーイング企業にアップグレードすることを目指す、株式会社PHONE APPLI(本社:東京都港区、代表取締役社長:大林 春彦)は、大企業(従業員1,000名以上)で部下を5名以上マネジメントしている管理職110名を対象に実施した、「現代の管理職が抱える『チームマネジメント』の課題に関する実態調査」の結果についてお知らせします。
調査レポートのダウンロードはこちら:https://go.phoneappli.net/managementresearch

■調査背景
プレイングマネージャーとして自身の業務も抱える多くの管理職は、その業務量の多さから、部下一人ひとりのケアに十分な時間を割けていないのが現状です。結果として、部下の小さな変化のサインが見過ごされ、突然の休職や離職につながってしまうケースは後を絶ちません。本調査は、調査データをもとに現代の管理職が抱える課題を浮き彫りにし、具体的な解決策を探るために実施しました。
■調査結果サマリー
①部下の離職・休職の予兆、4割以上が事前に把握できず
直近半年間に部下の離職・休職を経験した管理職のうち40.8%が、「予兆に気づいたのは直前だった」(22.4%)または「予兆を把握できていなかった」(18.4%)と回答しました。その一方で、同調査では約8割の管理職が、普段から「優先的にケアするメンバー」を「特定できている」または「概ね特定できている」と回答しており、自己認識と実態との間に乖離があることがうかがえます。

②部下の状態把握を妨げる最大の要因は「自身の担当業務が多すぎること」
部下の状態把握を難しくしている要因について尋ねたところ、60.9%が「自分の担当業務が多すぎる」と回答し、最多となりました。この結果は、問題が管理職個人の能力や意欲ではなく、部下と向き合う時間が取りにくいという「時間的・構造的な課題」であることを示唆しています。

③管理職の約半数が、純粋なマネジメント業務に週5時間未満しかかけられていない
純粋な「マネジメント業務」に充てている時間を尋ねたところ、「週5時間未満」(「2時間未満」18.2%、「2~5時間未満」27.2%の合計)であるとの回答が45.4%に上りました。多くの管理職が自身の担当業務を抱え、部下と向き合うための時間を十分に確保できていない実態が明らかになりました。

■まとめ
今回の調査で、多くの管理職が自身の担当業務を抱えるプレイングマネージャーであり、部下と向き合うための時間を十分に確保できていない実態が明らかになりました。その結果、約4割が部下の離職や休職の予兆を事前に把握できておらず、その最大の要因が「自身の業務過多」であることも判明しました。この課題は管理職個人の能力や意欲の問題ではなく、部下の本音と向き合う時間が取りにくいという構造的な問題であると言えます。組織全体の生産性を向上させるためには、多忙な管理職の負担を増やさずに、部下一人ひとりの状態をデータに基づいて可視化し、適切なフォローを支援する仕組みを構築することが不可欠です。
■調査レポートのダウンロードはこちら
全9問の設問と詳細な分析をまとめたレポートを、以下よりダウンロードいただけます。
※調査レポートのダウンロードはこちら:https://go.phoneappli.net/managementresearch
■調査概要
調査名称:現代の管理職が抱える「チームマネジメント」の課題に関する実態調査
調査日:2025年9月9日
調査対象:以下の条件をすべて満たす者
・従業員数1,000名以上の企業に勤務している
・部下を5名以上マネジメントしている主任(マネージャー)以上の管理職110名
有効回答数:110
調査機関:自社調査(調査委託先:株式会社IDEATECH)
調査方法:オンラインアンケート
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社PHONE APPLI」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
《「ManejaS」について》

ManejaSは、多忙な現場マネージャーが部下の状況を把握しきれないという「見えない課題」に着目し、それを解消するピープルマネジメントシステムです。サーベイとAIによるデータ分析により、離職や休職の予兆を早期に検知し、フォローが必要なメンバーを見つけ出します。また、検知された課題に対して、各メンバーの状態に応じた最適なフォローガイドが提示されるため、マネージャーは再現性の高い、効果的なアクションが可能になります。さらに、メンバーには個人特性や状態に合わせたアドバイスを提示するため、マネージャーの負担を軽減しながら、自律的な成長を促進し、エンゲージメントの向上にも貢献できます。これらの機能を通じ、一人ひとりが主体的に課題を解決し成長できる「自律した組織」の実現を支援します。
「ManejaS」について詳しくはこちら
https://lp.phoneappli.net/managersupport
《株式会社PHONE APPLI会社概要》
代表取締役社長 :大林 春彦
所在地 :〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目3番13号 ヒューリック神谷町ビル8階
設立 :2008年1月
資本金 :398,365,710円
業務内容 :PHONE APPLI PEOPLE(組織を強くするコミュニケーションポータル)等クラウドサービスの企画・開発・販売、アプリケーション開発・販売(Microsoft、Cisco、Salesforce等の連携アプリケーション)、ウェルビーイング経営のコンサルティング事業、各種IP-PBX対応アプリケーションの開発・運用
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