【ホテルオークラ東京】完璧を追い求めたフランス料理界の巨人の本格評伝が誕生

『ホテルオークラ総料理長 小野(おの)正吉(まさきち)-フランス料理の鬼と呼ばれた男』4月18日(金)柴田書店よりついに刊行!

この度、4月18日(金)柴田書店より『ホテルオークラ総料理長 小野正吉―フランス料理の鬼と呼ばれた男』がついに刊行されます。ホテルオークラ東京がこれまで「伝統」と表現してきた料理、味の源流がどのように創造されたのか、小野正吉の人生とともに紹介されます。

ホテルオークラ総料理長 小野正吉-フランス料理の鬼と呼ばれた男
序章  アメリカを知り、超えようとした伊達男たち
1、小野正吉と石津謙介
2、大倉喜七郎と野田岩次郎
第2章 小野の半生、ホテルオークラ入社まで
3、戦前の修業時代
4、「東京ニューグランド」とフランス語
5、小野と戦争
6、戦後の苦労と米軍病院
7、「アラスカ」「コックドール」から「日比谷アラスカ」へ
8、日本のフランス料理小史
第3章 ホテルオークラ総料理長への道
9、海外研修
10、欧米研修から帰国
11、調理場の戦い
12、レシピのスタンダ―ド
13、権力闘争
14、小野の仕事
15、テレビ出演
16、最終戦争
17、小野とフランス料理
18、小野と辻静雄
19、小野の晩年
第4章 一個人、小野正吉の素顔
20、小野の人柄
21、小野の家族

定価:1,728円(税込)、体裁:四六版約300ページ
出版社:柴田書店、協力:小野家
販売:ホテルオークラ東京ギフトサロン(別館地下1階)、全国主要書店、Amazon

小野正吉、フランス料理の鬼と呼ばれた所以

一片の妥協も許さない。意に染まねばスープから作り直す。片時もメモを手放さずにフランス語で料理構想ノートをまとめ、スタッフにも同様のノート提出を求める。そんな厳しい姿勢から「フランス料理の鬼」と呼ばれた小野正吉(1918~1997)。高度経済成長とともに急速に裾野が広がり、発展してきた日本のホテルやレストランの世界。その大きな流れの中で、日本における「西洋料理」を本格的な「フランス料理」へと高めたのが、総料理長 小野正吉でした。大正生まれの小野は、東京倶楽部、東京ニューグランドといった戦前の名店で修業し、見習いの時代からフランス語の料理書に親しみ、総料理長就任後もポール・ボキューズ、ジョエル・ロブションなどフランス人シェフたちを招聘・交流し、その精神とテクニックに触れてきました。パリ在住時に小野シェフと交流し、『東京フレンチ興亡史』『フレンチの達人』など数多くの著書を通じて日本におけるフランス料理の受容・発展を見つめてきた著者が、人間・小野正吉をクローズアップします。秘蔵写真や自筆レシピ、同僚たちの証言などの資料を駆使し、「執念の人」であった氏の実像に迫ります。

<小野正吉 経歴(1918~1997)>
1918年生まれ。1936年(株)ホテルニューグランド入社。ブリヂストンアラスカ、コックドール等を経て、1961年大成観光(株)(現:(株)ホテルオークラ)調理部次長に就任。その間、フランス・アメリカのホテルにて研修。1969年ホテルオークラ取締役調理部長(総料理長)、1981年ホテルオークラ常務取締役(総料理長)、1989年ホテルオークラ専務取締役(総料理長)に就任。1997年3月6日逝去。

<主な受賞>
1978年フランス農事勲章シュヴァリエ章、1979年ベルギー・スペイン協会勲四等章、1980年日本食文化アカデミー金賞、1981年運輸大臣賞、1982年労働大臣卓越技能賞、1983年黄綬褒章、1988年フランス農事勲章オフィシエ章、1989年文化庁長官表彰、日本食生活文化財団功労賞、1990年勲四等端宝章、1995年フランス国家功労シュヴァリエ勲章。

※発売を記念して、4月15日(火)より別館ロビーにて小野正吉のパネル展示を行います。


<著者:宇田川悟氏>
1947年、東京都生まれ。作家。早稲田大学政治経済学部卒業。フランス政府農事功労章シュヴァリエを受章、ブルゴーニュワインの騎士団、シャンパーニュ騎士団、コマンドリー・ド・ボルドー、フランスチーズ鑑評騎士の会などに叙任。著書に『食はフランスに在り』(小学館ライブラリー)、『パリの調理場は戦場だった』(朝日新聞社)、『ニッポン食いしんぼ列伝』(小学館)、『ヨーロッパワインの旅』(ちくま文庫)、『フランス美味の職人たち』(新潮社)、『欧州メディアの興亡』(リベルタ出版)、『フランスはやっぱりおいしい』(TBSブリタニカ)、『フランスワイン紀行』『ヨーロッパ不思議博物館』『書斎の達人』『フランス料理二大巨匠物語―小野正吉と村上信夫』『書斎探訪』(以上、河出書房新社)、『最後の晩餐――死ぬまえに食べておきたいものは?』(晶文社)、『フレンチの達人たち』(幻冬舎文庫)、『フランスワイン、とっておきの最新事情』(講談社+α文庫)、『フランス料理は進化する』(文春新書)、『VANストーリーズ――石津謙介とアイビーの時代』(集英社新書)、『吉本隆明「食」を語る』(共著、朝日文庫)、『超シャンパン入門』『東京フレンチ興亡史―日本の西洋料理を支えた料理人たち』(以上、角川oneテーマ21)など多数。4月に、晶文社より『料理人の突破力―石鍋裕・片岡護・小室光博が語る仕事と生きかた』を刊行。
訳書に『旅人たちの食卓―近世ヨーロッパ美食紀行』『フランス料理と美食文学』(以上、平凡社)、『カトリーヌとパパ』(講談社)、『父親はなぜ必要なのか?』(小学館)などがある。


【ホテルオークラ東京について】
穏やかで安らぎに満ちた、日本ならではのおもてなしのスタイルを表現した本館ロビー。それは、時を越えて輝きを放つ「和の伝統美」の結晶です。伝統を大切にしながらも常に最高の味を求めて前進する料理、癒しや寛ぎを追求した様々なタイプの客室。時代に流されない確かな品位と新しいスタイルが絶妙に交差した本物のオリジナリティが溢れるホテルです。

〒105-0001
東京都港区虎ノ門2-10-4
TEL:03-3582-0111(代表)
アクセス:東京都メトロ銀座線・虎ノ門駅、日比谷線・神谷町駅、南北線・六本木一丁目駅 ※いずれも徒歩10分以内
webサイトURL:www.hotelokura.co.jp/tokyo

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ホテル・旅館
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会社概要

URL
https://www.okura-nikko.com/ja/okura/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門2-10-4
電話番号
03-4400-0632
代表者名
大倉 喜久彦
上場
未上場
資本金
42億7200万円
設立
2015年10月