千葉事業所で国内初の混合プラスチックを含む廃プラスチックリサイクルの実証検討を開始

油化技術と石油精製・石油化学装置を活用し、廃プラのリサイクルチェーン構築へ

 出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木藤 俊一、以下 当社)は、環境エネルギー株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役:野田 修嗣、以下 環境エネルギー社)と、当社千葉事業所(所在地:千葉県市原市、所長:荒木 伸二)における廃プラスチックリサイクル事業の実証検討に合意しました。本実証は、環境エネルギー社の廃プラスチック分解技術と千葉事業所の石油精製・石油化学装置を活用し、従来の技術では再生困難だった混合プラスチックのリサイクルを目指すもので、年間1.5万トンの廃プラスチックの再資源化を目標に、国内初の廃プラスチックのリサイクルチェーン構築を推進します。

実証で目指す廃プラスチックのリサイクルチェーン実証で目指す廃プラスチックのリサイクルチェーン

※HiCOP(ハイコップ)技術:HiBD研究所・藤元所長(東京大学・北九州市立大学名誉教授)が発明した特許技術である「触媒による接触分解方式」を指します。


 当社グループと環境エネルギー社は、環境省の「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」事業として、廃プラスチックの油化リサイクル技術開発に2019年度から共同で取り組んでいます。本実証は、当社千葉事業所内に建設する環境エネルギー社のプラスチック油化装置(HiCOP技術)を用い、油化された廃プラスチックを同所内の精製・石油化学設備で精製・分解・再合成し、新たにプラスチックとしてリサイクル(再資源化)するもので、国内初の取り組みとなります。今後、グループ製油所での展開も検討していきます。

 近年、海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化等への対応が推進されていることに加え、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案」が閣議決定(3月9日)されるなど、プラスチックの資源循環を一層促進する重要性や社会的ニーズが高まっています。一方、国内では現状、約900万トン/年の廃プラスチックのうち、再生品への利用は3割弱に留まっており、5割以上の廃プラスチックは再生利用が困難であることからサーマルリサイクルとして燃料化されているのが現状です。そのようななか、リサイクルプラスチックの拡大ニーズに応えるために、従来にない革新的なリサイクル技術が求められています。

 原油精製からプラスチック製造までを一貫して行っている当社は、その強みを活かし、国内外で先進的な廃プラスチック油化によるリサイクルを実現することで、低炭素社会への貢献に積極的に取り組んでいきます。

■実証の概要
 ・実施場所:出光興産株式会社千葉事業所
 ・実証内容:①HiCOP技術を活用し、環境エネルギー社が廃プラスチックを油化。生成された混合油を当社装置
       にて再精製・合成し、プラスチックにリサイクル
                   ②従来の技術では再生が困難だった混合プラスチックをリサイクルの対象とする

■各社の役割
 環境エネルギー株式会社(事業推進者):油化技術・装置開発
 出光興産株式会社(事業協同実施者):千葉事業所内土地の賃貸、生成油の引取・再精製
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