沖縄県名護市へ「防災毛布」を寄贈 7月23日に贈呈式を開催~名護市初の災害救助法適用から2年経過を前に、備蓄物資の充実化に寄与~
お客様から回収した使用済み衣類をリサイクル毛布に

青山商事株式会社(本社:広島県福山市/代表取締役社長:遠藤 泰三)は、沖縄県名護市へ「防災毛布(災害支援用リサイクル毛布)」100枚を寄贈いたします。これに伴い、7月23日(水)に名護市役所にて贈呈式を開催します。当社は2018年より、お客様から回収した使用済み衣類の一部をリサイクルし、防災毛布を作製しています。2019年から自治体の災害対策を支援する取組を開始し、これまでに国内で計11カ所・総数2600枚を寄贈しており、名護市へは2024年8月に続き2度目の寄贈となります。
当社では、①過去に大規模な自然災害を経験した地域 ②災害発生時に物資が届きにくい離島や遠隔地 ③当社店舗を営業している地域 の3つの基準を設けて地方自治体へ防災毛布を寄贈しています。名護市は、台風常襲地域であり2023年8月1日には「令和5年台風第6号」の影響により初めて『災害救助法』が適用されました。また、土石流危険渓流や急傾斜地崩壊危険箇所などが多く分布し、大規模な二次災害が起こる可能性も高いため、災害に強いまちづくりに取り組まれています。そして、当社が運営する「洋服の青山 名護店」は1993年3月より営業し、32年以上にわたり地域の皆様にご愛顧いただいている点から、自治体の取組に貢献できればと名護市へ今年度も防災毛布を寄贈することとなりました。
贈呈式 概要
日時:2025年7月23日(水)10:00~
場所:名護市役所 2階 庁議室(沖縄県名護市港1丁目1番1号)
<出席者>
名護市 市長 渡具知 武豊 様
青山商事株式会社 執行役員ESG推進・コーポレート本部長兼総務部長 長谷部 道丈
洋服の青山 名護店 店長 玉城 忠
<寄贈品>
防災毛布(災害支援用リサイクル毛布)100枚/1枚あたりのサイズ 200㎝×140㎝

<参考資料>
防災毛布(災害支援用リサイクル毛布)の寄贈と、その取組を起点とした協定
防災毛布は、店頭で回収したスーツ等の一部をリサイクルしています。当社では、お客様と協同するエコ活動の一環として、使用済みの衣料品を「洋服の青山」「スーツスクエア」などで回収しています。回収した衣類はリユース・リサイクルによって約99%再利用しており、2018年からは近年の全国的な自然災害の激甚化・頻発化を鑑みて防災毛布へのリサイクルも開始しました。全国47都道府県(離島含む)に営業店を展開する当社として、災害対策に取り組む地域住民の皆様にお役立ていただければと、2019年より自治体へ寄贈しています。また、その関係性から協定を結び、自治体と連携して地域課題の解決に寄与することを目指しています。


回収した衣類から防災毛布へのリサイクル工程




・「洋服の青山」「スーツスクエア」などで回収された衣類の一部は、工場で裁断され、ガーネット反毛機で綿状に加工されます。その後、綿状になった原料とポリエステルを混ぜ合わせ、糸の元が作られます。
・専用機械で撚りをかけて糸に仕上げます。この糸を紡織機で織り上げて反物にし、高温洗浄にて汚れを溶解し殺菌します。
・洗浄した反物を起毛させ毛先を揃えます。反物の端にパイピング仕上げを施して毛布が完成します。
・出来上がった毛布は圧縮パック加工し、段ボールに梱包して当社の商品センターにて保管しています。
資源循環「WEAR SHiFT(ウエアシフト)」の取組
「WEAR SHiFT」は、当社が1998年から始めた下取りサービス(使用済み衣類回収)を進化させ、衣類が循環できる仕組みを実現し環境負荷の軽減を目指した取組です。国内大手の繊維リサイクル企業であるファイバーシ―ディーエム株式会社と業務提携し、店頭で回収した衣類を選別しリユース・リサイクルを行う資源循環スキームを構築しています。リユースできる物は海外で古着として流通し、リサイクルでは防災毛布(災害支援用リサイクル毛布)やスーツ・コート・ニットなど新たな製品として生まれ変わるほか、車の断熱材・荷物の緩衝材に利用しています。

リサイクリングBOX
全国の営業店にこのBOXを設置し、不要になった衣類をお客様に直接入れていただくことで、より気軽にエコ活動へ参加できる環境を整えました。
素 材:廃繊維100%(リフモボード※)
※繊維廃棄物を加熱・加圧形成した素材で、繊維が絡み合った構造のため割れにくく、破片が飛散しにくいのが特徴です。古着や古布などから作られているため、環境配慮型素材として注目されています。
◎終わらない服を作るWEAR SHiFTとは?
洋服の青山 YouTube公式チャンネル
本取組は、環境省が主催する第12回グッドライフアワードにて「環境大臣賞 優秀賞」を受賞しました。


<グッドライフアワードとは>
「環境と社会に良い暮らし」を実現するための活動や取組を企業・学校・NPO・自治体・地域コミュニティ・個人などから幅広く募集して紹介、表彰し、応援するプロジェクト
衣類の回収量に応じて森林保全団体「more trees」に寄付
2021年度より、衣料品の回収量に応じて森林保全団体「more trees(モア・トゥリーズ)」に1キロあたり2.5円を寄付する取り組み(年間上限100万円)を行ってきました。2024年4月1日からは、1キロあたり10円(年間上限500万円)に寄付額を変更し、取り組んでいます。
<衣料品回収量に応じた寄付の実績>
2022年度:回収量 349,972kg/寄付額 874,930円
2023年度:回収量 355,435kg/寄付額 888,588円
2024年度:回収量 347,555kg/寄付額 3,475,550円

◎この他、2022年12月に、当社はmore trees・高知県梼原町の3者による「森林保全に関する連携協定」を締結し、『AOYAMAの森』を始動しました。
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