【LINEリサーチ】一都三県在住者の「電動キックボードのシェアリングサービス」認知率は7割台後半。今後の利用意向は3割という結果に

LINEリサーチ、今と近未来の流行予想調査(第二十九弾・電動キックボードのシェアリングサービス編)を実施

LINEヤフー株式会社

LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)では、同社が保有する約650万人以上の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営しています。

LINEリサーチでは、私たちの行動を決める1つの要因になっている、「みんなが使っている」という世の中の空気感を頼りに、今と近未来の流行を予想する企画を複数回にわたって実施しています。

第二十九弾では、一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の18〜59歳の男女を対象に、電動式モーターとバッテリーが取り付けられた電動キックボードを借りることができる「電動キックボードのシェアリングサービス」について、現状の認知率や利用率、今後の流行予想などについて調査しましたので、その結果をお知らせします。

※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」でご覧いただけます。

 https://lin.ee/2bT5cuu/bvbv/pr

※本リリース内のグラフ画像につきましては、「プレスリリース素材ダウンロード」より、ご確認ください。

■「電動キックボードのシェアリングサービス」の現状と認知度

現状、サービスの展開エリアが多い一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の18~59歳男女を対象に、「電動キックボードのシェアリングサービス」の現状について調査したところ、主な結果は以下でした。

  • 「電動キックボードのシェアリングサービス」の認知率は全体で76%

  • 「知っているし、利用している」という現在利用率は全体で2%

  • 「知っているし、以前利用していたが、いまは利用していない」を含めた利用経験率は全体で4%

「電動キックボードのシェアリングサービス」の認知率は、全体で7割台後半でした。男女別で比較すると、男女ともに76%の同率となりました。年代別にみると、30~50代よりも10~20代のほうが若干認知率が高く、最も高いのは10~20代女性で82%となりました。

「知っているし、利用している」という現在利用率は全体で2%、「知っているし、以前利用していたが、いまは利用していない」を含めた利用経験率は全体で4%となっています。

利用経験率、現在利用率ともに10~20代男性の割合がほかの層と比べてやや高く、利用経験率は8%弱でした。

グラフにはありませんが、一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)別にみると、東京都と神奈川県で認知率が高めとなっており、利用経験率も若干高くなっていました。

■どのくらいの人が利用していそう?~現在の流行体感~

次に、「電動キックボードのシェアリングサービス」を利用している人が、現在身の回りにどれくらいいると思うかを想像して答えてもらいました。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用していそうかをスコアとして算出した数値です。

その結果、「電動キックボードのシェアリングサービス」の流行体感スコアは全体で「5.0」で、およそ20人に1人が利用しているイメージを持たれていることがわかります。

年代別にみると、男女ともに30~50代よりも10~20代のほうが、やや高めのスコアとなっています。

■1年後はどうなるか~近未来の流行予想〜

次に、「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が利用していると思うか」を想像して答えてもらいました。 グラフにある流行予想スコアは、100人中どのくらいの人が1年後に利用していそうかを算出した数値です。

「電動キックボードのシェアリングサービス」の流行予想スコアは全体で「16.6」で、およそ6人に1人が1年後に利用していそうというイメージでした。現在の流行体感から比較すると、1年後には今の3倍以上浸透しているというイメージになります。

男女別にみると、スコアに大きな差はみられませんでした。年代別では、男女ともに30~50代に比べて10~20代のスコアが高くなっています。

グラフにはありませんが、一都三県別にみると、東京都では「4人中1人くらい、利用するだろうと思う」の割合が4割と高く、「ほぼ誰も利用していないだろうと思う」の割合は他県と比べて低くなっていました。

「電動キックボードのシェアリングサービス」を半数くらいの人が利用していそう/ほぼ誰も利用しないであろう、それぞれの意見をご紹介します。

【流行予想として「半数くらいの人が利用していそう」と思う人の意見】

  • 「楽しそう、細かい移動に便利な気がする」(19歳/男性)

  • 「レンタル自転車より手軽に使えそうだから」(19歳/男性)

  • 「段々と使っているのを見かけることが増えているから」(22歳/女性)

  • 「都内に住んでいるがここ数年でたくさんの乗り場…?のようなところがとても増えていると思うし、購入した友達もいるから」(23歳/男性)

  • 「自転車のようにこがなくてもいいし、免許もいらなくて手軽だから」(33歳/女性)

【流行予想として「ほぼ誰も利用しないであろう」と思う人の意見】

  • 「電動キックボードを利用している人は、現在若者が大半であり、上の世代の人々には定着しないと思うから」(25歳/男性)

  • 「荷物を持っていたりすると使いにくいし、自転車よりハードルが高そうなイメージがあります」(29歳/女性)

  • 「周りで使っている人がいない。都心部にしかないから」(33歳/男性)

  • 「1年以上前から知っているが、この1年乗らなかった。危険性を指摘する声も増えている気がする。周りもそうではないかと考えた」(38歳/女性)

  • 「シェアサイクルの方が便利だと思うから。あと、細かい交通ルールも知らないから」(44歳/男性)

■自分は利用してみたいか?~今後の利用意向~

次に、今後の利用の意向について回答してもらったところ、利用意向がない人の割合(「あまり利用してみたいと思わない」「まったく利用してみたいと思わない」の合計)は全体で57%となっており、男性と比べて女性の割合が高めでした。

一方、利用意向がある人の割合(「ぜひ利用してみたいと思う」「機会があれば利用してみたいと思う」の合計)は全体で30%となりました。 男女別にみると、女性と比べて男性の割合が高めです。年代別では、男女ともに10~20代のほうが30~50代よりも利用意向がある人の割合が高くなっていました。前のグラフでも10~20代男性は、ほかの層と比べて利用経験率、現在利用率ともに高めでした。

「電動キックボードのシェアリングサービス」の利用意向がある人/ない人、それぞれの意見をご紹介します。

【「利用意向あり」の人の意見】

  • 「乗っている人を見ると便利で楽しそうだと思うから」(20歳/女性)

  • 「旅行先とかで気軽にできるのがあれば利用すると思うから」(26歳/男性)

  • 「自転車のシェアリングはよく利用するので、キックボードも機会があれば利用したい」(28歳/男性)

  • 「設置場所が増え、目的地付近にも返却できるスポットができてきているため」(28歳/女性)

  • 「通勤ルートなどちょうどいいところにステーションができれば利用すると思う」(39歳/男性)

【「利用意向なし」の人の意見】

  • 「利用に大したメリットを感じないから。キックボードを使うくらいなら公共交通機関を使うと思う」(19歳/男性)

  • 「歩いたほうが健康的だしキックボードに乗るくらいなら自転車でよいと思う」(33歳/男性)

  • 「交通ルールなど不安な面もあり、また荷物を載せて移動するには適していないと感じるため」(36歳/女性)

  • 「おばさんが乗っているとちょっと恥ずかしい。若者が利用するイメージがある」(47歳/女性)

  • 「自転車、電車移動で十分だし、危険だから。ヘルメットもかぶる必要がなく、あのスピードは怖すぎる」(49歳/女性)

■「電動キックボードのシェアリングサービス」は今より3倍以上伸びる!?

ここまでの主な数値をまとめてみました。2024年1月17日時点での「電動キックボードのシェアリングサービス」の認知率は76%、現在利用率は2%でした。

流行体感としては、“およそ20人に1人が利用している”イメージを持たれているようです。そして、今から1年後には、現在の3倍以上にあたる“およそ6人に1人くらいが利用していそう”というイメージを持たれています。

男女年代別にみると、利用意向は女性よりも男性のほうがやや高く、男女ともに10~20代のほうが高くなっていました。

また、流行体感スコアと1年後の流行予想スコアでは、男女ともに30~50代に比べて10~20代のほうがやや高くなりました。

【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査

調査対象:一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の18~59歳の男女を対象

実施時期:2024年1月17日~2024年1月19日

有効回収数:2,110サンプル

※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック

※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【「LINEリサーチ」について】

「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。約650万人以上のアクティブモニターのうち10〜29歳が50%を占め※、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。

※2023年1月時点

「LINEリサーチ」公式サイト:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-research/ 

「LINEリサーチ」では、過去に実施した調査結果の無料レポートを提供しています。ご希望の方は以下URLをご覧ください。

調査レポート・資料請求フォーム:https://info.line-research.line.me/pr_dl

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