経験した仕事と比べて、新しい仕事を理解する。14名のリーダー研修の観察をもとに図解実践ガイドを無料公開

同じ紙面で違いを見比べ、自分で構成図を描く。既知の経験から小さな実践へつなぐ、管理職・育成担当者向けの全10ページ。

組織行動科学®︎

980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、組織行動科学®の研究・教育開発を行うリクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:甲畑智康)は、管理職・育成担当者・研修担当者に向けた図解実践ガイド『経験した仕事と比べて、新しい仕事を理解する。』を無料公開します。

本資料は、14名が参加したリーダー研修での講師の観察をもとに、経験済みの仕事と新しい仕事を同じ紙面で比較し、その後、自分で図を作成する中で理解が進んだ過程を整理したものです。会議の比較図、職場で試す例、教える側の準備、関連研究との接点を、A4横・全10ページにまとめています。

本人が経験している仕事を入口に、違いを見比べ、一部分を試す。人物イラストはAI生成による説明用の架空場面です。

図解実践ガイド(PDF・全10ページ)を無料でダウンロード
PDFをダウンロード(全10ページ)

 経験済みの会議と比較すると、新しい進め方の違いが見え始めた 

研修では、「役割を起点にする会議」と「共有する目的を起点にする会議」を、同じ紙面に並べて比較しました。参加者にとって、前者は自分たちが経験してきた会議でした。

役割を起点にする会議の問い:
メーカーは何をし、流通店は何をするか。

目的を起点にする会議の問い:
流通店の取引先構成をよくするために、何が必要か。

取引先構成とは、どの顧客と、どのような仕事をしているかという全体の組合せです。二つを見比べることで、起点や問いの違いについて、参加者の理解が進み始めたと講師は捉えています。目的を起点にする会議でも役割分担は必要であり、目的に照らして必要な仕事と役割を考えます。

 比較の手掛かりは、本人がすでに経験している仕事にあった 

今回の比較には、参加者が左側の会議を自分の経験に照らせるという特徴がありました。どの会議に心当たりがあるか、何を起点にし、何を問う点が違うか。その対応を同じ紙面でたどることが、新しい進め方を理解する手掛かりになった可能性があります。

経験済みでも、自分の仕事の特徴を言葉にできているとは限りません。比較によって、新しい仕事の特徴とともに、これまでの仕事の特徴も見えてくる。この点を、今回の観察から考えられる解釈として示しています。

既知の経験、比較、小さな実践のつながりについての解釈です。各要素の寄与や、この順序の優位性を検証したものではありません。

 自分で描くことで、必要な判断と対話が具体的になった 

取引先の構成を図にする方法については、半年以上にわたって重要性を説明してきました。今回、会議の比較に加えて、本人が構成図を描く中で、必要性への理解や、図を使った対話の進め方への見通しが深まる様子が見られました。

項目をどこに置くか、その判断を何に基づいて行うかを考えると、まだ分かっていないことや、相手と確かめたいことが具体的になります。資料では、「この位置に置く根拠は?」「この組合せでよいのだろうか」「何を相手と確かめたいのか」といった問いの例を示しています。これらは説明用の例であり、参加者の発言の引用ではありません。

これまでの説明が下地となり、比較で捉えた違いと、作成中の判断が結びついた可能性があります。今回の報告は講師の観察に基づき、全員の理解度を測定した結果や、比較群を置いた効果検証を示すものではありません。

 職場で試すために、三つのものを用意する 

1.本人が経験した仕事
いつもの会議、使っている資料、最近の一件などから、本人に心当たりがある対象を選びます。

2.同じ箇所を見比べられる二つの例
目的、問い、判断材料、進め方などを対応させ、同じ紙面で違いを確かめられるようにします。

3.本人が一部分を試せる対象
途中の図、条件が違う一件、複数の進め方の候補などを用意します。選ぶ、並べる、描くといった活動を通じて、本人が判断する場面をつくります。

教える側が準備する三つのもの。本人の経験に合う比較と、実際に判断できる小さな対象を用意します。

例えば、部下との面談で判断の理由を確かめたい場合、「いつまでに終わりますか」と「どの情報を見て、その進め方を選びましたか」を比較し、目的に合う問いを選びます。その後、実際の一件で、見ていた情報、選んだ進め方、まだ不明なことを一緒に確かめます。期日の確認が目的であれば、前者の問いが役立ちます。

こうした面談や引き継ぎ、業務改善の例は、他の仕事への応用を考えるための架空例です。同じ成果が得られると検証したものではありません。試せる時間・情報・相談先を用意し、途中で説明や支援を加えます。

 公開資料の概要 

資料名:経験した仕事と比べて、新しい仕事を理解する。
副題:既知の経験との比較から、小さな実践へ
仕様:PDF/A4横/全10ページ
対象:管理職、育成担当者、研修担当者
内容:研修での観察、会議の比較図、理解を支える過程の解釈、職場への応用例、教える側の準備、関連研究
提供:無料

図解実践ガイド(PDF・全10ページ)を無料でダウンロード
PDFをダウンロード(全10ページ)

 関連研究と、この資料で言える範囲 

Matlen, Gentner, & Franconeri(2020)は、図の対応要素をそろえて配置することが、比較の速さや正確さを支えることを実験で検討しています。今回との接点は、対応箇所を見つけやすい紙面の設計です。

Gentner, Loewenstein, & Thompson(2003)は、交渉事例を比較する学習と、原理の理解や応用との関係を検討しています。今回との接点は、本人が二つの仕事の対応と違いを確かめる活動です。

Schwartz & Bransford(1998)は、大学生による対照事例の分析と、その後の説明を組み合わせた学習を検討しています。比較で気づいた違いと説明を結びつけることが、今回の実践を考える手掛かりになります。

これらの研究は、今回の研修や手順全体の効果を直接検証したものではありません。半年間の説明、比較、作成、講師の支援それぞれの寄与は切り分けられておらず、この順序がいつも最適か、長期的な行動や業績が変わるかは、今後の確認が必要です。資料では、別の場面でも違いを見分け、目的に合う方法を選び、実際の仕事で使えるかを確かめる観点を示しています。

Matlen, B. J., Gentner, D., & Franconeri, S. L. (2020). Spatial alignment facilitates visual comparison. Journal of Experimental Psychology: Human Perception and Performance, 46(5), 443–457.
https://doi.org/10.1037/xhp0000726

Gentner, D., Loewenstein, J., & Thompson, L. (2003). Learning and transfer: A general role for analogical encoding. Journal of Educational Psychology, 95(2), 393–408.
https://doi.org/10.1037/0022-0663.95.2.393

Schwartz, D. L., & Bransford, J. D. (1998). A Time for Telling. Cognition and Instruction, 16(4), 475–522.
https://doi.org/10.1207/s1532690xci1604_4

リクエスト株式会社の研究基盤:33.8万人のデータに基づく組織行動科学®。今回の実践報告の対象人数とは異なります。

 リクエスト株式会社について 

知を社会へひらく。仕事を見直す、次の一歩へ。

リクエスト株式会社は、組織行動科学®の研究・教育開発を通じて、成果につながる方法を、本人が使える仕事へとつなぐ支援を行っています。研究と実践の知見を公開資料として整理し、職場での対話や仕事の見直しに役立てていただくことを目指しています。

リクエスト株式会社の8つの研究機関。

会社概要
会社名:リクエスト株式会社
代表者:代表取締役 甲畑智康(こうばた ともやす)
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
公式サイト:https://requestgroup.jp/

判断が育つ仕事の設計。

 本件に関するお問い合わせ 

リクエスト株式会社
メール:request@requestgroup.jp
お問い合わせフォーム:https://requestgroup.jp/request

資料の内容、職場での活用、取材に関するお問い合わせは、上記窓口までお寄せください。

正解がない仕事でも、自分で判断し、前に進められる。

組織行動科学®のプレスリリース・公開資料一覧:
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/68315

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
シンクタンク学校・大学
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://requestgroup.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
電話番号
090-4183-2525
代表者名
甲畑智康
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年10月