【高額商材購入における生成AI活用実態調査】比較検討の客観性により約8割が「意思決定の質」の向上を実感。48.7%がAIの回答により当初の候補から変更も。

デジタルマーケティング支援事業を展開する株式会社LANY(本社:東京都渋谷区、代表取締役:竹内渓太)は、直近1年以内に、生成AIを利用して10万円以上の高額商材を購入した人111名
を対象に、高額商材購入における生成AI活用実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
なお、本調査を踏まえた詳細な考察/示唆はLANY LLMO LABにて公開しております。ぜひあわせてご覧ください。
調査サマリ

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高額商材購入時に生成AIを使用した人の約8割が「意思決定の質が向上した」と回答
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生成AIを使用したことで「購入検討でより多くの選択肢を比較できた人」62.2%、「判断に自信を持てた人」は43.2%
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生成AIの情報で「当初の候補から別の商品に変更した」人は48.7%
調査概要
調査名称:高額商材購入における生成AI活用実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年8月12日〜同年8月13日
有効回答:直近1年以内に、生成AIを利用して10万円以上の高額商材を購入した人111名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社LANY」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
高額商材の購入検討時に、使用した生成AIは、「ChatGPT」が65.8%
「Q1.高額商材の購入検討時に、使用したことのある生成AIサービスを全て選択してください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「ChatGPT」が65.8%、「Gemini」が42.3%、「Copilot」が39.6%という回答となりました。

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ChatGPT:65.8%
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Gemini:42.3%
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Copilot:39.6%
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Claude:36.0%
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Perplexity:14.4%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.9%
約8割が、生成AIを使うことで、高額商材購入の意思決定の質が「良くなった」と回答
「Q2.生成AIを使うことで、高額商材購入の意思決定の質はどう変わりましたか。」(n=111)と質問したところ、「とても良くなった」が21.6%、「やや良くなった」が57.7%という回答となりました。

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とても良くなった:21.6%
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やや良くなった:57.7%
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変わらない:15.3%
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やや悪くなった:2.7%
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とても悪くなった:0.9%
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わからない/答えられない:1.8%
生成AIによって意思決定の質が良くなった理由は、「複数の選択肢を客観的に比較できたから」が73.9%で最多
Q2で「とても良くなった」「やや良くなった」と回答した方に、「Q3.生成AIによって意思決定の質が良くなった理由は何ですか。(複数回答)」(n=88)と質問したところ、「複数の選択肢を客観的に比較できたから」が73.9%、「商品の長所と短所の両方を知ることができたから」が59.1%、「広告に影響されない中立的な情報が得られたから」が40.9%という回答となりました。

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複数の選択肢を客観的に比較できたから:73.9%
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商品の長所と短所の両方を知ることができたから:59.1%
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広告に影響されない中立的な情報が得られたから:40.9%
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特定の商品への誘導がなく公平な情報提供だったから:39.8%
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幅広い視点からの情報が得られたから:38.6%
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必要な情報だけを効率的に入手できたから:20.5%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.0%
「メリットとデメリットを教えてくれるから」や「時間効率の上昇」などの理由も
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に生成AIによって高額商材購入の意思決定の質が良くなった理由があれば教えてください。(自由回答)」(n=88)と質問したところ、「メリットとデメリットを教えてくれるから」や「時間効率の上昇」など44の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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メリットとデメリットを教えてくれるから。
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初めて調べる時に説明がわかりやすい。
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鋭い指摘。
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マイナス面も比較できた。
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時間効率の上昇。
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気づかないことを知ることが出来る。
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すぐ的確な答え。
生成AIを使用したことによる、高額商材の購入検討への影響、62.2%が「より多くの選択肢を比較検討できた」と回答
「Q5.生成AIを使用したことで、高額商材の購入検討にどのような影響がありましたか。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「より多くの選択肢を比較検討できた」が62.2%、「より納得のいく選択ができた」が48.6%、「検討時間が短縮された」が45.9%という回答となりました。

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より多くの選択肢を比較検討できた:62.2%
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より納得のいく選択ができた:48.6%
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検討時間が短縮された:45.9%
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購入の判断に自信が持てた:43.2%
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予算内でより良い商品を見つけられた:26.1%
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その他:0.0%
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特にない:0.9%
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わからない/答えられない:1.8%
高額商材の購入検討時に最も信頼して参考にしているのは、「生成AI」や「企業の公式サイト」が上位
「Q6.以下の情報源のうち、高額商材の購入検討時に最も信頼して参考にしているのはどの情報ですか。」(n=111)と質問したところ、「生成AI(ChatGPT等)」が22.5%、「企業の公式サイト」が22.5%、「比較・ランキングサイト」が20.7%という回答となりました。

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生成AI(ChatGPT等):22.5%
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企業の公式サイト:22.5%
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比較・ランキングサイト:20.7%
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販売員・営業担当者の説明:18.0%
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口コミ・レビューサイト:11.7%
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家族・友人のアドバイス:2.7%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:1.8%
8割以上が、高額商材の購入前に、生成AIを活用することで不安や疑問が「解消できた」と回答
「Q7.高額商材の購入前に、生成AIを活用することで不安や疑問は解消できましたか。」(n=111)と質問したところ、「完全に解消できた」が17.1%、「ほぼ解消できた」が64.9%という回答となりました。

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完全に解消できた:17.1%
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ほぼ解消できた:64.9%
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あまり解消できなかった:14.4%
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全く解消できなかった:0.9%
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わからない/答えられない:2.7%
高額商材の購入時の、生成AI情報の信頼度は、89.2%
「Q8.高額商材の購入において、生成AIの情報をどの程度信頼していますか。」(n=111)と質問したところ、「とても信頼している」が21.6%、「ある程度信頼している」が67.6%という回答となりました。

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とても信頼している:21.6%
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ある程度信頼している:67.6%
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あまり信頼していない:8.1%
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全く信頼していない:0.9%
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わからない/答えられない:1.8%
約9割が、次に高額商材を買うときも「生成AIを使いたい」と回答
「Q9.あなたは、次に高額商材を買うとき、また生成AIを使いたいと思いますか。」(n=111)と質問したところ、「非常にそう思う」が22.5%、「ややそう思う」が65.8%という回答となりました。

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非常にそう思う:22.5%
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ややそう思う:65.8%
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あまりそう思わない:9.0%
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全くそう思わない:0.0%
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わからない/答えられない:2.7%
生成AIを使用する前、購入したい高額商材について、66.7%が「いくつかの候補で迷っていた」状態
「Q10.生成AIを使用する前、購入したい高額商材はどの程度イメージできていましたか。」(n=111)と質問したところ、「具体的な商品名・型番まで決まっていた」が16.2%、「いくつかの候補で迷っていた」が66.7%という回答となりました。

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具体的な商品名・型番まで決まっていた:16.2%
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いくつかの候補で迷っていた:66.7%
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だいたいのイメージはあったが、具体的ではなかった:13.5%
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ほとんどイメージできていなかった:2.7%
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わからない/答えられない:0.9%
生成AIの情報により、48.7%が「当初の高額商材の候補から別の商品に変更」
「Q11.生成AIの情報は、あなたの高額商材の購買行動にどのような影響を与えましたか。」(n=111)と質問したところ、「当初の予定通りの商品を購入した」が44.1%、「当初の候補から別の商品に変更した」が48.7%という回答となりました。

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当初の候補から別の商品に変更した:48.7%
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当初の予定通りの商品を購入した:44.1%
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全く新しい商品・ブランドを発見して購入した:3.6%
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わからない/答えられない:3.6%
まとめ
今回の調査では、生成AIが高額商材の購入プロセスにおいて大きな役割を果たし始めている実態が明らかになりました。意思決定の質については8割が「良くなった」と回答しています。その理由として「複数の選択肢を客観的に比較できた」「長所と短所を整理できた」といった要素が挙げられ、従来は営業担当者や比較サイトが担ってきた機能を生成AIが代替しつつあることが示されました。
さらに、生成AIの利用によって「不安や疑問が解消できた」と答えた人は8割を超え、情報の信頼度も9割近くに達しました。次回の購入でも「生成AIを使いたい」と回答した人は9割弱にのぼり、消費者の購買行動におけるAIの定着度がうかがえます。特に注目すべきは、生成AIの情報によって約半数が当初の候補から別の商品に切り替えており、AIが実際の購買選択を左右する存在になっている点です。
一方で、生成AIは「公式サイト」「比較サイト」と並ぶ主要な情報源として位置づけられつつあり、単独での依存ではなく、複数チャネルを組み合わせて意思決定が行われていることも明らかになりました。
今回の調査では、生成AIが高額商材の購入意思決定において新たな相談相手として確立されていることが明らかになりました。デジタル化が進む現代において、消費者は従来の情報源だけでなく、AIという新しいパートナーを得て、より効率的で納得度の高い購買体験を実現しています。
企業にとっては、消費者が生成AIを通じて商品情報を収集する行動パターンが一般化する中で、AI検索に最適化されたマーケティング戦略の構築が急務となっており、LLMO(Large Language Model Optimization)対策による新時代の購買体験最適化が求められるでしょう。
なお、本調査を踏まえた詳細な考察/示唆はLANY LLMO LABにて公開しております。ぜひあわせてご覧ください。
■株式会社LANYについて
株式会社LANYは、「価値あるモノを、インデックスさせる。」をミッションに掲げるデジタルマーケティング支援企業です。SEO、インターネット広告、LLMOなどの領域において、戦略立案から実行までを一気通貫で支援し、お客様の事業成長に貢献します。
■会社概要
【株式会社LANY】
公式サイト:https://www.lany.co.jp/
代表者名:代表取締役 竹内 渓太
事業内容:デジタルマーケティング支援事業、採用支援事業
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 16F WeWork
■本件に関するお問い合わせ
株式会社LANY
広報担当:黒木
メール:suzuka.kurogi@lany.co.jp
問い合わせ先:https://www.lany.co.jp/contact
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