PepsiCoと東南アジアにおけるソーシャルコマース拡大に向けた業務提携契約を締結
ライブコマース、クロスボーダーなECデータ管理、物流管理までを包括的に支援
◾️背景
ソーシャルコマースはSNS(ソーシャルメディア)とEC(電子商取引)を組み合わせることで、企業と消費者がコミュニケーションを取りながら商品を売買できる仕組みです。商品の魅力を伝える企業の投稿、実際に使用したユーザーによる口コミ、交流のほか、SNS上の購入ボタンを押すだけで決済まで進めることも可能です。アクセンチュアによると、世界のソーシャルコマース市場は、2025年には2021年(4,920億ドル)の2倍以上にあたる1.2兆ドルにまで拡大すると予測されています(*1)。
PepsiCo社は「Pepsi」「Mountain Dew」「Gatorade」「Lipton」「Lay’s」「Doritos」「Cheetos」「Quaker Oats」などの食品・飲料ブランドを200以上の国・地域で展開しています。こうした各種商品の特徴や魅力を伝えるために、ユーザーとのコミュニケーション(インタラクション)の増加や顧客体験の向上が見込めるソーシャルコマースに注力しています。フィリピンでは2023年8月よりPepsiCo社、Publicis Commerce社、当社の3社でライブコマースの取り組みを実施しています。すでに300時間以上のライブ配信を実施し、70万人以上のリーチを獲得しています。このような取り組みにより、TikTok Shop Philippinesが9月9日、10月10日、11月11日、12月12日に実施したすべてのキャンペーン期間においてトップ3にランクインし、TikTok Shop Philippinesの好事例として取り上げられました。
◾️今回の取り組み
当社はPepsiCo社に、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」、ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」、海外配送自動化プラットフォーム「AnyLogi」などを用いたソーシャルコマースにおける包括的なソリューションを提供します。上記のフィリピンのほか、タイでも取り組みを進めており、東南アジアのその他の地域にも展開予定です。
ライブコマース
プロモーションやブランドキャンペーンを活用しながら、ASMR(*2)やライブゲーム、プレゼントキャンペーンなどのコンテンツを通じて視聴者とのコミュニケーションを図り、GMV(Gross Merchandise Value、流通総額)の最大化を実現します。
インフルエンサーマーケティング
AnyTagに蓄積されたデータに基づき、最適なインフルエンサーを選定。インフルエンサーはストーリーやレシピを交えた投稿で商品を紹介します。
ECデータ管理、商品・在庫最適化
AnyXを用いてクロスボーダーなECデータ管理・分析を実施。さらにAnyLogiを活用し、物流工程から倉庫の商品・在庫の最適化なども支援します。
〈APAC PepsiCo, GM, IndoChina Foods and Chief Commercial Officer, Sudipto Mozumdar氏のコメント〉
消費者を中心とした考え方は、私たち企業の成長には欠かせません。今回の取り組みは私たちの"anytime, anywhere"(いつでも、どこでも)という戦略メッセージにマッチしていると考えております。ブランドイメージの浸透や商品の魅力を伝えられるよう、消費者とのオンラインでのコミュニケーションが図れるソーシャルコマース施策に注力してまいります。
〈Publicis Commerce, Managing Director Commerce SEA, Sujith Rao氏のコメント〉
PepsiCo社のCX(顧客体験)向上のためのコマース戦略に貢献できることをうれしく思っております。PepsiCo社をはじめとするクライアントの期待を超えるEC支援には、AnyMindのようなテクノロジーパートナーが必要不可欠であると考えております。
〈AnyMind Group, Managing Director for Growth Markets, Aditya Aimaのコメント〉
DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが進む中で、マーケティングとコマースがオンラインで融合したソーシャルコマースが登場しました。こうした新しい取り組みにおいても、当社の強みであるソフトウェアとオペレーション支援機能を組み合わせた「BPaaS」(Business Process as a Service)モデルのソリューションにより、PepsiCo社をはじめとするクライアントの事業成長に貢献してまいります。
*1:出所 アクセンチュア「ソーシャルコマース革命がもたらすショッピングの新たな未来」
(https://www.accenture.com/jp-ja/insights/software-platforms/why-shopping-set-social-revolution)
*2:Autonomous Sensory Meridian Response(自律的感覚絶頂反応)の略。人が聴覚や視覚の刺激によって感じる、心地よさや、ぞくぞくする快感などのことで、主に聴覚から得られる体験を指す
■ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」
ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」はECモールや自社ECサイトなど、複数の販売チャネルを一元管理することで、EC運営を支えるECマネジメントプラットフォームです。業務効率化×データ活用、豊富な実績を元にした運用支援、各国・市場のローカルの知見を生かした越境展開・海外販売まで、EC事業の成長に向けた幅広いソリューションを提供します。
■インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」
AnyTagはインサイト分析を元にしたインフルエンサー選定・キャスティング、キャンペーン実施時のインサイト分析・投稿のリアルタイムレポートなどのサービスを提供しているほか、クライアントのSNSアカウントと連携することで、企業向けSNS運用管理ツールとしてもご利用いただけるインフルエンサーマーケティングプラットフォームです。また、これらの機能が1つのプラットフォーム上で管理できるため、蓄積したデータをシームレスに活用していくことが可能です。AnyTagは2023年12月末時点で世界45以上の国・地域から63万人以上のインフルエンサーへのアクセスが可能です。
■海外配送自動化プラットフォーム「AnyLogi」
AnyLogiはEC事業者を支援する海外配送自動化プラットフォームです。国内外のECカートや配送サービスと自動的に連携できるだけでなく、ECサイト上で送料や関税を表示することも可能です。また、配送サービスの送り状やインボイスの発行、集荷依頼など、すべての配送プロセスをプラットフォーム上で完結します。
■AnyMind Groupについて
AnyMind Groupは、2016年にシンガポールで創業し、アジア市場を中心に15ヵ国・地域に拠点を構えるテクノロジーカンパニーです。独自開発のプラットフォームと各国で築いたローカルネットワークを活用し、ブランドコマース事業とパートナーグロース事業をグローバルに提供しています。ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」やインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」などのプラットフォームやソリューションを9つ展開。ソフトウェアとオペレーション支援機能を組み合わせた「BPaaS」(Business Process as a Service)モデルで提供することで、DX推進と業務の効率化・省人化を実現し、クライアントの事業成長に貢献します。
会社名 :AnyMind Group株式会社
設立 :2016年4月
URL :https://anymindgroup.com/ja/
所在地 :東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
代表者 :代表取締役CEO 十河 宏輔
拠点 :日本(東京・佐賀)、シンガポール、タイ(バンコク:2拠点)、ベトナム(ホーチミン・ハノイ)、インド(ムンバイ・デリー・バンガロール)、インドネシア(ジャカルタ・バンテン)、フィリピン、台湾、香港、マレーシア、カンボジア、アラブ首長国連邦、上海、深セン、韓国、サウジアラビア
事業概要:
ブランドコマース事業
ブランド企業及びインフルエンサー・クリエイターなどの個人向けに、EC及びD2C領域を中心としたブランドの設計・企画から、生産管理、ECサイトの構築・運用、マーケティング、物流管理をワンストップで支援するプラットフォームを開発・提供しています。
パートナーグロース事業
Webメディアやアプリを運営するパブリッシャーとクリエイター向けに、自社プラットフォームを活用した収益化及びブランド成長に向けた支援サービスを提供しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像