イトーキ、ベトナム・ハノイ工科大学で開催された企業説明会・面接会「SEKISHO JOB FAIR 2025」に4年連続出展
ソフトウエア設計・開発やエンジニアリング分野、AI人材を含む高度理系学生53名と面談、技術系人材の採用と専門力を推進
株式会社イトーキ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:湊 宏司)は、2025年11月にベトナムのハノイ工科大学で開催された企業説明会・面接会「SEKISHO JOB FAIR 2025」に出展しました。2022年の初出店から4年連続での出展となりました。
当社は、グローバルでの高度理系人材の採用を強化するため、ハノイ工科大学との産学連携を通じて、技術系外国人材の計画的かつ継続的な採用に取り組んでいます。
今年で4回目となる本出展では、理工系専攻を中心とした多数の学生が当社ブースに来場。2026年、2027年入社予定の技術系人材に向けた採用活動の一環として、有意義な交流と面談の機会を提供しました。

出展概要・目的
イトーキでは、急速に進む働き方の多様化・デジタル化への対応を見据え、AIや機械工学などの先端分野で活躍できる高度専門人材の採用・育成強化を、人事戦略の最重要課題の一つと位置づけています。
2023年より理系分野を中心に外国人材の採用を本格化し、ベトナムのハノイ工科大学と産学連携協定を締結。ジョブフェアや共同インターンシップを通じた継続的な人材交流を推進しています。
さらに2024年には滋賀県とも連携協定を結び、就労後の住環境や生活支援を含む定着支援体制を地域と連携して強化しました。
こうした取り組みの成果として、現在ではハノイ工科大学卒業生24名(2023年:2名/2024年:4名/2025年:18名)が当社に入社し、それぞれの専門性を活かして現場で活躍しています。
現在進行中の中期経営計画(2024〜2026)では「Professional」「Retention」「Pay for Performance」の3本柱を軸に、専門性の高い人材の獲得と活躍支援をさらに加速。
本ジョブフェアへの出展もその一環として位置づけており、AIや機械工学など先端分野で活躍できる高度理系人材との出会いを通じ、製品開発・生産技術領域などにおける中長期的な技術基盤の強化を目指しています。
今回も、現地学生とのリアルな対話や個別面談を通じて、当社の事業内容や技術領域への理解促進を図り、将来的な採用につながる重要な機会となりました。
当日の様子
会場となったハノイ工科大学キャンパスには多くの学生が訪れ、当社ブースにも理工系専攻をはじめ、AIなど先端分野を学ぶ学生も含めて多数が来場しました。その中から53名との個別面談を実施し、職種やキャリアパス、働き方への理解を深めました。
今回の出展では、設備機器のソフトウエア設計・開発職やエンジニアリング職、エンジニアリング本部の設計監理職を中心とした募集職種に対し、工学・メカトロ分野を専攻する学生を中心に多数の来訪がありました。各職種の仕事内容やキャリアパスについて関心を持つ学生との間で、ブース内では終日活発な対話が交わされました。
なかには、自らの専門性がどのように業務に活かせるかを具体的に質問する姿も見られ、双方にとって将来を見据えた有意義なコミュニケーションの場となりました。
ブース対応には、採用担当者だけでなく、現在イトーキで活躍するハノイ工科大学の卒業生も参加。通訳サポートだけでなく、自身のキャリア体験や日本での生活のリアルなエピソードを交えながら、学生にとって身近で具体的なキャリアイメージを伝える場となりました。
これまで3年間にわたり築いてきた出展・採用実績を背景に、現地学生からの認知度と信頼も着実に向上。「日本で働きたい」「モノづくりに貢献したい」といった前向きな声に加え、「AI技術を活かして社会課題の解決に携わりたい」といった意欲的なコメントも多く寄せられました。



今後の採用予定
2026年、2027年入社の技術系職種についても、外国人留学生・現地採用を含むグローバル採用活動を継続予定です。今回のジョブフェアでは、多数の学生が日本でのインターンシッププログラムへの参加を希望しており、今後は選考を経てプログラムへの参加を予定しています。
本インターンシップは約1か月間の日本滞在を通じて、東京・日本橋の本社オフィス「ITOKI DESIGN HOUSE TOKYO」や、製造の中核拠点かつ今後の勤務地候補でもある滋賀県近江八幡市の「滋賀工場」にて、実地体験の機会を提供します。製品開発・生産の現場を実際に体感できる内容に加え、滋賀県との連携による地域での生活体験も含めることで、入社前の日本社会への適応をサポートするプログラムとしています。
ハノイ工科大学出身の社員の活躍を「ITOKI STORY」で紹介中
すでに当社では、ハノイ工科大学出身の技術系社員が各分野で活躍しています。その様子は、当社オウンドメディア「ITOKI STORY」でもご紹介しています。
・ITOKI STORY|SAS-Rとの出会いがすべてを変えた。文化を越えて成長するグローバル設計者
本記事では、滋賀工場の制御設計チームで、シャトル式立体自動倉庫システム「SAS-R」の電気制御回路設計を担当する社員の姿を紹介。来日後も専門性を磨きながら、現場で着実にキャリアを築く様子をお伝えしています。

今後も「採用・育成・定着」まで一貫した体制のもと、外国人材の力を活かした技術基盤の強化とものづくりの進化を実現していきます。
関連情報
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イトーキ、ハノイ工科大学とパートナーシップ締結に向けた確認書調印式を開催
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イトーキ、高度理系人財の採用強化に向け、ハノイ工科大学(ベトナム)とインターンシッププログラムに関する契約を締結
https://www.itoki.jp/company/news/2024/2404_hanoi/ -
イトーキと滋賀県が、高度外国人財の獲得・定着に向けた相互連携に関する覚書を締結
イトーキについて
株式会社イトーキは1890年創業。ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具の製造販売、オフィス空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析サービスのほか、在宅ワークや家庭学習用家具、公共施設や物流施設向け機器など、”Tech×Design based on PEOPLE”を強みに、さまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしています。
近年では従業員エンゲージメントを経営の重要指標の一つとし、オフィス環境への投資やインターナルコミュニケーションの強化、DE&I推進など人的資本の最大化に取り組んでいます。また、環境に配慮したサステナブルな製品開発や資源循環促進なども通して、ビジョンステートメント「人も活き活き、地球も生き生き」する社会の実現を目指しています。
【本リリースへのお問い合わせ先】
株式会社イトーキ 人材開発部 平山・小泉 MAIL:saiyo@itoki.jp
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