2026年卒採用の「難易度が高い」と感じている企業が8割超。「売り手市場で母集団の質量低下」「早期化と長期化、二極化進み読みづらく」
株式会社学情(本社:東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に2026年卒採用に関するインターネットアンケートを実施しました。2026年卒採用の難易度について「難しい」との回答が8割を超え、大半の企業が難易度が高いと感じています。「学生数減、一人当たりエントリー数減、売り手市場のため辞退率が高い」「絶対的母数不足、早期化」「売り手市場の加速で、母集団の質量ともに低下している一方、採用手法も多様化している」「早期化の加速と長期化の進行、二極化が進んだ結果、さらに読みづらくなった」など、売り手市場や早期化を指摘する声が上がりました。また、2026年卒採用の難易度が高いことを受けて、「20代通年採用」を既に実施している企業が5割を超え、「実施を検討している」企業も25.2%に上ることが分かりました。
【TOPICS】
(1)2026年卒採用が「難しい」と回答した企業が8割超
(2)2026年卒採用の難易度が高いことを受け、「20代通年採用」の実施企業は5割超
【調査の背景】
2026年卒採用では、4年生の5月末時点で「内々定率」が8割を超えるなど、学生優位の売り手市場の度合いが強まっています。企業は2026年卒採用の難易度をどのように捉えているのか、アンケートを実施しました。
(1)2025年卒採用が「難しい」と回答した企業が8割超

2026年卒採用の難易度について尋ねたところ、「難しい」と回答した企業が51.0%に上りました。「やや難しい」32.1%を合わせると、8割以上の企業が難易度が高いと感じています。「学生数減、一人当たりエントリー数減、売り手市場のため辞退率が高い」「絶対的母数不足、早期化」「売り手市場の加速で、母集団の質量ともに低下している一方、採用手法も多様化している」「早期化の加速と長期化の進行、二極化が進んだ結果、さらに読みづらくなった」「理系人材の獲得が難しい」など、売り手市場や早期化を指摘する声が上がりました。
(2)2026年卒採用の難易度が高いことを受け、「20代通年採用」の実施企業は5割超

2026年卒採用の難易度が高いことを受け、既卒や第二新卒など20代を対象にした「20代通年採用」を「既に実施している」と回答した企業が51.9%と過半数を占めました。また、「検討している」と答えた企業は25.2%でした。新卒採用の難易度の高まりを受け、20代通年採用の導入に踏み切る企業や、導入を検討する企業が多いことが分かります。
前年同時期に調査した同アンケートでは、「既に実施している」との回答が57.3%、「検討している」は33.3%でした。今回はいずれも前年より減りましたが、20代通年採用が広がる傾向はなお続いています。
■調査概要
・調査期間:2025年6月18日~2025年6月30日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:企業・団体の人事担当者
・有効回答数:735社
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合があります。
■株式会社学情とは
東証プライム上場・経団連加盟企業。2004年から、「20代通年採用」を提唱。会員数260万人の「20代向け転職サイト6年連続No.1・20代専門転職サイト〈Re就活〉」(2019年~2024年 東京商工リサーチ調査 20代向け転職サイト 第1位)や「30代向けダイレクトリクルーティングサービス〈Re就活30〉」、会員数60万人の「スカウト型就職サイト〈Re就活キャンパス〉(2025年3月1日より、あさがくナビからブランドリニューアル)」を軸に、20代・30代の採用をトータルにサポートする大手就職・転職情報会社です。
また日本で初めて「合同企業セミナー」を開催し(自社調べ)、「転職博」や「就職博」を運営。2019年には外国人材の就職・採用支援サービス「Japan Jobs」を立ち上げるなど、若手人材の採用に関する多様なサービスを展開しています。
[創業/1976年 資本金/15億円 加盟団体/一般社団法人 日本経済団体連合会、公益社団法人 全国求人情報協会、一般社団法人 日本人材紹介事業協会、日本就職情報出版懇話会、公益財団法人 森林文化協会]
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