ガムボトルに使用するラベル台紙のマテリアルリサイクル開始
適正な回収と処理で資源循環させる仕組みを構築
株式会社ロッテ(以下、ロッテ)は、キシリトールガム ファミリーボトル等に使われるラベル台紙のマテリアルリサイクルを開始したことをお知らせいたします。
■マテリアルリサイクルと概要
マテリアルリサイクルとは、廃棄物を新たな製品の原材料として再利用するリサイクル方法です。当社は、森林資源の持続的な調達やCO2削減等の環境負荷低減に寄与するため、一般社団法人ラベル循環協会(以下、J-ECOL:ジェーコル)の支援により、これまで焼却されてしまい「古紙資源として扱われてこなかったラベル台紙」の適正な回収と処理により、資源循環させるための仕組みを構築しました。
■取組背景
日本では、古紙全体の回収率は81.6%(※1)と高い水準にあります。回収された古紙は、段ボールなどに再利用される他、古紙原料として海外輸出されたり、石膏ボードなどの原料となるなど、その種類や品質に合わせて利用されます。一方で、一部の紙廃棄物については禁忌品(※2)として扱われ、再生パルプとして再利用されず焼却処分されるものもあります。例えば、ラベル台紙については、一般的には粘着部材等の混入リスクにより禁忌品として扱われることも多く、当社でもRPF(Refuse Paper & Plastic Fuel:産業廃棄物として分別収集された古紙及びプラスチックを主原料とする固形燃料のこと)としてサーマルリサイクルを行っていました。
※1 公益財団法人古紙再生促進センター2023年推計
※2 禁忌品:リサイクル原料としては適切でない異物のこと。リサイクル原料に禁忌品が混入した場合、機器のトラブルを誘発したり、リサイクル製品の品質低下の原因となります。
ラベル台紙 マテリアルリサイクルのイメージ
J-ECOL公式HP https://www.j-ecol.or.jp/
■サーキュラーエコノミーの実現に向け
当社はこれまでも、製品の容器包装は環境に配慮して設計してまいりました。本来の機能である品質保護性を担保した上で、できるだけ紙やプラスチックといった原材料の使用量を削減するなど、省資源化やリサイクルしやすい容器包装の開発に取り組んでいます。あわせて廃棄後の包装資材の有効利用に取り組むことで、循環型社会への貢献を目指しています。
ロッテ公式HPサステナブル取り組み内、サーキュラーエコノミー概要
https://www.lotte.co.jp/corporate/sustainability/environment/circulareconomy.html
■これまでの取組事例① 浦和工場で排出された段ボール古紙のクローズドリサイクル実施
「クローズドリサイクル」とは、自社で使用済みとなり廃棄されたものを、回収・再資源化を経て、再び自社製品に使用・利用することです。当社では、2023年より、浦和工場から排出される段ボールのクローズドリサイクルを実施しています。
■これまでの取組事例② 紙製容器包装のリサイクル推進
当社では2023年より、消費者の紙製容器包装のリサイクル意識を高める一助となることを目指し、リサイクル回収箱をトキワ松学園中学校高等学校に設置しています。回収された紙製容器包装は、回収量に応じて後日、トイレットペーパーにリサイクルされて、トキワ松学園中学校高等学校に寄贈しています。
株式会社ロッテ
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