Amazonの社員やパートナーは、日々世界中のお客様に笑顔を届けるために信念を持って行動し、その影響は職場だけにとどまらず、周囲の人々の生活にも素晴らしい変化をもたらしています。Amazonは、職場や地域社会で誰かの役に立っているときに社員やパートナーの方々が最も輝いていると考えており、それぞれの想いや意志に基づいて、独自のスキルや経験を活かして社会に貢献する人々を「#AmazonStars」と呼んでいます。そこで、ここでは5人のAmazon Starsを紹介します。

「多様な個性を尊重することは周りにいい影響を与える」

消費財事業本部　ベビー&マタニティー事業部商品部　部長 森川 卓

2012年にAmazonに入社した森川卓さんは、2023年8月に消費財事業本部 ベビー&マタニティ事業部商品部の部長に就任し、赤ちゃんや妊婦さん向けに幅広い商品をお客様に提供しています。

自身も父親であり、個性の強い息子さんを持つ森川さんは、多様な視点がもたらすポジティブな影響を大切にし、Amazonが掲げるDEI、ダイバーシティ（多様性）、エクイティ（公平性）、インクルージョン（包括性）に賛同しています。息子さんのおかげで実感したDEIの大切さを職場でも浸透させる活動をしたくて、今年3月からは、社員の有志でつくるアフィニティグループの中で、障がいを持つ社員やその家族をサポートする「Amazon People With Disability（PWD）」にも参加しています。

日本のPWDアフィニティグループにはさまざまな部署から幅広いメンバーが参加し、ミーティングや外部の講師を招いて座談会などのイベントを開いています。

PWDの活動を通して、新たな視点や気づきを得られたという森川さん。森川さんのPWDでの経験は日常の業務にも反映されているそうです。

「PWDで多様なメンバーと行動をともにするようになってから、周りにいるみんなの個性を大切にしたいという思いが強くなりました。共に働く仲間1人1人をより深く理解し、それぞれの個性を伸ばしていくためのコミュニケーションがチーム力強化につながると確信できたのです。この学びを活かして、私が所属するベビー&マタニティ事業部でも、これからもっと、さまざまなお客様に寄り添ったサービスを推進していきたいです」

「自身の長期入院経験から他人への思いやりを再認識」

Amazonデバイス事業本部　オフライン事業部　事業部部長　清水　文弥

2016年にAmazonに入社し、KindleやFireタブレットを扱うAmazonデバイス事業本部で量販店などオフライン販売などを担当するチームを統括している清水文弥さん。2022年8月に体調に異変を感じ、「多発性骨髄腫」という血液のがんであることが判明しました。座っていられないほどの倦怠感が続いたときは、原因が分からず不安だったそうですが、病名を告げられたときは、原因や治療法がはっきりして、むしろほっとしたと言います。

緊急入院をしたので、業務の引き継ぎなどできない中、チームメンバーは積極的に協力し、Amazonのリーダーシップ・プリンシプル（LP）であるOwnershipとBias for Actionを発揮し、上司の不在をフォローしてくれたそうです。国内外のシニアリーダーたちも「仕事のことは忘れて治療に専念するように」というメッセージをくれて、その温かな思いやりが清水さんの心に沁みました。

長期入院や、その後のリハビリ期間を経て、清水さんの体調・体力も徐々に回復し、復職しました。現在も治療を続けつつ、免疫力の低下から人混みを避けるために在宅勤務が中心ですが、今は週に1回、オフィスに出社もされています。清水さんは、病気が発覚したときから病状や治療経過などをオープンにし、チームメンバーに定期的に情報発信してきました。このことによって、周囲の安心感を確保できるとともに、周りの人からご自身の治療経験や体調について打ち明けてもらう機会が増えたそうです。

「私以外にも辛い経験や不安を抱えながら働いている人がたくさんいることに気づきました。私と話すことで皆さんの悩みが少しでも解消され、働きやすい状況になれば、それが私の皆さんへの恩返しになるかもしれません」

「地域を知り、地元の方にはAmazonをもっと身近な企業と感じてもらいたい」

府中デリバリーステーション　エリアマネージャー　大橋　直美

新卒社員として2022年にAmazonに入社した大橋直美さんは、東京都府中市にある府中デリバリーステーション（以下、府中DS）でエリアマネージャーを務めています。彼女の仕事は、Amazonで注文された商品をお客様の元に安全かつ効率的に届けるために業務の改善や拠点で働く人のサポートです。加えて、地域とのつながりを大切にし、地域社会を豊かにするための活動に取り組むAmazon社員によるボランティアグループ「Amazon Gives（アマゾン ギブス）」にも参加しています。

Amazon Givesの活動の一環として、府中DSの清掃活動をしていた大橋さんは、清掃中に小学生や近所の方々と「おはようございます」とあいさつを交わしているうちに、もっと地域のために役立つことがしたいと思うようになったそうです。そこで、何か自分で考えて、周りを巻き込めないかと思い、府中について調べてみたところ、農業が盛んであることを知り、府中市の農家に焦点を当てました。

そこで地元の農家と交流を持ち、社員10名で運営するミニマルシェを開催しました。開催日当日は、2軒の農家に150パックの野菜を府中DSに届けていただき、その場で販売。普段スーパーで見かけないような珍しい野菜、大きく新鮮な野菜に、府中DSのスタッフは大喜び。野菜はみごとに完売しました。

できれば来年もミニマルシェを開催したいと、大橋さん。自分たちが地域のことをもっと知ると同時に、地域の皆さんにAmazonをもっと知っていただき、地域とのきずなを深めることがこれからの目標だと語ります。

「配達を通じて、地域とのきずなをより深く、強くしていきたい」

Amazon Hub デリバリーパートナー　蕎麦屋松庵 松林　友香

神奈川県藤沢市で地元の人に愛される「手打ち蕎麦 松庵（しょうあん）」は、開業して7周年を迎えました。店主は、もともとIT企業に勤めていた松林友香さん。松林さんは25年間会社勤めをしたら、次は自分の好きなことを始めようと決めていました。趣味のスキー帰りに食べる蕎麦がいつも楽しみだったというのもあり、そこでひらめいたのが蕎麦打ちでした。

松林さんは後輩の実家のお蕎麦屋さんに手伝いに行き、見て聞く以外は独学で打ち続けました。8年ほど経験を積んで、技術を習得したのち、サーフィンでも人気の湘南エリアに開業。今では多くの常連さんに支えられながら楽しく営業しています。

松林さんは、新しい試みとして、2023年10月からAmazon Hub デリバリーパートナーとして配達を始めました。Amazon Hub デリバリーは、お店や事務所を構えている方が、Amazonからの委託を受け、空き時間と空きスペースを利用してご近所にAmazonの商品をお届けするプログラムです。松林さんはお客様の少ない時間帯に、現在は週に2回Amazonの商品の配達をしています。今後は季節的にお客様の来店が少なくなる頃などに、Amazon Hubデリバリーの稼働日を増やすことを検討中です。

「お届け先がうちのお客様だったこともあります。街に出る機会が増えて、すれ違うお客様とも気軽にあいさつができるようになりました」

蕎麦店の営業に加えて、Amazon Hubデリバリーを通じても、地域とのきずなをより深く、強くしていきたいと考えているそうです。

「人生は一度きり。今後はAmazon Flexを続けながら、新しい事業にチャレンジしたい」

Amazon Flex ドライバー　細江　竜司

細江竜司さんはフリーランスで映像制作などのお仕事をしつつ安定した報酬を得たいと考え、2020年8月からAmazon Flexドライバーを始めました。配達は未経験だったそうですが、今まで行ったことのないエリアを訪れたりするのが楽しいと語っています。

Amazon Flexとは、個人事業主である配送ドライバーが、決められたシフトではなく、ドライバーご自身が、自由な時間を自ら選択して働くことができる配送プログラムのことです。

細江さんは今年から、10月末に兵庫県に新設された神戸長田デリバリーステーション（神戸長田DS）を拠点に配達をするようになりました。Amazon Flexドライバーになって3年経ち、今では配達にも慣れ、始めたばかりのドライバーさんにも積極的に話しかけているそうです。自身の経験を共有することで、「未経験者の方がスムーズに配達を行えるようになり、安全に、少しでも早くお届けできればお客様にも喜んでいただけたら」と話します。

「人生は一度きり。悔いなく、楽しく生きていきたい」がモットーの細江さんは、 Amazon Flexは急な仕事の対応や子供たちのお世話、趣味である旅行のプランに合わせて配送業務ができるので、家族やプライベートの時間も非常に充実しているそうです。

今後はAmazon Flexを続けながら、新しい事業にチャレンジする時間も増やし、もっと視野を広げていきたいそうです。

それぞれの想いや意思に基づいて、独自のスキルや経験を活かして職場や地域社会で活躍するたくさんの#AmazonStars。Amazon は、多様な個性やアイデアを発揮する仲間たちと共にお客様に商品やサービスをお届けすることを誇りに思います。そしてこれからも多くの#AmazonStarsがより輝けるようにしていきます。