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創業94年の老舗桐箱メーカーと高校生が共同制作 廃材を活用した「ピタゴラ装置」を初お披露目

1929年創業で国立博物館向けの桐箱からギフトの箱まで幅広く桐箱を製造している株式会社増田桐箱店(本社:福岡県古賀市、代表取締役:藤井)は、福岡市東区の福岡県立香住丘高等学校とピタゴラ装置を産学連携で共同制作し、2023年9月9日に開催された文化祭「第31回香煌祭」にて、初めてお披露目しました。

弊社では、年間約100万個以上の桐箱を生産しており、生産の過程で発生する余剰桐箱や廃棄材料が課題とされていました。これを受け、今回新たな取り組みとして、福岡市東区の香住丘高校数理コミュニケーションコースと、ピタゴラ装置を共同制作。香住丘高校数理コミュニケーションコースでは、毎年文化祭にてピタゴラ風からくり装置の制作を行っているものの、加工や材料などの素材入手に苦労していたという背景もあり、増田桐箱店が年間に製造する桐箱の余剰部分を活かすこと、桐箱や材料を再利用し、環境問題を含むSDGsへの理解を深めていただきたいといった思いのもと、今回の取り組みがスタートしました。

2022年12月に最初の打合せを行い、2023年3月には増田桐箱店の工場に高校生が見学をして構想を練り、学生の斬新なアイディアと職人の熟練した技で総制作80時間以上をかけた増田桐箱店と香住丘高校の生徒達との共同「ピタゴラ装置」が完成。この度、香住丘高校の文化祭「第31回香煌祭」にて初お披露目いたします。これを通して、増田桐箱店の職人の技を感じていただき、多くの人が桐箱への興味とSDGsへの理解を持ってもらえるきっかけを創出できればと思います。

今後も増田桐箱店では、現代のニーズに合わせた生活に必要な桐箱を通じて、大切なものをしっかり保管できるお手伝いをしたいと思っております。