企業の「口コミリスク」に本質的な解決策──退職代行とは真逆の“声を届ける”仕組み。社員参加型の組織改善プラットフォーム『yellba(いえるば)』が正式リリース
“辞める前に本音を言える”環境で、経営リスクを未然に防止。サーベイや目安箱とは異なる新しいアプローチ
株式会社yellba(本社:東京都港区、代表取締役:西川和範)は、企業の採用力向上と口コミリスク対策を実現する、社員参加型の組織改善プラットフォーム『yellba(いえるば)』を2025年9月より正式に提供開始いたします。
2024年6月から一部企業での先行運用を経てリリースされる本サービスは、企業口コミサイトに端を発する“企業評価の低下”や“採用難”といった課題を解消すると同時に、社員が在籍中に安全に声を届け、組織づくりに参加できる環境を整えることで、離職防止やエンゲージメント向上を促進する全く新しいソリューションです。

増え続ける「企業の口コミリスク」。背景にあるのは“本音を言えない職場”
近年、OpenWorkや転職会議などの企業口コミサイトに投稿された退職社員からのネガティブな口コミが、企業の採用活動に大きな影響を及ぼしています。 応募辞退の理由として「口コミが悪かった」「社風に不安を感じた」という声は珍しくなく、採用難が常態化するなかで企業ブランドを守る施策は喫緊の課題です。
しかし本質的な原因は、単なる広報戦略の不足ではありません。低評価の根本には、「在籍中に社員が本音を言えないまま辞めてしまった構造的な問題」が存在しています。
不満を溜めたまま退職した社員による書き込み、または企業に対して何も言う気を失った“諦めの沈黙”は、いずれも外部における信頼低下・採用難・風評リスクを引き起こす温床となり、後に大きなダメージとなって跳ね返ってくるのです。

既存施策が抱える課題
企業が社員の声を集める手段としては、目安箱・社員サーベイ・1on1などが広く活用されています。しかし、それぞれに課題があります。
-
目安箱:匿名性が高く本音を集めやすい反面、不満の吐き出しに偏りやすく、一人の声だけでは組織全体の改善につなげにくい。
-
社員サーベイ:組織全体の傾向を把握できるが、そもそもエンゲージメントが高くない組織では率直な意見が出にくいことがあります。
-
1on1施策:上司と部下の関係を深めるには有効ですが、上司の力量に依存しやすく、個人レベルでの課題は解決できても、組織レベルの課題には対応が難しい。場合によっては、部下の声が揉み消されたり丸め込まれるリスクもあります。
yellbaは、これら既存施策の良さを生かしつつ、集めた声を"組織全体で向き合う課題"として可視化し、改善行動に変える仕組みを提供します。
「退職代行の真逆」──yellbaは“黙って去る”を防ぐ対話のインフラ
こうした状況に対し、yellbaが提供するのは社員が在籍中に企業へ安心して声を届けられる“対話のインフラ”です。
匿名かつ安全な環境のもとで投稿された声に対し、他の社員が「いいね」で共感・支持を示すことで、経営や人事は支持の多い意見から優先的に確認・対応していくことが可能になります。
また、過剰なクレームや攻撃的な投稿を防ぐためにガイドラインを整備し、「意見の質」を保ちつつ声を拾い上げる設計になっている点も特長です。
これは、社員が会社に何も言わずに一方的に辞めてしまう “退職代行的な選択"とは真逆のアプローチ。「辞める前に本音を言える」環境をつくり、社員自身が組織の改善に関わる当事者になる仕組みです。

新機能「AIアドバイザリー」で投稿の質を向上。社員の視座を引き上げる仕組みも
正式版のリリースにあたり、yellbaでは新たに「AIアドバイザリー」機能を搭載。
社員が意見を投稿する際に、ワンクリックでAIによるアドバイスと添削案を受け取ることができます。視点は以下の3つです:
-
会社のガイドラインやルールに違反していないか
-
他の社員から共感・支持されやすい伝え方や表現になっているか
-
組織にとって建設的で、実行に移しやすい前向きな提案になっているか
この機能は、ただ声を集めるだけでなく、社員自身の視点や表現力を高める“教育的なフィードバック”の役割も担っています。
実際の運用現場では、投稿内容にバラつきが出ることが多く、「改善につながりづらい不平不満」や「企業視点からは扱いにくい内容」も少なくありませんでした。
AIアドバイザリーによって、そうした声が企業側にとっても価値のある前向きな提案や課題提起へと変わる可能性が広がります。
求職者に選ばれる企業へ。採用力を高める“信頼の仕組み”として
「社員の声を聞く姿勢がある会社」であることは、在籍者の安心感を高め離職防止につながるだけでなく、求職者にとっても魅力的に映ります。
口コミサイトでの評価に一喜一憂するのではなく、社内で“声が届き、改善が動いている”ことを可視化すること自体が採用ブランドになる時代です。
yellbaは、 “黙らせる”のではなく“誠実に伝え合える”組織文化を醸成し、社員の声を資産に変えることで、企業の健全性と未来の採用力を両立させます。
今後の展望:改善の「見える化」をさらに推進
今後は以下の機能も順次リリース予定です:
-
ダッシュボード機能:投稿傾向や改善状況を定量化し、組織の健全性や活性度を可視化
-
課題管理機能:投稿から抽出した課題への対応状況を管理し、 “声が活きている実感”を社内に浸透
代表コメント(株式会社yellba 代表取締役 西川和範)
社員の声は、企業にとってリスクではなく資産です。しかし多くの企業は、その声を受け止める仕組みを十分に持てていません。
私はこれまで、人事や経営の現場で“社員と真正面から向き合うことを避ける文化”を見てきました。その背景には、社員を単なるリソースとして効率的に“管理・統制”しようという発想が根強く残っています。しかし、優秀な人材の価値が高まり、人材流動性が進む今こそ、企業は社員との関係をより対等で、誠実なものに進化させなければなりません。
yellbaは、会社と社員が建設的に意見を交わし、課題を共有し合いながら改善できる“対話のインフラ”であり、会社と社員の信頼の再構築を支える存在です。
“辞める前に本音を言える場所がある”──そんな当たり前を組織に根づかせていきたい。そして、会社と社員が誠実に向き合い、両者がともに発展できる健全な組織を社会に増やしていきたいと考えています。」
製品情報
-
サービス名:組織改善プラットフォーム『yellba(いえるば)』
-
提供形態:クラウド型SaaS
-
提供開始日:2025年8月(正式版リリース)
-
価格:月額3万円〜(企業規模に応じた変動)※AIアドバイザリー機能は別途有料オプションとなります。
会社概要
株式会社yellbaは、“ホンネを「言える場」が、組織を強くする”をテーマに、組織とそこで働く個人が共に成長できる仕組みを提供しています。組織・人事に関する知見を活かし、あらゆる組織におけるエンゲージメント向上・離職防止・採用力向上に直結するサービス開発を進めています。
-
会社名:株式会社yellba
-
代表者:西川和範
-
所在地:東京都港区赤坂
-
設立:2023年6月
-
事業内容:
・組織改善プラットフォームの開発・運営
・組織診断サービスの提供
・組織・人事コンサルティングの提供
【本件に関するお問い合わせ先】
E-mail:contact@yellba.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像