ローツェライフサイエンスが10億円の設備投資!
創薬研究や再生医療に必要な細胞培養操作を研究エリア全体で自動化・効率化へ
半導体・FPD・ライフサイエンス関連装置を開発するローツェ株式会社(広島県福山市/東証プライム市場:証券コード6323)のグループであるローツェライフサイエンス株式会社(茨城県つくば市)は、延べ床面積8倍(既存比)の元研究施設を取得し、2022年5月に移転しました。従来の細胞培養操作における単体自動化製品に加え、複数機器を管理・統合した培養設備全体の設計・開発を本格的に進める環境が整いました。
これまでローツェライフサイエンスは、創薬研究・再生医療に必要な細胞培養操作用ロボティックインキュベーター(細胞培養装置)や自動培地交換システムなど単体製品を中心にお客様(大学、製薬企業等の研究機関)へ納める事業を展開してきました。
2020年より、スケジューリングソフトウェア:Green Button Go(※Biosero社製・以下GBG)の販売を本格的に開始。複数の機器がそれぞれにおこなっていたプロセスをGBGによりシステムとして一元管理する事が可能となり既に多くのお客様に導入頂いてきました。そして現在、システムや機器のみならず、処理室等もソフトウェアで管理・統合した自動細胞培養設備としてのソリューションを求める声が増してきています。さらに、全体プロセスを自動化するため設備内に設置された機器やシステム間で使用するマイクロプレート等の容器を自動搬送するモバイルロボットなどのニーズも広がる中で、自動化・効率化を目指す研究エリア全体のコーディネーションとデータインテグリティに期待が高まっており、これらのお客様ニーズに応えるため、この度の設備投資を決断しました。
一方、社員数増加に伴うオフィススペースの拡大や、複数の場所に分散している業務を当該新施設1か所に集約する事での業務効率化を図り、新製品や新ソリューション開発時のお客様との商談、試作品製作、各種実験・検査のほかショールーム等と多目的に活用することを計画しています。
コロナ禍での2021年の業績は、装置納入延期も影響し当初計画には届かなかったものの、22年以降は、国内大手製薬メーカーとの直接取引、米国や中国の医療研究機関との商談も着々と広がりを見せ、3年後には2倍強の売上増 (22年2月期7.5億円→25年2月期18億円)を見込んでおります。ライフサイエンス事業のダイバーシティ化に伴い、今後の開発が製品単体から設備全体へと広がり、さらなる開発促進と人員強化も見据えた投資となることを期待しております。
ローツェライフサイエンス株式会社について
所在地:茨城県つくば市上横場430-1設立年月:2017年3月
事業内容:創薬・再生医療に必要な細胞培養操作におけるライフサイエンス関連装置等、自動化装置の開発設計・製造・販売
従業員数:27名(2022年5月現在)
売上高:約7.5億円(2022年2月期)
URL:https://www.rorze-ls.com/
移転先の新研究施設について
敷地面積:約16,600㎡ (移転前:約800㎡)
建物延床面積:約4,800㎡ (地階1,000㎡、1階1,700㎡、2階1,250㎡、3階870㎡(実験室/クリーンルーム/執務スペース/会議室/ショールームなどを計画) (移転前:約600㎡)
投資金額:¥10億(土地/建物) ※内装などは別途
前所有者:株式会社ミツトヨ(つくば研究所として稼働)
ローツェ株式会社について
本社所在地:広島県福山市神辺町道上1588-2
設立年月:1985年3月
事業内容:半導体/FPD/ライフサイエンス関連装置等、自動化装置の開発設計・製造・販売
従業員数:単体 222名 / 連結 3,670名 (2022年2月末現在)
売上高:単体 48,844百万円 / 連結 67,004百万円 (2022年2月期)
URL:https://www.rorze.com/
上場市場:東京証券取引所 プライム市場 (証券コード:6323)
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