【名鉄百貨店】エスカレーター手すりベルトにユニバーサルデザインを導入、エスカレーター転倒事故を減らす取り組みを開始
名古屋市の立ち止まって乗ることを義務付ける条例可決を受け、名鉄百貨店本店本館エスカレーターを利用される方々の安全性向上への取り組みを開始いたします。
手すりベルトをウレタンシートで覆うことで、転倒事故を大幅に防ぐ「ユニバーサルデザイン」に加えて、施設価値を向上させるための「集客広告」を共存させることで、安全向上にかかるコストを持続的な収益でカバーするためのトライアル施工をいたします。
株式会社UDエスカレーター(本社:東京都新宿区、代表取締役:江本 真聰、以下「当社」)は3月24日から翌25日にかけて、名鉄百貨店本店本館内の地下1階から1階へ続く昇りエスカレーター2基の手すりベルトに、当社保有の特許「ゆうどうマーク」に基づくユニバーサルデザインシートを施工しました。
名古屋市では、エスカレーターの利用時は歩かないことを義務とする条例案が可決されました。自治体による同様の条例は埼玉県に続き全国2例目で、政令指定都市では初めての試みになります。それに伴い、1日あたり約227,000人(参照)の利用者を誇る名鉄名古屋駅のターミナルビル内に位置する名鉄百貨店にて、「安全と広告」がひとつになった「ゆうどうマーク」付きエスカレーター手すりベルトを導入いただきました。
東京消防庁によると、東京都内だけで2019年の1年間でエスカレーターに起因した救急搬送者数は1,428人 (平均月100名以上)に及びます。
関西駅エスカレーターでの当社6年間に及ぶ追跡調査では、特別な啓発活動なく、ゆうどうマークが78%の転倒事故防止効果を有すると共に、歩行率も約50%減少させる効果を持つことを確認しています。
当社では、ユニバーサルデザインの取り組みをより持続的なものにするため、CSR活動の一環としてベルト施工費用を施設収益や広告収益金でまかなうというビジネスモデルを全国で展開しています。名鉄百貨店本店では、ゆうどうマークと共に、本館8階にある「TSUTAYA BOOKSTORE」・「SHARE LOUNGE」の認知を拡大するためのエスカレーターの手すり広告を掲出することで、安全の取り組みを持続的に行うための施設収益確保も同時に目指しています。
■「ゆうどうマーク」概要
特許番号:第4989862号
特許所有者:株式会社UDエスカレーター
発明の名称:エスカレーターの転倒事故防止用手摺ベルト及び転倒防止用エスカレーター
発明の概要:反転部の半円周範囲に1個、全長に複数個有する方向表示マークを表面に備えた、エスカレーターの転倒防止用手摺ベルト
■株式会社 UDエスカレーター 概要
代表取締役:江本 真聰
資本金:9,500万円
所在地:東京都新宿区新宿1-1-7 コスモ新宿御苑ビル7階
事業内容:
・エスカレーター手すり広告のバリアフリー機能並びにユニバーサルデザインに関する研究、開発、販売
・エスカレーター手すり広告の企画、立案と広告スペース販売
・エスカレーター手すり広告の制作、施工管理
■株式会社名鉄百貨店 概要
代表取締役:石川 仁志
資本金:1億円
所在地:愛知県名古屋市中村区名駅1-2-1
事業内容:百貨店業
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