医療機関受診における潜在ニーズ分析を公開
医療におけるアンメッドニーズ(患者様にとってまだ満たされていないニーズ)を探る
受診時に医師に伝えたいこと・聞きたいことランキング(発熱症状版)
医療機関受診時に患者様が医師に伝えたいこと・聞きたいことランキング(発熱症状版)では、下記のようなニーズ(上位3位項目)が算出されました。
1位「薬に対する要望」
(この症状に効く薬が欲しいなどの患者様の要望・薬の形状希望・服用方法/併用薬への質問・即効性などの要件希望・症状とは別の薬の処方依頼など)
2位「治癒に役立つ過ごし方」
(回復に役立つ過ごし方情報・注意事項・重症化しないように気を付けることなど)
3位「社会生活との関わり」
(会社や幼稚園のお休み期間・直近の対応業務をこなせるかなど)
※概要
2023年5月~7月の3か月期間、みんなの症状ことば・症状ことば関連サービスユーザーを対象にした発熱症状(季節性風邪・感染症関連)を訴える一般市民の症状表現と潜在ニーズ調査(受診患者実証150件への医師ヒアリングを含む)/総数非公開
患者様の抱える潜在ニーズの重要性(医師へのヒアリング情報を元に作成)
「症状ことばチャット」を通じたコミュニケーションの質向上(患者様ニーズの拾い上げ)の効果について、医師へのヒアリング結果(今回はランキング4位~10位の項目を重点)を下記抜粋記載します。
4位「周りへの配慮(感染防止)」
新生児の赤ちゃんがいる、独居生活であるなどの情報を得ることでそれぞれのライフスタイルを加味した感染防止アドバイスができた
5位「持病と現症状との関わり」
会社検診で指摘を受けていた、糖尿病であった、乳がんの手術を受けていたなど配慮項目について事前に詳細認識ができた
6位「外出・レジャーなどへの影響」
旅行に行く、どうしてもいきたいイベントがあるなど、現況の患者様診断結果を加味しながら心理に寄り添ったコミュニケーションができた
7位「酷さの訴え・心配ごとを聞いてほしい」
診察室外での患者様の辿った経過が理解でき、例えば肺炎や中耳炎にならないか心配していた場合など、適切な説明と安心感を与える説明ができた
8位「病気に対する疑問点」
素朴な疑問や誤認識を解消でき、処方などにも役立った
9位「他の普段気になっていた症状について」
ふと仰る症状懸念点が、早期発見につながる情報になった
10位「日常の健康維持について」
睡眠の質向上やコレステロール値などの相談などもあり、かかりつけ医として患者様に即した情報共有ができた
以上、
次回以降のプレスリリースではアンメッドニーズ・コミュニケーション指標についての考察を予定しています。
■「症状ことばチャット」とは
「症状ことばチャット」とは患者様が医師に理解してほしい症状、心配なこと、聞きたいことを、診察前にチャット形式にてヒアリングするという(最終的に医療形式にて医師に共有)、一般市民視点に拘った新しいコミュニケーションサポートサービスです。
記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000061997.html
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