ミミクリデザイン、インテージと業務提携。組織と事業を横断するリサーチソリューションとワークショップによるイノベーション支援サービス「Re-Frame」を展開
ボトムアップ型の組織開発・事業開発を得意とするミミクリデザインと、国内No.1マーケティング・リサーチ企業のインテージが業務提携契約を締結
■生活者リサーチとワークショップを活用し、組織づくりからイノベーションを支援する新プログラム「Re-Frame」開発
「Re-Frame」では、リサーチデータとワークショップを活用し、作り手として企業の"ありたい姿"を問い直し、イノベーティブな組織づくりの開発支援を行います。
2020年、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、数多の企業がそれまで想定していたシナリオを大きく変更せざるを得ない状況に直面しています。また、市場全体の不確実性が増している中では、目先のニーズを場当たり的に獲得しようとするのではなく、まずは自分たちの組織の課題や価値観、”ありたい姿”を十分に問い直した上で、必要な戦略を練るプロセスが必要不可欠です。
これまでミミクリデザインでは、インテージが持つ生活者リサーチとインサイト発掘の専門性をワークショップに導入するかたちで、生活者の本質的な価値観やニーズの理解を起点とした、ボトムアップ型の新商品開発の協同プロジェクトを実施してきました。これらの取り組みを発展させるかたちで開発した本サービス「Re-Frame」では、イノベーションを起こすためには、事業だけでなく、その土台となる組織の変革も視野に入れた取り組みが重要だという考えのもと、組織の課題や価値観を問い直すところからイノベーション・プロセスに伴走し、必要な支援を提供します。
本サービスは、「創造性の土壌を耕す」というスローガンのもと、ワークショップを中心としたボトムアップ型のアプローチを得意とするミミクリデザインと、「生活者の”サイン”(声にならない声)をデータやファクトをつなぎ合わせることで推察してカタチにし、作り出す」ことを掲げるインテージの価値創造ソリューション「デ・サインリサーチ」チームの専門性が結びつき、誕生しました。今後「Re-Frame」のプログラムを通して、幅広い企業の組織変革や企業統合、新市場創出のプロセスを支援していきますので、どうぞご期待ください!
■「Re-Frame」概要
調査とワークショップを組み合わせたイノベーション支援プログラム。
対応課題は、事業開発、企業課題発掘、組織やインナー課題など
‣ Issue:作り手の創造性を問い直し、再定義することから始める
‣ Outcome:新たな価値観の構築、イノベーティブな組織づくり
‣ Output:「再定義した新たな価値観」を表すビジョンシート、その価値観に基づいたクレド開発、人材研修など
‣ 3つの事業・組織開発支援メニュー
1)「Re-Frame Logue」
多様な解釈が可能な生活者や従業員に関するリサーチデータを読み解き、“ありたい姿”を問い直します。新たな価値に基づく企業の方針を策定し、組織内に浸透させることをゴールとするサービスです。組織間や、経営層と現場といった階層の壁を超えて同じ場で議論することで、自社が提供しうる新たな価値を発見し、共通認識のもと企業方針を策定します。
2) 「Re-Frame Party」
新たな事業の開発に向けて多様な企業の参加者が集う場を設定し、互いの価値観から触発し合うことで、コラボレーションの種を発見するサービスです。業界の垣根を超えたコラボレーションを実現し、企業間の開発および企業ごとの開発を支援します。
3) 「Re-Frame Market」
自社がビジネスを行っている市場や測定指標の定義を問い直し、企業や事業の成長に結びつく新たなゴールを創造するサービスです。
‣ ウェブサイト: https://re-frame.com/
【株式会社インテージ】 https://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩)は、「Create Consumer-centric Values ~ お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、さまざまな業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、共に生活者の幸せに貢献することを目指している。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援している。
【株式会社ミミクリデザイン】 https://mimicrydesign.co.jp/
株式会社ミミクリデザイン(本社:東京都渋谷区、代表者:安斎 勇樹)は、「創造性の土壌を耕す」をコーポレートスローガンに掲げ、ワークショップと学術知見を組み合わせたボトムアップ型のアプローチを活用し、集団の創造性を引き出すことで、事業開発・組織開発双方における複雑な課題解決のプロジェクトをファシリテートします。
■開発責任者コメント
小田 裕和(株式会社ミミクリデザイン Manager / Design Researcher)
インテージ社とは、これまで数多くのプロジェクトで協業してきました。多くのプロジェクトを通じ、組織内や市場の価値観を問い直すことまで踏み込む必要があることに行き着き、より上位レイヤーでの課題に対応できる専門性の高いサービスを、新たに立ち上げることになりました。
よりイノベーティブなプロダクトを生み出すためには、組織そのものがイノベーティブに変わっていく必要があります。単なるリサーチデータの読み解きではなく、リサーチデータきっかけとして組織の1人1人の間に対話を引き出すことで、新しい方向性や価値観を組織の内側から生み出していく。今回展開をスタートする「Re-Frame」が、創造性溢れる組織や事業の形成の一助になることを期待しています。
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東京大学大学院 情報学環 特任研究員。千葉工業大学大学院工学研究科博士課程修了。 博士(工学)。千葉県出身。新たな価値を創り出すための、意味のイノベーションやデザイン思考といったデザインの方法論や、そのための教育と実践のあり方について研究を行なっている。ミミクリデザインでは、新たな意味をもたらすための商品開発プロジェクトや、主体的に価値創造に取り組む人材の育成プロジェクトを中心にディレクションやファシリテーションを担当している。
■代表コメント
安斎 勇樹(株式会社ミミクリデザイン CEO / Founder)
昨今、イノベーションの手法論は、やや混迷しています。市場からイノベーションの解を発見する「外から内へ(アウトサイド・イン)」のアプローチと、作り手がビジョンを提案する「内から外へ(インサイド・アウト)」のアプローチの二項対立に揺れるなかで、結局のところ、マーケティング・リサーチデータをどのように活用すればよいのか、指針を失っている企業も少なくないように思います。
いま大切なことは、内から湧き上がる「問い」を大切にし、組織と事業のありたい姿を問い直すこと。そして不確実性の海に漕ぎ出すために、"錨"としての「データ」を、イノベーションの触媒として活用すること。問いとデータを組み合わせることで、組織の創造性を発揮し、「新たな事業の可能性」を探り出すことです。
今回提案する「Re-Frame」は、インテージと約5年にわたる協業と対話を経て生み出すことができたソリューションです。自社の創造性を高め、イノベーションを希求する多くの企業様にご活用いただけることを願っています。
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株式会社DONGURI CCO。東京大学大学院情報学環特任助教。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。商品開発、人材育成、地域活性化などの産学連携プロジェクトに多数取り組みながら、多様なメンバーのコラボレーションを促進し、創造性を引き出すワークショップデザインとファシリテーションの方法論について研究している。主な著書に『問いのデザイン-創造的対話のファシリテーション』(共著・学芸出版社)『ワークショップデザイン論-創ることで学ぶ』(共著・慶応義塾大学出版会)『協創の場のデザイン-ワークショップで企業と地域が変わる』(藝術学舎)がある。
【株式会社ミミクリデザイン 会社概要】
代表者: 安斎 勇樹
本社所在地: 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目3−1
事業内容: 価値創造コンサルティング業務、ワークショップファシリテーター育成業務
URL: https://mimicrydesign.co.jp/
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