冬の寒さは「仕方がない」「光熱費が上がる」が6割以上 家の断熱改修を「施したいとは思わない」が約半数、理由は「費用」 許容できる価格帯は「10万円以下」が最多
住まいのプロに出会えるマッチングサービスを運営する SUVACO(スバコ) 株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役: 黒木武将、URL: https://suvaco.jp )は、「住まいの断熱」に関するインターネット調査を行いました。
【サマリー】
1)冬の寒さは「仕方がない」!外気温よりも寒い室内で家電を使う姿が浮き彫りに
全体の6割以上が、「冬は光熱費が上がる」「冬の寒さは仕方がないから暖房器具などで対応」と回答。また、3人に1人は冬の自宅の気温が「外気温より寒いか同じくらい」と、“光熱費が上がるけど家が寒くて仕方がないから暖房器具などで耐えている人”の多さが浮き彫りに。
2)暖房器具所持率1位はエアコン。北海道は「エアコン」「こたつ」を持たない地域!?
現在所持している季節家電は「エアコン」が8割以上とトップ。ほかには、「各種ストーブ・ヒーター」が挙げられた。一方で、地方別にみると、北海道は「各種ストーブ・ヒーター」以外の暖房器具を持つ人が少ないことが明らかになった。
3)「断熱改修」の良さを知っている人は6割、しかし「施したいとは思わない」人も多い
現在の住まいの寒さが、家を断熱改修(寒さ対策)することで軽減することを「知っている」人は6割以上いたが、メリットを理解しながらも、「施したいとは思わない」という人は約半数。その理由として一番多く挙げられていたのは「金額」。実際に「出せる金額」を聞くと、部分改修でも全面改修でも「10万円未満」であった。
【調査概要】
・調査対象者:20代以上の既婚者
・居住地域:日本全国(9地方での割付有り)
・調査実施期間:2019年2月26日(火)~27日(水)
・回答者数:507名
・調査手法:インターネット調査
【詳細】
1)冬の寒さは「仕方がない」!外気温よりも寒い室内で家電を使う姿が浮き彫りに
今回は主に“冬の寒さ”についての調査を行いました。まず、「現在の住まいにおける冬の寒さ」について聞いてみると、「冬は光熱費が上がる」「仕方がないので暖房器具などで対処している」がそれぞれ6割以上、さらに両回答とも選んでいる人は4割以上いました。
また、暖房器具を使わない場合の家の寒さについては、3人に1人が「外気温と同程度かそれよりも寒く感じる」と回答していました。これらの結果から、“光熱費が上がるけど家が寒くて仕方がないから暖房器具などで耐えている人”が多いことがわかります。
2)暖房器具所持率1位はエアコン。北海道は「エアコン」「こたつ」を持たない地域!?
寒さをカバーしている家電について、“所持している季節家電は?”という形で聞いたところ、「エアコン」が8割以上と一番多く、つぎに「扇風機」「各種ストーブ・ヒーター」と続きました。エアコン所持者のうち、7割近くが他の暖房器具も所持していることから、複数の家電を使用して寒さに対応している様子がうかがえます。
また、各地方での所持率をみたところ、エアコンやこたつ、ホットカーペットなどといった暖房器具で所持率最下位だった地方は意外にも「北海道」でした。
3)「断熱改修」の良さを知っている人は6割、しかし「施したいとは思わない」人も多い
住まいにおいて、冬の寒さの軽減策として挙げられる「断熱」についての認知を聞いたところ、6割が「知っている」と回答。しかし、半数近くが「施したいとは思わない」と答えていました。主に費用面において、「高そう」であるというイメージが先行しているようです。
では、実際にどの程度の金額であれば改修しようと思うのか、「お風呂に入るときに脱衣場で寒さを感じないくらいの快適さ(部分改修)」、「暖房機器をほとんど使わなくても済むくらいの快適さ(全面改修)」の2つにわけて聞くと、両方において「10万円未満」と、「断熱改修」の価格帯としては非常に低い項目を選んだ人が多くいました。
<SUVACO編集長による総括>
北海道を除き、おおむね冬の寒さは「仕方がないもの」だとあきらめ、エアコンなどの家電・暖房器具などで局所的に対処するという暮らしぶりが明らかになりました。さらに、住宅の断熱改修による効果については認識しつつも、導入したいとは思わない方が半数近くおり、その理由の多くが「費用が高そう」という結果でした。
しかも、改修にかけられる費用について、「お風呂に入るときに脱衣場で寒さを感じないくらいの快適さ(部分改修)」、「暖房機器をほとんど使わなくても済むくらいの快適さ(全面改修)」のいずれに関しても、「10万円未満」を選んだ人が最も多かったことには驚きました。エアコンなど暖房器具の購入費用や、冬の光熱費を考えれば10万円をすぐに回収できるほどの効果があると思うのですが、そう考えない方が多いところに、断熱改修に関する情報のギャップを痛感せざるを得ません。
これは決して住み手の問題ではなく、高断熱・高気密の住宅がもたらす効果について、正しい情報をまだ伝えきれていない住宅業界や我々メディアの課題でしょう。今回の調査結果を踏まえ、SUVACOとしても断熱をはじめとする住まいの性能向上について、今後も積極的に情報発信を続けていく所存です。
【会社概要】
企業名:SUVACO 株式会社
URL:https://suvaco.jp
代表者:代表取締役 黒木武将
所在地:本 社 東京都港区元赤坂 1-4-21 赤坂パレスビル 1F
名古屋支部 愛知県日進市赤池2-808(未来デザインラボ内)
設 立:2013 年 4 月 2 日
事業内容:注文住宅・リノベーションなど 住まいのプロに出会えるマッチングプラットフォームの運営
<SUVACO 事業内容>
2013 年7月より、理想の家づくりをしたい人がリノベーション・リフォーム・注文住宅のプロに出会えるマッチングサイト「SUVACO」を運営。日本国内 1,200 社を超える専門家(設計・デザインや施工のプロ)の事例やトレンド・お役立ちアイデアを特集・記事として配信しております。ご要望に合った住まいのプロを紹介・提案する「専門家紹介サービス」も提供。さらに、株式会社扶桑社発行の「リライフプラス」と共同にて、リノベーション専門サイト「リノベりす」の運営も行っています。
<SUVACO 住まいの専門家・事例数>(2018 年 12月現在)
参加専門家数(建築家・工務店・住宅企業) 1,240 社
SUVACO の事例登録部屋数 72,139 件
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