トゥモロー・ネットの「CAT.AI」と両備システムズの粗大ごみ収集受付システム「Eco伝」が連携
~AIを活用したサービス拡充で、利用者の利便性向上を実現~
株式会社トゥモロー・ネット(本社:東京都品川区、代表取締役社長:李 昌珍 以下、トゥモロー・ネット)は、AIを活用した自動化システム「CAT.AI CX-Bot(キャットエーアイ シーエックス・ボット 以下、CX-Bot)」と株式会社両備システムズ(本社:岡山県岡山市北区、代表取締役社長:松田 敏之 以下、両備システムズ)の粗大ごみ収集受付システム「Eco伝」を連携させ、利用者の更なる顧客体験の向上を目指すことを発表します。これにより、各自治体が実施する粗大ごみ収集の受付業務の迅速で的確な対応を支援します。

■背景/課題
Eco伝は、住民が排出する粗大ごみの品目、日時、収集場所の申込みを受付、収集を行うドライバー等に、適切なルートで当日の収集の指示を行うことができるシステムです。その中で、電話やチャットボットのみでの受付では十分に行き届かない、顧客体験の改善が課題となっていました。スムーズな顧客体験を目的に、以前よりボイスボット導入による対応を検討したものの、ボイスボットだけでは粗大ごみの種別の特定や住所の聞き取りが難しく実現まで至っていませんでした。そこで、ボイスボットとチャットボットが同時利用できるCX-Botとの連携が検討されました。
■開発のこだわり/サービス改善のポイント
Eco伝とCX-Botを連携させることで、1度の電話で音声通話、チャットでのテキスト入力や画面でのごみの種別の選択、位置情報の認識による集荷場所の特定ができるようになり、スムーズな受付が可能になります。CX-Botが搭載している「CXマルチモードAI®」では、ボイスボットやチャットボットなど複数の機能を1つのプラットフォームで同時利用できるため、言葉で説明が難しい場合でも、選択ボタンやマップなど視覚からも理解できる機能を利用して情報を簡単に伝えることが可能です。

今回のCAT.AIとの連携により可能となった点は以下の通りです。
-
粗大ごみの種別の特定:ボイスボットのみでは難しかった収集対象の種別の特定にはチャットボットを連携。デバイスの画面上にごみの種別の候補を複数表示させてユーザーが選択できるようにすることで簡単に特定できます。
-
収集場所の特定:位置情報を活用することで、場所の特定がより正確にできるようになり、最寄りの収集場所をスムーズに案内できます。
-
注意事項等の説明内容把握:チャットボットでの表示により、注意事項などの複雑な説明を文字で視認できるため、聞き逃しの心配がなく、必要な情報を正確に把握できるようになります。
■Eco伝の問い合わせ対応イメージ

今回の連携で、24時間365日のAI自動受付が可能となることで利用者の利便性が大幅に改善し、顧客体験の向上が期待されます。トゥモロー・ネットと両備システムズは、今後さらに連携を強化し、より質の高いサービスの提供を追求してまいります。
■両備システムズ 公共ソリューションカンパニー パブリックプラットフォーム事業部
事業部長 角 敏幸氏のコメント
Eco伝は、長年にわたり粗大ごみ受付システムとしてご愛顧いただき、導入実績で全国トップの地位を築いてまいりました。多様化するライフスタイルやICTの急速な進展に伴い、住民一人ひとりに寄り添う行政サービスのあり方が問われる今、私たちはAI自動化システム「CAT.AI CX-Bot」との連携を通じて、24時間365日、誰もが快適に利用できる、シームレスかつユニバーサルなサービスを実現し、これからも時代の先を見据えたサービスデザインで、行政のDX(デジタルトランスフォーメーション)を力強く支えてまいります。
【Eco伝について】
「Eco伝」は、粗大ごみ受付・収集業務を最大限に効率化する革新的なソリューションです。インターネット、チャットボット、LINE受付など、さまざまなチャネルを通じてごみ収集の申請ができ、オペレーターの負担を軽減し、効率化を図ります。さらに、CTI連動により、電話の際に自動的に発信者情報が表示されるため、応対時間を大幅に短縮します。また、タブレットで収集データが更新されることで、収集状況のリアルタイムな追跡と管理が可能となり、さまざまな統計分析やデータ集計を行うことで、サービス提供の改善に役立ちます。これらの機能を通じて、ごみ収集をより効率的かつ迅速に行い、公共サービスの向上を目指します。
https://service.ryobi.co.jp/public_solution/rios-eco/
【株式会社両備システムズについて】
両備システムズは1965年に創業し、今では関係会社5社とともに、公共分野を中心に、民間企業、医療分野などに幅広い分野にICTサービスを展開しています。また地方の独立系ICT企業で、セキュリティ対策や、データセンターサービス、BPOサービスまで専門性の高いサービスをワンストップで提供しているのも特徴です。
「CAT.AI(Customer Agent of Tomorrow AI)」について
「CAT.AI」は「ヒトとAIの豊かな未来をデザイン」をビジョンに、コンタクトセンターや企業のAI対応を円滑化するAIコミュニケーションプラットフォームを開発、展開しています。プラットフォームにはボイスボットとチャットボットをオールインワンで提供する「CAT.AI CX-Bot」、生成AIと連携したサービス「CAT.AI GEN-Bot」を筆頭に6つのサービスが含まれ、独自開発のNLP(自然言語処理)技術と先進的なシナリオ、直感的でわかりやすいUIを自由にデザインし、ヒトを介しているような自然なコミュニケーションを実現します。独自のCX理論×高度なAI技術を以て開発されたCAT.AIは、金融、保険、飲食、官公庁を始め、コンタクトサービスや予約サービス、公式アプリ、バーチャルエージェントなど幅広い業種において様々なシーンで活用が可能です。
【トゥモロー・ネットについて】
トゥモロー・ネットは、AIで新しい社会を創る「Visionary AI Orchestrator」として、AIに関するインフラ、プラットフォーム基盤、アプリケーション、サービス、ユーザーインターフェイスにおいて最適なAI環境の導入を支援するトータルAIソリューションカンパニーです。創業以来培ってきた豊富なインフラ導入実績を活かしてGPUサーバーを含むAI基盤の選定・運用から、自社開発のチャットボット/ボイスボット、生成AI連携、マルチAIエージェントといった最先端のAIソリューションを用いたITシステムの構築を一気通貫で提供します。社会インフラ、金融、流通、コールセンターや行政サービスなどあらゆる分野におけるAIニーズをサポートし、社会をよりよい未来へ導くことを目指しています。
https://www.tomorrow-net.co.jp/
【サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社トゥモロー・ネット AIプラットフォーム事業本部
お問い合わせフォーム:https://cat-ai.jp/contact/
※記載されている会社名、製品名、サービス名は株式会社トゥモロー・ネットまたは各社の商標もしくは登録商標です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像