【越境学習体験の効果とは?経験者・未経験者を比較調査】比較の結果、「越境学習経験者」の若手リーダーの方が「チャレンジ意識」「ワークエンゲージメント」「心理的安全性確保への意識」が高い結果に
〜経験者からは、越境学習体験により「キャリアを見つめ直すことができた」「足りていないことを認識できた」などの前向きの声〜
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調査サマリー
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調査概要
調査概要:若手リーダーの越境経験に関する比較調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年4月27日〜同年5月22日
有効回答:越境学習経験のある若手リーダー層100名、越境学習経験のない若手リーダー層110名の合計210名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
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仕事に取り組む中で、様々なことにチャレンジしていきたいと思っている越境学習経験者は91.0%、未経験者は61.8%
「Q1.あなたは、仕事に取り組む中で、様々なことにチャレンジしていきたいと思いますか。」と質問したところ、越境学習経験あり(n=100)は「非常にそう思う」が47.0%、「ややそう思う」が44.0%、越境学習経験なし(n=110)は「非常にそう思う」が11.8%、「ややそう思う」が50.0%という回答となりました。
<越境学習経験あり(n=100)>
・非常にそう思う:47.0%
・ややそう思う:44.0%
・あまりそう思わない:6.0%
・全くそう思わない:1.0%
・わからない/答えられない:2.0%
<越境学習経験なし(n=110)>
・非常にそう思う:11.8%
・ややそう思う:50.0%
・あまりそう思わない:21.8%
・全くそう思わない:9.1%
・わからない/答えられない:7.3%
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熱意や自信を持って現在の仕事に取り組めている越境学習経験者は80.0%、未経験者は47.4%
「Q2.あなたは、熱意や自信を持って現在の仕事に取り組めていると思いますか。」と質問したところ、越境学習経験あり(n=100)は「非常にそう思う」が28.0%、「ややそう思う」が52.0%、越境学習経験なし(n=110)は「非常にそう思う」が10.1%、「ややそう思う」が37.3%という回答となりました。
<越境学習経験あり(n=100)>
・非常にそう思う:28.0%
・ややそう思う:52.0%
・あまりそう思わない:12.0%
・全くそう思わない:7.0%
・わからない/答えられない:1.0%
<越境学習経験なし(n=110)>
・非常にそう思う:10.1%
・ややそう思う:37.3%
・あまりそう思わない:31.8%
・全くそう思わない:16.4%
・わからない/答えられない:4.5%
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リーダーとして心理的安全性が担保された組織・チームづくりができている越境学習経験者は70.0%、未経験者は40.9%
「Q3.あなたは、リーダーとして心理的安全性が担保された組織・チームづくりができていますか。」と質問したところ、越境学習経験あり(n=100)は「かなりできている」が20.0%、「ややできている」が50.0%、越境学習経験なし(n=110)は「かなりできている」が3.6%、「ややできている」が37.3%という回答となりました。
<越境学習経験あり(n=100)>
・かなりできている:20.0%
・ややできている:50.0%
・あまりできていない:18.0%
・全くできていない:4.0%
・わからない/答えられない:8.0%
<越境学習経験なし(n=110)>
・かなりできている:3.6%
・ややできている:37.3%
・あまりできていない:30.0%
・全くできていない:16.4%
・わからない/答えられない:12.7%
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現在の仕事やキャリアに関して不安がある越境学習経験者は77.0%、未経験者は70.0%
「Q4.あなたは、現在の仕事やキャリアに関して不安がありますか。」と質問したところ、越境学習経験あり(n=100)は「非常にある」が24.0%、「ややある」が53.0%、越境学習経験なし(n=110)は「非常にある」が19.1%、「ややある」が50.9%という回答となりました。
<越境学習経験あり(n=100)>
・非常にある:24.0%
・ややある:53.0%
・あまりない:19.0%
・全くない:4.0%
・わからない/答えられない:0.0%
<越境学習経験なし(n=110)>
・非常にある:19.1%
・ややある:50.9%
・あまりない:20.0%
・全くない:4.5%
・わからない/答えられない:5.5%
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現在の仕事やキャリアに関して感じている不安、越境学習経験者は「キャリアの方向性が見えない」が49.4%で最多、未経験者、「モチベーションが湧かない」が50.6%で最多
Q4で「非常にある」「ややある」と回答した方に、「Q5.あなたが、現在の仕事やキャリアに関して感じている不安を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、越境学習経験あり(n=77)は「キャリアの方向性が見えない」が49.4%、「学習する機会が減っている」が42.9%、「モチベーションが湧かない」が37.7%、越境学習経験なし(n=77)は「モチベーションが湧かない」が50.6%、「キャリアの方向性が見えない」が49.4%、「学習する機会が減っている」が19.5%という回答となりました。
<越境学習経験あり(n=77)>
・キャリアの方向性が見えない:49.4%
・学習する機会が減っている:42.9%
・モチベーションが湧かない:37.7%
・フィードバックや客観的な意見がもらえない:23.4%
・悩み事を相談できない:19.5%
・ロールモデルが自社にいない:18.2%
・部下との接し方がわからない:15.6%
・自社でやりたいことができない:15.6%
・その他:1.3%
・わからない/答えられない:3.9%
<越境学習経験なし(n=77)>
・モチベーションが湧かない:50.6%
・キャリアの方向性が見えない:49.4%
・学習する機会が減っている:19.5%
・ロールモデルが自社にいない:19.5%
・悩み事を相談できない:14.3%
・自社でやりたいことができない:13.0%
・フィードバックや客観的な意見がもらえない:11.7%
・部下との接し方がわからない:9.1%
・その他:7.8%
・わからない/答えられない:2.6%
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現在の仕事やキャリアに関して感じている不安、越境学習経験者は「求められる能力との差を感じる」や「自分の能力が足りてない」、未経験者は「収入の少なさ」や「適正な評価をしてもらえない」などの声
Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、現在の仕事やキャリアに関して感じている不安があれば、自由に教えてください。(自由回答)」と質問したところ、越境学習経験あり(n=74)は「求められる能力との差を感じる」や「自身の能力が担当業務に足りていない」、越境学習経験なし(n=75)は「収入の少なさ」や「適正な評価をしてもらえない」などの回答を得ることができました。
<越境学習経験あり:自由回答・一部抜粋>
・31歳:求められる能力との差を感じる。
・31歳:自身の能力が担当業務に足りていない。
・32歳:仕事としてのゴールがなく、毎月仕事に追われている。
・27歳:給与面での不安がある。
・27歳:明確な目標があるのに、関連した仕事の機会がない。
・30歳:ポストの減少。
・29歳:自分がしていることが正しいのかどうかわからない。
<越境学習経験なし:自由回答・一部抜粋>
・28歳:収入の少なさ。
・32歳:適正な評価をしてもらえない。
・32歳:適正な評価や人材配置がなされていない。
・30歳:業務そのものの将来の不安(AI化で衰退の恐れ)。
・31歳:キャリアアップしないと給与が上がらない。
・31歳:昇格しても昇給しない。
・32歳:家庭との両立が厳しい。
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越境学習体験参加時に得た気づき、「自分のキャリアを見つめ直すことができた」や「自分に足りていないことを認識できた」などの声
「Q7.あなたが、越境学習体験に参加した時に得た、気づきや感想を教えてください。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「自分のキャリアを見つめ直すことができた」が30.0%、「自分に足りていないことを認識できた」が30.0%、「向上心や好奇心が湧いた」が28.0%という回答となりました。
・自分のキャリアを見つめ直すことができた:30.0%
・自分に足りていないことを認識できた:30.0%
・向上心や好奇心が湧いた:28.0%
・自社の魅力を再認識した:26.0%
・新しい自分の可能性に気づけた:21.0%
・組織や事業を見る視座が高まった:20.0%
・組織や事業を見る視点が増えた:19.0%
・自社に対する信頼度・愛着が高まった:18.0%
・仕事に対して自信や誇りを持てるようになった:18.0%
・会社を超えた仲間ができた:18.0%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:17.0%
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越境学習体験参加時に得た気づき、「客観視できた」や「自分の気持ちの再確認」などの声
Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した、越境学習経験のある方に、「Q8.Q7で回答した以外に、越境学習体験に参加して得た気づきや学びがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=83)と質問したところ、「客観視できたところ」や「自分の気持ちの再確認」など39の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・27歳:客観視できたところ。
・31歳:自分の気持ちの再確認。
・29歳:みんな同じ悩み等を持っていること。
・32歳:視野が広がった。
・28歳:外部の人間と接することで楽しさがわかった。
・30歳:転職を含めたキャリアの見直しを意識できた。
・30歳:当たり前だと思っていた社内の非効率な慣習や仕組みへの気づき。
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7割以上の越境学習経験者が、越境学習体験に参加してよかったと回答
「Q9.あなたは、越境学習体験に参加して良かったと思いますか。」(n=100)と質問したところ、「非常にそう思う」が29.0%、「ややそう思う」が43.0%という回答となりました。
・非常にそう思う:29.0%
・ややそう思う:43.0%
・あまりそう思わない:8.0%
・全くそう思わない:3.0%
・わからない/答えられない:17.0%
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越境学習未経験者の約3人に1人が、越境学習に興味があり
「Q10.あなたは、越境学習に興味がありますか。」(n=110)と質問したところ、「非常に興味がある」が4.5%、「やや興味がある」が23.6%という回答となりました。
・非常に興味がある:4.5%
・やや興味がある:23.6%
・あまり興味がない:20.0%
・全く興味がない:35.5%
・わからない/答えられない:16.4%
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未経験者が越境学習に興味がある理由、「視野を拡げることができると思うから」が83.9%で最多
Q7で「非常に興味がある」「やや興味がある」と回答した方に、「Q11.あなたが越境学習に興味がある理由を教えてください。(複数回答)」(n=31)と質問したところ、「視野を拡げることができると思うから」が83.9%、「キャリアを見つめ直す良い機会だと思うから」が51.6%、「新たなやりがいを発見できると思うから」が48.4%という回答となりました。
・視野を拡げることができると思うから:83.9%
・キャリアを見つめ直す良い機会だと思うから:51.6%
・新たなやりがいを発見できると思うから:48.4%
・自分を客観視できると思うから:32.3%
・立場を気にせず悩み事を相談できる機会になると思うから:16.1%
・新たに組織・チームづくりのノウハウが得られると思うから:12.9%
・その他:3.2%
・わからない/答えられない:3.2%
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越境学習に踏み出すために不足している・障害となっていると感じていること、「時間がない」や「その機会がない」などの声
Q10で「非常に興味がある」「やや興味がある」と回答した方に、「Q12.あなたが越境学習に踏み出すために不足している・障害になっていると感じているものがあれば教えてください。複数ある場合は10個までお答え下さい。(自由回答)」(n=31)と質問したところ、「時間がない」や「その機会がない」など24の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・33歳:時間がない。
・29歳:その機会がない。
・29歳:どんな内容か、雰囲気はどんな感じかわからないので不安。
・30歳:近くにないし、お金が高い。
・28歳:セミナーの情報の得方が分からない。
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まとめ
今回は、越境学習経験のある若手リーダー層100名、越境学習経験のない若手リーダー層110名の合計210名を対象に、若手リーダーの越境経験に関する比較調査を実施しました。
比較調査の結果、越境学習経験のある若手リーダー層の方が、「様々なことにチャレンジしていきたい」や「熱意や自信を持って現在の仕事に取り組めている」、「心理的安全性が担保されたチーム作りができている」という意識が、高い結果となりました。また、越境学習経験者からは、学習によって、「自分のキャリアを見つめ直すことが出来た」や「自分に足りてないことが認識できた」といった気づきの声があがってます。越境学習によって自分を客観視することで、自社や仕事に対する意識の向上や自身のキャリアに関して目を向ける余裕が期待できるのかもしれません。また、越境学習経験者と未経験者の間では、キャリアに関する悩みにおいても違いが明らかになりました。経験者は「キャリアの方向性が見えない」という悩みを多数が抱えているのに対し、未経験者は「モチベーションが湧かない」という悩みを抱えていることがわかりました。
越境学習経験は、自身のキャリアや仕事を見つめ直すきっかけとなるだけではなく、自社に対しても客観視できるなどメリットが多くあるといえます。自社に対するエンゲージメント向上や心理的安全性の担保など、自社組織に関する課題解決のひとつになるのではないでしょうか。
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異業種越境で若手リーダーのエンゲージメントを高める「SHIFT」
誰もが行く先を予測できない状況のなか、約束された未来はもはやどこにも存在しません。 いまの時代のキャリアは「考える」だけにとどまらず、動きながら「つくる」ことも必要となります。私たちの提案は自社をあえて飛び出し、異業種でキャリアを考え動きながら「キャリア自律とは何か」を実体験すること。自社とは違うメンバーだからこそ自社価値の捉え直しや「自分の仕事は誰に何を価値として提供していきたいのか」が見直され、エンゲージメント向上にも繋がる施策です。
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若手リーダーの視座を引き上げる異業種ラーニングフェス「QUEST」
普段の業務の中では出会えない様々な分野のゲストに、チームでインタビュー・対話・リフレクションを重ねる、刺激に溢れた1日の学習イベントです。ゲストや、異業種の同世代メンバーからの多様な刺激を通じて、視野を拡げ、自分の好奇心を再発見することができます。また、ただ刺激を受けるだけではなく、自分で問いを立てて仕事や社会への探究のきっかけを得られるプログラムを設計しています。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
https://willseed.jp/hrd/quest/
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会社概要
会社名 :株式会社ウィル・シード
設立 :2000年7月7日
代表者 :代表取締役社長 瀬田 信吾
所在地 :〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-3-1 朝日生命恵比寿ビル9・11F
事業内容 :企業向け人材開発・人材教育プログラムの開発・提供
学校向け体感型教育プログラムの開発・提供
その他教育プログラムの開発・提供
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