株式会社Koeeru、顧客の声(VOC)を起点とするカスタマーデータプラットフォーム事業を正式に開始
「Hack Osaka(国際イノベーション会議)」及び「ILS Innovation Leaders Summit2024」、大阪&東京のスタートアップカンファレンスに初出展
Koeeru CDPは、VOCの収集から分析、活用に特化したモジュール型のSaaS型プロダクトを提供し、従来のCDPが抱えるデータの質や量、業務負担、費用対効果の課題を解決します。これにより、企業はより包括的な顧客データを効率的に活用し、パーソナライズされたマーケティング施策を実現できます。
11月と12月のスタートアップカンファレンスで、Koeeru CDPを初めて出展し、これまでのクライアントやオープンイノベーション事業での成果を紹介します。ぜひご来場いただき、Koeeru CDPの可能性を直接ご確認ください。
カスタマーデータプラットフォーム(CDP)が注目される背景
現代のビジネス環境では、顧客の属性やニーズに基づく商品開発や顧客体験(CX)の改善、そして効果的なマーケティング施策が求められています。顧客データは、統計データやビッグデータとは異なり、顧客の解像度が高く、よりパーソナライズされた施策を行うための重要な情報源です。
しかし、顧客の行動や購買チャネルが複雑化する中で、顧客データは多くのシステムに分散して保有されており、一元化して分析・活用することが難しくなっています。そこで注目されているのがカスタマーデータプラットフォーム(CDP)です。
カスタマーデータプラットフォーム(CDP)とは?
CDPは、クラウド型あるいは自社で開発するシステムで、バラバラなデータを一元化し、分析した結果をもとに効率的なマーケティングを行うことができます。これにより、企業は顧客の行動や好みを正確に把握し、マーケティングやサービスの質を向上させることができます。
なぜCDPが注目されているのか?
CDPが注目される理由は以下の通りです。
①顧客データの統合: 様々なチャネルから集めたデータを一元化し、顧客の行動や好みを正確に把握できます。
②一貫した顧客体験: どのチャネルを利用しても、一貫したサービスやメッセージを提供できます。
③データの正確性向上: 重複や矛盾を減らし、データの正確性を高めることができます。
④効率的なマーケティング: 統合データを基に、効果的なマーケティングキャンペーンを実行できます。
⑤CX改善と商品開発: 顧客データを活用して、顧客体験の改善や新商品の開発に役立てられます。
CDP市場の成長
CDP市場は急速に成長しており、2022年から2030年にかけて年平均成長率17.9%で拡大すると予測されています。また、プライバシー規制の強化により、自社で集めたデータの活用が求められているため、CDPの重要性が増しています。
参考資料:顧客が自らの意思で提供する顧客データ:ゼロパーティデータを起点とするカスタマーデータプラットフォーム(CDP)の運用 – Koeeru
https://koeeru.com/2024/09/zero-party-data-cdp-white-paper/
CDPユーザーの課題
Koeeruは設立当初、実際のCDPユーザーに対して課題をヒアリングしました。その結果、以下の三つの課題が浮き彫りになりました。
①既存のデータでは量及び質ともに不十分(Beyond Borders)
多くの企業が、顧客データの量や質に課題を抱えており、十分なインサイトを得ることができていません。
②非効率なプロセスで、収集したデータがアクションに繋がらない(Beyond Complexity)
データ収集のプロセスが複雑で、収集したデータを効果的に活用することが難しい状況です。
③社内にデータ活用が浸透せず、費用対効果が低い(Beyond Divisions)
データ活用の文化が社内に浸透しておらず、投資に対するリターンが低いという課題があります。
Koeeru CDPの概要
Koeeruは、これらの課題を解決するために、VOCを起点とするカスタマーデータプラットフォーム(VOCDP=Voice of Customer Data Platform)をビジネスモデルとするKoeeru CDPを開発しました。Koeeru CDPは、VOCの収集から分析、活用に特化したモジュール型のSaaS型プロダクトを組み合わせ、お客様の顧客データ収集から分析、活用までのインフラを提供します。
具体的なプロダクトの機能は以下となります。
VOCの収集
オンラインおよびオフラインのタッチポイント、ファンコミュニティ、外部パネルネットワークを通じて、継続的にさまざまなVOCを収集するシステムを確立します。
ファーストパーティデータの連携
社内システム(CRMやPOS)で管理されている顧客情報や販売情報、オウンメディアのオンライン行動情報と連携します。
共通IDによるデータ管理
共通のユニークIDを使用して、全てのデータを一元管理します。
データの可視化及び共有
Koeeruまたは第三者が提供する分析および可視化システムと連携し、タイムリーな共有メカニズムを確立します。
VOCの活用
Koeeruまたは第三者が提供するMAおよび広告配信システムと連携し、VOCを効率的に活用します。
Koeeru CDPが解決できる実際の課題
Koeeru CDPを活用し、これまで下記のユーザーの課題を解決しています。
①グローバルリサーチ
・既存のデータから、ある程度どういった訪日外国人が利用しているのかはわかっているが、具体的なニーズや売り上げを上げるための施策を考える上でのデータが足りない。
・越境ECで商品を販売したいが、使用する画像やキャッチフレーズの翻訳をクイックに評価するために実際の消費者に聞いてみたい。
②顧客体験(CX)
・店舗やECを利用する顧客のカスタマージャーニーを可視化し、顧客体験(CX)を改善・リピーター化したい。
・既存のB2B顧客の顧客満足度を継続的に収集し、データを可視化し社内に共有したい。
③マーケティングROIの最適化
・データ収集からセグメント構築、パーソナライズされたメールマーケティングの仕組みを単一のプラットフォームで構築したい。
・オンライン広告施策でアナリティックデータでは分からない実際の購入に至った施策効果を検証したい。
④観光DX・地域共創観光CRM
・DMPを構築したが、顧客のニーズが分からないのでCRMを構築したい。
・地域で観光客の声を収集し、分析した結果を地域の事業者に還元したい。
スタートアップカンファレンスの出展
Koeeruは、Koeeru CDPのビジネスモデル、具体的な機能、提供方法、国内実績の紹介と、2025年からの成長ステージにおける共創パートナー開拓を目的とし、以下のスタートアップカンファレンスに出展します。
【カンファレンス詳細】
名称:国際イノベーション会議HACK Osaka 2024~Link Innovation to Out Future~
日時:2024年11月26日(火)10:30-18:30
場所:ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター
主催者:国際イノベーション会議Hack Osaka実行委員会
URL:Hack Osaka(国際イノベーション会議)|オフィシャルサイト
https://www.innovation-osaka.jp/hackosaka/
名称:Innovation Leaders Summit 2024
日時:2024年12月2日(月)~5日(木)(Koeeru出展は2日と3日)
場所:虎ノ門ヒルズ
主催者:イノベーションリーダーズサミット事務局
URL:Innovation Leaders Summit
【ご参考】
株式会社Koeeru(コエル)について
株式会社Koeeruは、「ひとり一人の声で世界をよくする:VOICES for Good」を企業理念に、お客様の声(VOC)を起点とするカスタマーデータプラットフォームKoeeru CDPを開発する鎌倉とハノイに拠点を置くスタートアップです。2021年に設立して以来、グローバルリサーチ、デジタルマーケティング、共創観光CRM、SHEPの分野で、VOCの収集から分析、活用までの課題に対して、独自のソリューションを提供しています。
【会社概要】
社名:株式会社Koeeru
本社所在地:神奈川県鎌倉市扇ガ谷1丁目8-1 山口ビル3F
ベトナム支社:Floor 17, Ngoc Khanh Plaza, No 1st Pham Huy Thong, Ba Dinh, Hanoi, Vietnam
代表取締役社長:長野 草児
事業内容: 顧客の声(VOC)を起点とするカスタマーデータプラットフォームの開発と運用支援
設立: 2021年
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Koeeru(担当:佐藤)
TEL: 0467-38-4220
E-mail: hello@koeeru.com
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