クラウド型CTI「CT-e1/SaaS」と音声明瞭化システム「clearA(クリアラ)」が連携

高齢者や聴こえに不安のある方への応対品質向上を支援

株式会社コムデザイン

クラウド型CTI「CT-e1/SaaS」を月額サービスで提供する株式会社コムデザイン(本社:東京都千代田区平河町、代表取締役社長:寺尾憲二)は、ラディウス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:香田進)が提供する音声明瞭化システム「clearA(クリアラ)」との連携を開始しました。

本連携により、会話音声の明瞭度を自動的に補正し、聴こえに不安のあるお客様や高齢者の方とのコミュニケーションをより円滑にすることで、コンタクトセンターの応対品質と業務効率の向上を支援します。

「clearA」の特長と連携の意義

「CT-e1/SaaS」と「clearA」の連携により会話音声を明瞭化することで聴こえに不安のある方や高齢者の方とのコミュニケーションを円滑に進め、サポートセンターの効率化を促進し、顧客応対品質の向上を支援いたします。

加齢によって会話が聴こえにくくなるのは高調波成分の弱い音が聴こえにくくなる事が要因の一つであり、「clearA」は音量を変えずに聴きこえにくくなった高調波成分を補正することで、音の「明瞭度」を高め聴こえやすくる特許(注1)を取得済みです。

「CT-e1/SaaS」と「clearA」の連携で以下の課題の解決を支援いたします。

  1. ご高齢のお客様など電話応対時に、大声を出しても相手側にきちんと伝わらないことがある。

  2. お相手の聴こえかたによって、お客様への対応に時間がかかってしまう。

  3. カスタマーサポートの現場で、聴き取りやすい音声環境を整え、お客様との会話を円滑にしたい。

ご高齢の方に寄り添った電話応対が可能となるほか、コンタクトセンター業務での聴こえの課題解決を支援いたします。

※特許(注1)  登録番号: 7682346

 音声明瞭化特許技術「clearA」について

加齢によってだんだん高調波成分(第2フォルマント以降)が聴こえづらくなってくると、話をしているのはわかるけど、モゴモゴと聴こえづらい状態になります。

会話が聴こえにくくなるのは高周波数の弱い音が聴こえにくくなる事が要因の一つです。

「clearA」は会話の声の周波数成分をリアルタイムで分析を行い、聴こえやすい低音調波成分の第1フォルマントはそのまま、聴こえにくくなる高調波成分の第2フォルマント以上を補強し、音量は大きくせずに聴き取りやすい周波数(高い周波数)に補正することで、「音量」ではなく音の「明瞭度」を高める設計思想を持っており、自然なまま明瞭に「聴こえる」効果を実現しました。

【フォルマント】

音声を周波数分析すると、幾つかのピークがあり、このピークをフォルマントと呼びます。周波数が低い方から順番に第1フォルマント、第2フォルマント…と呼ばれます。

【高調波成分】

ある周波数成分(主成分)に対して高次の周波数成分を高調波成分と呼びます。

「clearA」の音声補正イメージ

コミュニケーションセンターにclearA(ハードウェアモデル)を導入した際の聴こえアンケート

サーバーレス連携による手軽な導入

すでに「CT-e1/SaaS」をご利用いただいている企業様は、追加の機器やシステム導入の必要はなく、お使いのパソコンに「clearA」をインストールするだけでご導入いただくことができます。

またコンタクトセンターソリューションを提供される企業様には、ローコストで音声明瞭化を活用をしやすくなり、近年コンタクトセンターにおける大きな課題の一つとなっている高齢者とのコミュニケーションの問題解決や業務の効率化にお役立ちできるものと考えております。

「clearA」との連携開始により、コムデザインがプラットフォームコンセプトとして掲げるCCP(Converged Communications Platform)はさらに発展していきます。

「CT-e1/SaaS」について

「CT-e1/SaaS」は、コムデザインが提供するクラウド型CTIサービスです。低コスト・専用設備不要といったクラウド型サービスのメリットに加えて、機能の網羅性の高さや、導入企業ごとの柔軟なカスタマイズが可能という特長もあり、累計1,825テナント32,000席以上の企業に採用されています。詳細は以下URLをご参照ください。

https://comdesign.co.jp/

■ CCP(Converged Communications Platform)について

CCP(Converged Communications Platform)とは、近年コンタクトセンターで注目が集まっている、カスタマーとコミュニケーターの“会話”そのものをデータとして活用し、業務効率の向上や付加価値の創出を図るコンタクトセンターDXという取り組みに最適なテレフォニープラットフォームコンセプトです。 CCPにより、コンタクトセンターDXを目的とした、テキストマイニングや会話解析、会話自動要約などのソリューションを提供するサービスに対して、「音声データ」または「テキストデータ」を柔軟且つ手軽に連携することが可能となります。これにより、コンタクトセンターは高額の初期投資や運用負荷をかけることなく、コンタクトセンターDXに取り組むことができます。

■ラディウス株式会社

ラディウスのルーツは、アメリカにあります。1986年にApple 社元役員がカリフォルニア州で創立。1996年に日本法人として設立されました。

当初はM a c 用の高品質グラフィックボードや、MacOS互換機である「Supermac」をはじめ、動画編集ソフトなどのハードウェア・ソフトウェア製品を開発。

Apple社を支えていた技術と開発力は私たちのDNAとなり、オーディオ業界においても革新的なチャレンジを続けています。

ラディウスは、機器からアプリケーション開発にいたるまで、デジタル時代の音楽に求められる、すべての技術と知見を高次元で持ち合わせているユニークなブランドです。

そして現在、社会の高齢化が進む今、誰もがストレスなくコミュニケーションを楽しめる環境の大切さが、いっそう高まっています。ラディウスは、長年のオーディオ技術開発を活かし、聴こえにまつわる悩みを解消する新たなソリューションを日々模索。

ご高齢の方をはじめ、聴こえに不安を持たれているお客さまのご不便を解消する取組みを「音声明瞭化システム」を軸に、イヤホン型/ヘッドホン型の集音器を開発・販売するなど商品展開を推進しています。

暮らしや社会が多様化する中、企業との連携を深めながら、最先端の音声技術を開発・応用し、安心感のある暮らしとより快適な音の体験を広げるための取り組みを続けてまいります。

■株式会社コムデザイン

コムデザインは、2000年に創業。2008年からクラウド型CTIサービス「CT-e1/SaaS」の提供を開始。高い拡張性を持つ自社開発のアーキテクチャと利用者のニーズにきめ細かく対応可能なサービスモデル「CXaaS」により、小規模から大規模まで業種を問わずコンタクトセンターに支持されています。

※CXaaS(Customer Experience as a Service )とは

「CXaaS」とはコンタクトセンターに求められるクラウドCTI機能の提供および開発だけではなく、利用までに必要な専門エンジニアによる伴走体制もふくめて定額費用で提供するサービスモデルです。

関連書籍:「CXaaS 「攻めのIT活用」を実現する新しいクラウドサービスモデル」(翔泳社)

■お問合せ先

●「clearA」に関するお問合せ先

ラディウス株式会社

電話 :03-5550-5590

E-mail:gp_soundarch@radius.co.jp

●「CT-e1/SaaS」に関するお問合せ先

株式会社コムデザイン

電話 :050-5808-5500

E-Mail:sales@comdesign.co.jp

●リリースに関するお問合せ先

ラディウス株式会社

担当 :浅野 巧美

電話 :03-5550-5590

E-mail:asano@radius.co.jp

株式会社コムデザイン

担当 :セールス&マーケティンググループ  寺尾(望)

電話 :050-5808-5500

E-Mail:sales@comdesign.co.jp

*本書面に記載されている会社名、製品およびサービス名は、各社の登録商標または商標です。

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 その後、予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承願います。

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会社概要

株式会社コムデザイン

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URL
https://comdesign.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館本館3階
電話番号
050-5808-5500
代表者名
寺尾 憲二
上場
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資本金
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設立
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