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株式会社グリラス
会社概要

ウクライナ情勢や物価高騰の前後で、食料問題に対する理解度が向上?食用コオロギのグリラスが生活者への意識調査を実施

世界食料デー(10月16日)に向けて、食料問題に関連した調査結果を公開

株式会社グリラス

 徳島大学発のベンチャー企業として、食用コオロギに関連する品種改良・生産・原料加工・商品開発・販売を一貫して国内で行う株式会社グリラス(本社:徳島県鳴門市、代表取締役:渡邉 崇人、以下「グリラス」)は、国際連合が世界の食料問題を考える日として制定した「世界食料デー(毎年10月16日)」に向けて、タンパク質危機をはじめとした食料問題や、その解決策として期待される昆虫食に関する意識調査を行いましたので、その結果を公開します。

 

  今回実施した「食と環境・昆虫食に関する定点意識調査2022年9月」では、2022年1月に実施※1した際と同様の質問を、改めて15歳~69歳の全国の男女1000名を対象に行いました。その結果、前回実施時と比較して、「タンパク質危機」や「食料自給率の低下」を含む全6項目の食料問題への認知・理解を尋ねる設問の内、5項目にて「内容を理解している」と回答した方が増加しました。
 
  一方で、食料問題の解決策として国際連合食糧農業機関(FAO)の推奨する※2昆虫食の認知や印象に関しては、前回からほとんど変化しておらず、ネガティブな反応が目立つ結果となりました。また、前回の調査結果で認知の低さが明らかになった、食料問題と昆虫食の関連性への理解も依然として低く、社会課題の解決策としての昆虫食の認知が不足していると判明しました。
 
  グリラスは今後も引き続き食料問題や環境問題、そしてその解決策としての昆虫食に関する定点観測を行い、その結果を公表していきます。
 
 ※1:前回の調査結果はこちら(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000070046.html
 ※2:国際連合食糧農業機関(FAO)「食品および飼料における昆虫類の役割に注目した報告書」
  

  • 本調査に関する概要


 ・調査期間 :2022年9月2日(金)~5日(月)
 ・調査方法 :インターネットリサーチ
 ・調査エリア:全国
 ・対象者 :15歳~69歳の男女1000人 ※性別、年代で人口構成比と同等の割り付けで実施
 ・調査名 :株式会社グリラス「食と環境・昆虫食に関する定点意識調査2022年9月」
 
 ※多少の表記ゆれはありますが、調査の条件は前回実施時と同じです。
  

  • 調査結果① ~生活者の食料問題への認知および理解に関して~

  食料問題や環境問題への理解を尋ねる質問に対して、「知っており、内容も理解している」と回答した方の割合を前回実施時と比較したところ、全6項目の食料問題の内、もともと54.6%と高い回答率を得ていた食品ロス問題を除く5項目で増加傾向が見られました。
 
  前回調査から今回の期間で、ロシアによるウクライナへの侵攻や継続的な円安を契機とした物価高騰が発生しており、生活者が社会課題を身近な問題として認識するようになった事が、この原因の1つと推測されます。

  また前回実施時に課題点として提示した、急激な人口増加に伴って世界的にタンパク質が不足する「タンパク質危機」と呼ばれる食料問題の認知および理解に関する設問では、内容を理解している方の割合が13.3%に増えたものの、全体としての認知率は依然として低い結果となりました。
  

  • 調査結果② ~昆虫食に対する認知およびイメージ~​​

  昆虫食に対して抱いている印象やイメージを尋ねる設問では、項目ごとに多少のバラつきはあるものの、前回と比較して大きな傾向の変化は見られませんでした。全体としてネガティブな項目が票を集めただけでなく、「環境問題の解決につながる」に対する回答が7.7%しかなかったように、昆虫食が社会課題の解決策として認知されていないと判明しました。 

  また昆虫食について知っていることを尋ねた別の設問に関しても、前回とほとんど変わらない結果となり、昆虫食の適切な認知普及が喫緊の課題と言えます。
  

  • まとめ


  グリラスでは飼育時の餌や水、温室効果ガスの排出量といった環境負荷が少ないコオロギを、自社で独自開発した食品ロス由来100%の配合餌で飼育することで、タンパク質危機、食品ロス問題、そしてそれらに起因する食糧安全保障問題の解決策としての食用コオロギ事業を推進してきました※1。
 
  また前回調査時からの半年強の期間では、約2.9億円の資金調達の実施※2、ペットフード・飼料向けコオロギ事業の開始※3、自社製品「C. TRIA(シートリア)」のコンビニエンスストアでの展開※4、国際線機内食への自社食品原料の供給※5など、昆虫食や食用コオロギの普及に向けた企業活動を行ってきました。
 
  しかし今回の調査結果を通して、生活者が昆虫食に対して抱いている認知や理解がほとんど変容していないことが明らかとなり、今まで以上に昆虫食の持つ魅力や、昆虫食が期待されている社会的な役割を生活者に知っていただくための企業努力が不可欠だと判明しました。
 
  今後グリラスは、食用コオロギが実際に食料問題の解決策となれるよう、事業の推進と認知拡大の両輪で進めてまいります。また引き続き、同様の調査結果を定点観測として継続的に情報発信してまいります。
 
 ※1:詳細は「食用コオロギ事業の背景について」および「サーキュラーフードについて」の項目をご覧ください。
 ※2:詳細はこちら(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000070046.html
 ※3:詳細はこちら(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000070046.html
 ※4:販売店舗一覧はこちら(https://gryllus-online.jp/pages/store-locator

※5:詳細はこちら(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000070046.html
  

  • 調査結果の閲覧および二次利用に関して


  ​グリラスは、企業や団体の垣根を越えて社会全体で食料問題や環境問題の解決を目指すべく、本調査結果の閲覧および二次利用を推奨しています。ご希望の場合は以下の内容をご記入の上、メールアドレス(pr@gryllus.jp)までご連絡をお願いいたします。
 
  また報道資料やマスメディア、ウェブサイト等での二次利用をご希望の場合は、出典に本調査の調査名をご記入の上、掲載の前に一度メールアドレス宛にご一報ください。
 
 ・メール記入事項
 「御社名」「部署名」「ご担当者様のお名前」「ご利用目的」「媒体名(媒体へ掲載する場合)」
  

  • 食用コオロギ関連事業の背景について


  2019年6月に国連より発表された報告書によると、今後30年で世界人口は77億人から97億人への増加が見込まれ、これに伴う食料問題への対応が喫緊の課題です。特に「タンパク質危機」と称される動物性タンパク質の不足は顕著で、その解決策としてFAO(国際連合食糧農業機関)は昆虫食を推奨しています。昆虫は既存畜産と比べてタンパク質の生成に必要な餌や水の量が少なく、資源の有効活用が可能です。また温室効果ガスの排出量も少なく、環境負荷の低いタンパク源といえます。
 
  一方で世界では年間約9.3億トンの食品ロスが発生しており、その量は全世界で生産されている食品の約3分の1に相当します。コオロギは雑食性のため餌の制限が少なく、グリラスでは国内で発生した食品ロス由来100%の餌でコオロギの飼育を行っています。これらの特徴からグリラスは、捨てられるはずの食品ロスを新たなタンパク質へと循環させることのできる食用コオロギを“サーキュラーフード”と位置付けて、食用コオロギ関連事業を行っています。
 
 ※食用コオロギ関連事業の詳細はこちら(https://gryllus.jp/why-cricket/
  

  • サーキュラーフードについて


  サーキュラーフードとは、持続可能な社会の実現にあたり環境負荷の低減を目指し、かつ食品ロスを主要原料として活用すべく開発された新技術を用いて生産された循環型の食材及び食品のことを指します。国内で発生した食品ロスに由来するサーキュラーフードの普及は、SDGsのターゲット12.3や、食料安全保障への寄与が見込めます。
 
  またグリラスは、サーキュラーフードの推進を通じて、2040年までに国内における年間253万トンの食品ロスの活用・循環を目指す「サーキュラーフード推進ワーキングチーム」の幹事企業です。
 
 ※サーキュラーフード推進ワーキングチームの詳細はこちら(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000070046.html
  

  • グリラスオリジナルブランド「C. TRIA」について


  グリラスはサーキュラーフードをコンセプトとした自社ブランド「C. TRIA(シートリア)」を展開しています。これまでに「2021年日経優秀製品・サービス賞 日経産業新聞賞」を受賞した2種を含む商品を複数開発し、現在は小売向け商品として大判クッキーとプロテインバー、コーンスナックの3アイテムをコンビニエンスストア等にて販売しています。
 
 ※販売店舗と商品の詳細はこちら(https://gryllus-online.jp/pages/store-locator
  

  • 株式会社グリラスについて


  グリラスは、徳島大学における30年に及ぶコオロギ研究を基礎とした、世界でトップレベルの知見やノウハウを持つフードテックベンチャーです。徳島県美馬市の2つの廃校をそれぞれ生産拠点・研究拠点として整備し、食用コオロギに関連する品種改良・生産・原料加工・商品開発・販売を一貫して行っています。
 
 ・社名     :株式会社グリラス(https://gryllus.jp/
 ・事業内容   :⾷⽤コオロギの⽣産
          ⾷⽤コオロギを⽤いた⾷品原材料および加⼯⾷品の製造、販売
          ⾷⽤コオロギの研究開発 等
          動物用コオロギの生産、販売 等(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000070046.html
 ・代表取締役  :渡邉 崇人
 ・所在地    :徳島県鳴門市撫養町黒崎字松島45-56
 ・生産拠点   :徳島県美馬市美馬町字南原22-1
 ・研究拠点   :徳島県美馬市美馬町字入倉657
 ・資本金    :5億2,210万円(資本準備金等を含む)
 ・設立     :2019年5月
 
 
 
  

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会社概要

株式会社グリラス

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URL
https://gryllus.jp/
業種
水産・農林業
本社所在地
徳島県徳島市川内町平石流通団地5-1
電話番号
-
代表者名
渡邉 崇人
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年05月
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