社員の約70%がエンゲージメントサーベイに不満、施策なきサーベイはエンゲージメントを低下させる
■ 背景
近年では、従業員の満足度や組織の課題を把握すべく、エンゲージメントサーベイツールを導入する企業が増えてきました。
エンゲージメントサーベイは、うまく活用すれば従業員の生産性が向上したり、離職防止に寄与したりと、様々なメリットがある一方で、運用にはいくつかの課題も存在します。
本調査では、従業員がエンゲージメントサーベイについての利用実績や、感じている不満についてアンケートを通じて検証しました。
調査結果のDLはこちら
https://download.buzzkuri.com/surveyreport
■ 調査結果
1. エンゲージメントサーベイに回答した経験がある人は40%強。そのうち、不満を感じたことがある割合は約70%
会社員2,200名に対し、「今までに働いた会社や組織で、働きやすさや組織への満足度等に関する社内アンケートに回答したことがあるか」という質問を行ったところ、30.7%が「定期的に回答したことがある」、23.4%が「過去に数回だけ回答したことがある」と回答しました。54.1%の人が、エンゲージメントサーベイツールへの回答経験を持つという結果になりました。
回答経験があると回答した46.3%の人に対し、「その社内アンケートに対して不満を感じたことがあるか」という質問を実施したところ、69.2%の人が、不満を感じたことがあると回答しました。
2.そのうち60%は、エンゲージメントサーベイツールへの回答結果が何に活かされているのかわからず、不満を感じている。
エンゲージメントサーベイツールを定期的に利用・回答した経験があり、かつ不満を感じたことがある会社員330名を対象に、「働きやすさや組織への満足度等に関する社内アンケートに対して、どのような不満を感じたことがありますか?(複数回答可)」という質問を行ったところ、もっとも多く回答されたのが「回答した結果が何に活かされているかわからない」で、60.6%となりました。
また、ついで「回答するのに時間がかかる」が49.4%、「回答した課題や不満に対する解決策が実施されない」が44.8%でした。
設問数が多く回答に時間がかかるにも関わらず、それがどう活かされているかわからないという点が強い不満につながっていると考えられます。
■ まとめ
今回の調査では、エンゲージメントサーベイの利用経験有無の実情と、それに対する不満について明らかになりました。
調査対象のおよそ40%程度の人がエンゲージメントサーベイに対しての回答経験があり、そのうちの約70%もの人が不満を感じています。
不満の理由として最も回答が多いものが「回答した結果が何に活かされているかわからない」となっており、エンゲージメントサーベイを実施する際には、その調査結果を活かす施策や取り組みとセットで実施する必要があると言えます。
調査概要
・調査対象者 エンゲージメントサーベイツール利用経験のある会社員
・調査時期 2022年11月21日〜11月23日
・サンプル数 330名
・属性(性別) 男性62.3%(205名)、女性37.7%(124名)
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