JCCP国際石油・ガス・持続可能エネルギー協力機関にて産油国の女性リーダーに向けメンター研修を実施

メンタリングを軸に、グローバルな視点でリーダー育成やDE&Iを推進

Mentor For

2025年6月13日 10時00分

企業のDE&I（Diversity, Equity & Inclusion）・女性活躍推進を目的とした、社外メンターの育成・マッチング・社内メンター制度支援を提供する株式会社Mentor For（東京都品川区、代表取締役CEO・池原真佐子、以下Mentor For）は、一般財団法人 JCCP国際石油・ガス・持続可能エネルギー協力機関（東京都豊島区、理事長・西克司、以下JCCP）が実施する女性リーダー育成をめざした研修プログラムにて、メンター研修を実施しました。産油国（UAE・サウジアラビア・オマーン・クウェート）から来日された女性リーダー12名に向け、英語で研修を行いました。

◆背景：女性リーダー育成を目指し、国の枠を超えてメンタリングを活用

JCCPは、精製・物流・販売などの石油・天然ガスダウンストリーム分野において、人と技術の交流を促進する事業を行う中核的な機関として1981年11月に設立され、経済産業省の支援の下、研修事業（研修者の受入れ、専門家の派遣、会議・セミナーの開催等）を実施してきました。

Mentor Forはメンター事業を2018年から開始し、6年以上の実績があります。メンター事業のパイオニアとして事業展開するなかで、企業・組織の女性リーダー育成において、メンタリングやメンター制度が有効な手段であることが少しずつ明らかになり、人材の活躍を促す手法として定着してきました。

メンタリングという手段で得られるものは多く、産油国でも活用されています。国の枠を超えて、メンタリングのメリットをさらに深く理解し活用していき、業界の女性リーダーの育成とリーダーシップ能力の向上、個人のキャリア開発につなげていきたいとの思いから、Mentor Forにご依頼をいただきました。

◆メンター研修概要

2025年5月21日（水）、対面形式にて、産油国（UAE・サウジアラビア・オマーン・クウェート）から来日された女性リーダー向けに「Mentorship Training」を実施しました。

受講者は、湾岸諸国国営石油会社における上級管理職・上級管理職候補の女性です。リーダーとして、自ら率先して女性のロールモデルになりたい、という前向きな気持ちで参加されていました。

研修では、リーダーとしての視座向上やキャリア開発を目的に、講義や演習を通じてメンタリングのスキルや活用方法を学びました。また、自身のリーダーシップ像を描いて今とのギャップをどのように埋めていくか、また自分・チーム・社会に対するリーダーシップとは何かについて、活発な議論がなされました。

講師・ファシリテーターは、グローバル開発組織の部門長であり、Mentor For公式メンターとして活躍する荻原直保子さんが務めました。

全体を通して、受講者のメンタリングへの関心は高く活発な質疑もあり、国や文化の壁を越えて、熱意あふれる対話の場となりました。

◆メンター研修詳細

▼研修の狙い

エグゼクティブリーダーとしてより高みを目指すための方法論、特にリーダーとしての成長に不可欠な「メンタリング」のスキルや活用方法を学ぶ。

あわせて、メンタリングを学び体験する経験を通じて、自分のキャリアを言語化し、仲間からアドバイスを得る。

▼研修日

2025年5月21日（水）対面形式

※2025年5月14日（水）～5月23日（金）に行われた研修プログラムの一環で実施

▼言語

英語

▼参加者

中東湾岸諸国国営石油関係会社　管理職（女性）12名

※中東湾岸諸国：UAE、サウジアラビア、クウェート、オマーン

▼研修内容

メンターの役割・意味・効果
リーダーとして不可欠なメンタリングスキル
エグゼクティブに必要なスキルとマインド
メンタリング実践

▼講師

Mentor For公式メンター　荻原直保子さん

（GEヘルスケア・ジャパン株式会社）

新卒でGEヘルスケア・ジャパン株式会社に入社し、医療機器分野で30年以上のキャリアを重ねる。

超音波画像診断装置の開発部門でエンジニアからプロジェクトマネジメントの道へ進み、その後、グローバル開発組織の中で在日本の約40名のメンバーのマネジメントをする部門長を務める。Mentor Forの公式メンターとして、女性を中心に数多くのリーダー層のメンタリングを担当。また、バイリンガルメンターとして英語でのメンタリングも実施している。

写真左：Mentor For代表　池原真佐子

写真右：Mentor For公式メンター　荻原直保子氏