大人の8割が知らないZ世代のメンヘラ消費。82%が親や教師には秘密。企業の病みかわアピールを30%が一刀両断。Z世代のメンヘラ消費についての意識調査をZ-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)が実施。
Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)が解き明かす、単なるファッションではない「日常生活の戦闘服」(27%)としての消費行動。インフルエンサーへの信頼は専門知識より「自身の悩みの告白」(30%)。
Z世代向けクリエイティブカンパニーFiom合同会社(本社:東京都渋谷区、代表社員:竹下洋平)が運営する、Z世代当事者が実態や価値観を分析するシンクタンク「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」 は、全国のZ世代(18歳〜24歳)352名を対象に実施した 「Z世代のメンヘラ消費についての意識調査」 の結果を発表しました。

近年、「地雷系」や「病みかわ」といったファッション・カルチャーがSNSを中心に広がり、Z世代の自己表現の一環として定着しつつあります。
特に、ストレス社会を生きるZ世代にとって、「メンヘラ」という言葉は単なるネガティブなレッテルではなく、自己の繊細な感情を認め、心の平穏を保つためのキーワードへと変化しています。
多くの企業がこの新たなカルチャーに注目し、関連商品やプロモーションを展開する中で、表面的なデザインや言葉遣いを模倣しただけの発信はすぐに見透かされ、逆にブランドへの不信感を招く「認識のズレ」が発生しているケースも散見されます。
こうした背景を踏まえ、Z世代の当事者目線による分析で新たなインサイトを発掘・探求するZ世代特化の調査研究機関「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」は、Z世代が「メンヘラ消費」にどのような価値を見出し、企業や発信者に何を求めているのか、その深層心理を解明するため、本実態調査を実施しました。
多様なバックグラウンドを持つZ世代当事者である研究員が、アンケート調査を実施し、企業の商品展開やインフルエンサーに対する彼らのリアルな視点や本音を分析。
全42ページに渡る調査レポートを基に、Z世代の精神的な充足を求める「メンヘラ消費」の実態を調査しました。
「Z世代のメンヘラ消費についての意識調査」調査サマリー
・上の世代には見えない消費。82%が親や教師には「秘密」。
自身の消費スタイルについて上の世代に話すかという問いに対し、「隠しているわけではないが、わざわざ話さない」(47%)、「絶対に話さない」(18%)、「理解されないと思うので、あまり話さない」(17%)と、合計82%が大人には明かさないクローズドな世界で楽しんでいる実態が明らかになりました 。
・企業の表面的な参入に厳しい目線。24%が「儲け目的」と指摘。
企業が「病みかわ」などのコンセプト商品を販売することについて、「儲かるからやっているだけで、本当に理解しているとは思わない」(24%)、「精神的な問題を安易に商業利用しており、倫理的に問題がある」(13%)と、上辺だけの参入に警戒感を示しています。
・「メンヘラ消費」の最大の原動力は「自分らしさの表現」(61%)と「共感」(55%)。
消費に影響を与える要素として、「これを持つことで自分らしさを表現できると感じること(表現性)」が「非常に強く影響する」(37%)、「やや影響する」(24%)を合わせ、61%が重視。「自分の気持ちを分かってくれると感じること(共感性)」(55%)と共に、消費の強い動機となっています。
・インフルエンサーの信頼は「専門家」(17%)より「当事者性」(30%)。
このカルチャーにおいて最も信頼するインフルエンサーは、「自身の精神的な悩みや経験をオープンに語る当事者性の高いインフルエンサー」(30%)がトップ。「ファッションやコスメの専門家」(17%)を上回りました。
・センスが良いと感じるのは「病みと可愛さの共存」(39%)。
ブランドの商品を「センスが良い」と感じる理由は、「『病み』の中にも、確かな『可愛さ』や『美しさ』がある」(39%)が1位。次いで「デザインの細部まで、世界観が徹底されている」(29%)となりました。
・逆にセンスがないのは「チープさ」(34%)と「安易な言葉の利用」(30%)。
「センスがない」と感じる商品は、「デザインがチープで、子供っぽい」(34%)、「『メンヘラ』という言葉を、安易に宣伝文句に使っている」(30%)が上位を占めました。
Z世代のメンヘラ消費の実態を深掘り
今回の調査結果から、Z世代の「メンヘラ消費」のヒリヒリとしたリアルを象徴するデータを抜粋して解説します。
大人の8割が知らない秘密の領域。Z世代の82%が消費スタイルを「親や教師には話さない」。

親や学校の先生など上の世代に自分の消費スタイルを話すかという問いに対し、「隠しているわけではないが、わざわざ話さない」(47%)、「絶対に話さない」(18%)、「理解されないと思うので、あまり話さない」(17%)と、合計82%が自発的には語らないことが判明しました。大人には見えにくい、Z世代だけの「心の安全地帯(セーフスペース)」としてカルチャーが機能しています。
「儲け目的でしょ?」企業の表面的な“病みかわ”参入に24%が冷ややかな目線。

企業が「病みかわ」「地雷系」コンセプトの商品を販売することに対し、「儲かるからやっているだけで、本当に理解しているとは思わない」と24%が回答。さらに13%が「倫理的に問題がある」と指摘しており、カルチャーの背景にある精神的な痛みを理解せず、流行りとして表層的に消費する企業姿勢に対して非常にシビアな目を向けています。
信頼できるインフルエンサーは「専門家」(17%)より「悩みを語る当事者」(30%)。

関連するインフルエンサーで最も信頼されるのは、「自身の精神的な悩みや経験をオープンに語る当事者性の高いインフルエンサー」(30%)でした。「ファッションやコスメの専門家として純粋に発信するインフルエンサー」(17%)を大きく上回っており、ノウハウよりも「同じ痛みを共有している」というリアルな当事者性が信頼の絶対条件となっています。
センスの良さは「病みと可愛さの共存」(39%)と「世界観の徹底」(29%)。

企業の商品を「センスが良い」と感じる瞬間は、「『病み』の中にも、確かな『可愛さ』や『美しさ』がある」(39%)がトップ。次いで「デザインの細部まで、世界観が徹底されている」(29%)となりました。ただ暗いだけでなく、そこにある種の美学が貫かれていることが評価の対象になります。
逆にセンスがないのは「デザインがチープ」(34%)、「安易な言葉の利用」(30%)。

一方で「センスがない」と切り捨てられるのは、「デザインがチープで、子供っぽい」(34%)商品や、「『メンヘラ』という言葉を、安易に宣伝文句に使っている」(30%)商品でした。当事者たちの切実なカルチャーを、解像度の低い「子供騙し」の企画でなぞるだけのプロモーションは逆効果を生むことが明確に示されています。
5年後は73%が「卒業・やめている」。"今"の痛みに寄り添う「刹那的なセーフスペース」としての価値。

「5年後もこのスタイルを続けていると思うか?」という問いに対し、「卒業していると思う」(41%)、「続けていないと思う」(32%)と、合計73%が将来的な離脱を予見しています 。これは、メンヘラ消費が一生続く趣味ではなく、思春期から青年期にかけての"今"の不安定な精神状態を乗り越えるための、刹那的で切実な「心のシェルター」であることを物語っています。
調査概要
調査名:Z世代のメンヘラ消費についての意識調査
調査対象:全国のZ世代(18歳~24歳)
調査期間:2025年9月
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:n=352
調査分析:Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)(運営:Fiom合同会社)
利用条件
情報の出典元として「Fiom合同会社」であることを明記いただきますようお願いいたします。
本調査レポート完全版(全42ページ)を無料でダウンロード
今回ご紹介した内容は、調査レポートのほんの一部です。
レポート本編では、Z世代にとって「メンヘラ消費」が最終的にどのような意味を持つのか(自己肯定・メンタルケア等)、ネガティブな表現に触れた際のリアルな感情の変化、さらにはこのカルチャーが金融・サービス業に与える新たなビジネスチャンスの示唆まで、多角的に分析しています。
明日からの企画やコミュニケーション施策にすぐに活かせる、Z世代のリアルなインサイトが詰まっています。
少しでもご興味をお持ち頂きました方はぜひ下記よりダウンロードしてご活用ください。
Z-SOZOKEN所長のコメント
◆竹下洋平(たけしたようへい)
Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)所長
Fiom合同会社CEO
2005年生まれ。2021年10月にFiom合同会社を設立。Z世代のクリエイターの創造性を最大化させるをミッションに、Z世代によるZ世代向けのコミュニケーションプロデュース事業、リサーチ&プランニング事業を展開している。上場企業から大企業、中小企業、ベンチャー、スタートアップ、行政や自治体と幅広い組織の支援実績を持つ。Z世代の創造性を活かし、Z世代向け広告コミュニケーションの上流設計から制作、運用までワンストップで実行支援する。

「Z世代の82%が、親や教師には秘密にしている」 。
この結果が示す通り、「メンヘラ消費」は大人たちの目が届かない場所で、Z世代が自らの心を守るために築き上げたクローズドな防空壕です。彼らにとってそれは単なるファッションではなく、「日常生活を送る上での戦闘服」(27%)であり 、抑圧された感情の痛切な自己表現なのです。
企業がただトレンドの「病みかわ」デザインを真似たり、安易に「メンヘラ」という言葉を使ったりしても、Z世代は「儲け目的の表面的な理解」(24%)だと瞬時に見抜き 、「センスがない」(30%)と切り捨てます 。彼らが求めているのは、過剰な演出や上辺だけの共感ではありません。自らの繊細な内面に寄り添い、共に痛みを分かち合ってくれる「当事者性」と「誠実さ」です。
企業に今求められているのは、流行りのアイコンとしてこのカルチャーを消費することではありません。彼らがなぜその消費に救いを求めているのか、その深層心理を真摯に理解し、ブランドのメッセージとして「あなたのままでいい」という安全基地(セーフスペース)を提供することです。 表面的な「モノ」を売る時代から、心の拠り所となる「意味(共感)」を届けるブランドだけが、熱狂的な支持を勝ち取る時代へと変化しています。
Z世代当事者がリアルなインサイトを発掘する「Z世代調査研究メニュー」
Z-SOZOKENでは、本リリースでご紹介したような自主調査に留まらず、企業様の課題に合わせてZ世代当事者リサーチャーが直接担当する「Z世代調査研究メニュー」をご提供しております。 大人の尺度による外側からの観察型リサーチではなく、ターゲットと同じ時代を生きる当事者として「熱量の同期」を行い、表面的なアンケートでは見えない深層心理や文脈を解明。貴社ブランドがZ世代から選ばれるための「必然性」を定義します。
【ご提供プラン(一部抜粋)】
・Z-SOZOKEN 市場調査プラン(Standard Menu)
仮説立案から定量アンケート・定性インタビューを実施し、実態を紐解くオリジナル調査レポートを作成・納品します。
・Z-SOZOKEN インサイト研究プラン(Standard Menu)
市場調査の内容に加え、深層研究や世の中ごと化するための統合PR支援(プレスリリース発信)までを一気通貫で伴走します。
・目的別カスタマイズ調査(Single Menu)
デプスインタビューやグループインタビュー、全国規模の定量アンケート、既存クリエイティブのZ世代目線での評価・改善など、目的に合わせて最適なアプローチをご提案します。
各プランの具体的な提供価格やスケジュール、納品物のイメージ等につきましては、サービス資料内にて限定公開しております。 Z世代マーケティングの調査や顧客理解に課題を感じている企業様は、ぜひ以下のリンクより資料をダウンロードして詳細をご確認ください。
Z世代への訴求にお悩みの方へ
「Z世代のトレンドを取り入れたつもりが、全く響いていない…」
「繊細なテーマに対するネガティブな反応が怖くて、適切な施策が打てない…」
「Z世代に『上辺だけ』と思われない、誠実なコミュニケーション設計が分からない…」
今回の調査結果を見て、少しでもそう感じたご担当者様へ。
弊社はメンバー全員がZ世代当事者で構成されたZ世代に特化したクリエイティブカンパニーです。
Z世代ならではの感性や同世代の視点を活かしたアプローチで、マーケティングリサーチ、戦略設計から企画立案、制作、運用までワンストップで統合的にご支援しております。
Z世代や若年層向けの企画制作マーケティング/ブランディングでお困りの方はお気軽にご相談ください。
https://fiom-llc.studio.site/contact
「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」について

Z世代の創造性で未来を創る。Z世代特化の次世代型シンクタンク。
「Z-SOZOKEN」とはZ世代向けクリエイティブカンパニーFiom合同会社が運営しているZ世代同世代目線による分析で新たなインサイトを発掘、探求するZ世代特化の次世代型シンクタンクです。
Z世代の実態や価値観をZ世代当事者たちが様々な観点から把握・分析。
時代の最先端をゆくZ世代の未知なる文化を解き明かし、時代を切り開く新たな価値観を探求しております。
リアルZ世代起点でZ世代に届く共感を軸としたコミュニケーションやプロモーション設計に活用できる実践的なマーケティング情報を提供しています。
公式サイト:https://z-sozoken.studio.site
Fiom合同会社について

Z世代に特化したZ世代のクリエイティブカンパニー
メンバー全員がZ世代で構成されたZ世代に特化したクリエイティブカンパニー。
Z世代の創造性を基点としたZ世代目線のアプローチを実施。
Z世代向け広告コミュニケーション領域の上流設計から制作・運用まで実行支援する。
時代の最先端をゆくZ世代の感性を活かしたクリエイティブカンパニー。
社名:Fiom合同会社
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号桑野ビル2階
設立:2021年10月15日
代表:竹下洋平
HP:https://fiom-llc.studio.site
本件に関するお問い合わせ
メール info@fiomllc.com
お問い合わせフォーム https://fiom-llc.studio.site/contact
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