【新年に捉えなおす『リスキリング』調査レポート】新たな経験を取り入れる人・一歩踏み出せない人が完全に二極化!新時代の到来を予測

~リスキリング意欲派の理由1位は「仕事の幅を広げるため」、やらない派理由1位は「自分の仕事はなくならないと思う」で意識の差~

株式会社NEWONE

エンゲージメント向上を軸とした組織開発・人材育成コンサルティング支援を行う株式会社NEWONE(本社:東京都千代田区 代表取締役:上林周平、https://new-one.co.jp/ 以下、NEWONE)は、2022年12月9日~11日で800名を対象に、『リスキリング』に関するネットアンケート調査を実施しました。その結果、『リスキリング』の意識に対し、二極化する傾向がみられました。

※本調査においての「リスキリング」の定義は、新しいスキルや能力の習得を推進する取り組みとして、動画学習・書籍学習・資格取得・副業/兼業やプロボノなどのボランティア活動も含みます。
<調査サマリー>
●リスキリング意欲派
  • 20代男性はリスキリング理由「長く働き続けるため」が3割。堅実志向が見え隠れ
  • お金のない20代は主に書籍で学び、30代はオンライン学習へ、40代はオンライン学習と副業・兼業が男女とも7割超え
  • 40代はネット情報から、50代は変革が必要と感じてリスキリングに取り組む
  • 高年齢ほどリスキリングに10時間以上かけている傾向が明らかに
●リスキリング消極派
  • やりたいが一歩踏み出せない30代~50代の約6割の理由が「時間がない」と回答
  • 20代・40~50代女性は「自信がないから」が顕著に
  • 定年まで逃げ切れると思っている50代
  • リスキリング消極派は「自分の会社はつぶれないと思うから」が1位で回答

<調査結果>
Q1.リスキリングに興味があるという方にお聞きします。現在具体的に何かされていますか。

 

■Q1考察:リスキリングで進む格差!?積極的にリスキリングをする若手と遅れをとるシニア。また、勤続年数が長いほどリスキリング実施率が低くなる傾向に
・20〜30代男性のリスキリング実施率は、20代男性が37%、30代男性に至っては51.6%と約半数がなんらかのリスキリングを行っている
・一方40~50代男性は遅れをとっている傾向。40代が14.3%、50代男性が15.4%と8割強はリスキリングをやっていない
・勤続年数が長い人ほどリスキリング実施率は低い
・8年未満では、リスキリングを「やっている」との回答が3割ほどであるのに対し、8年以上では18.4%に留まる
・一方、勤続年数5年~8年で「やってみたいが一歩踏み出せない」が34.3%とやや高い傾向が伺える

Q2.リスキリングとは具体的に何をされていますか。(※複数回答)

■Q2考察:リスキリング内容について、お金のない20代は書籍での学び、30代はオンライン学習がメイン。40代はオンライン学習と副業・兼業がそれぞれ7割超え!?
・20代男性の6割がフリーの動画視聴で学ぶと回答
・男女ともに40代の75%はブリーの動画と、副業・兼業を回答。その他オンライン学習サービスの利用など、ぐっと学びの幅が深くなる印象
・女性のリスキリングについては、20代・30代・40~50代ともに書籍によるリスキリングが高め傾向

Q3.なぜリスキリングを始めましたか。

■Q3考察:リスキリングを始めた理由の一番は「現在の仕事を広げるため」、次いで「長く働き続けるため。」いずれも20代男性が高い数値で堅実志向。3番目の理由は「昇格・昇給のため」と続く
・リスキリングを始めた理由について「現在の仕事の幅を広げるため」が全体で約4割。20代男性に至っては6割が回答
・20代男性は2番目の理由で「長く働き続けるため」と4割が回答しており、堅実志向が見え隠れ
・3番目の理由については「昇格/昇給」「キャリアアップ」「キャリアチェンジの可能性を広げるため」などに分散

Q4.リスキリングをすることになったきっかけは何でしょうか。

■Q4考察:リスキリングのきっかけは、「仕事上必要だと感じて」(23.4%)「インターネットなどの情報から意欲喚起されて」(20.3%)、「リスキリングをしている友人や先輩に刺激を受けて」(17.2%)がきっかけの上位
・50代の半数は仕事上に変革が必要と感じている
・40代はインターネット情報からの意欲喚起が5割
・30代は友人・先輩からの影響が高そうな傾向がある

Q5.リスキリングについて、やりたいが一歩踏み出せないのは、なぜですか。(複数回答)

■Q5考察:リスキリングに一歩踏み出せない理由の半数が「時間がないから」と回答。女性は「自信がない」が顕著に
・一歩踏み出せない理由は20代~50代全年齢において約5割が「時間がない」
・20代女性の66.7%が「自信がないから」と回答。40~50代女性の半数も同様。・30代男性の6割が「なんとなく恐怖がある」と回答した

Q6.リスキリングをやらない理由はなぜですか。

■Q6考察:リスキリングをやらない理由は①「自分の仕事がなくならない」➁「自分の会社はつぶれない」③「将来にわたって給料の心配はない」の順に多い回答結果に
・20代・30代は「自分の仕事がなくならない」回答が多い傾向
・40代は「時間がない」傾向が高めの16.1%
・50代は「そのまま定年でいける」が高めの傾向に

Q7.月にリスキリングにどれくらいの時間をかけていますか。

■Q7考察:意欲派がリスキリングにかける時間は20代・30代が4時間程度が高めに対し、40・50代は10時間以上と年齢が高くなるほど長くなる傾向に?
・20代男性の半数は4時間程度と回答。40代男性は4時間程度と10時間程度がそれぞれ37.5%と割れる傾向に。50代男性は10時間程度が半数を占める
・20代女性は4割が10時間以上と回答!40~50代女性の半数は10時間以上と回答

Q8.これまでに取り組んできた、リスキリングのテーマ(領域)は何ですか。(複数回答)

■Q8考察:これまで取り組んできたリスキリングのテーマについて、全体の4割が「プログラミング」と回答、次点が「IT・DX・AI関連」「情報セキュリティ」
・20代男性はプログラミングスキルがダントツで7割という結果に
・40代以降、年齢があがると「情報セキュリティスキル」や、「財務・経理」「語学」に興味が高くなる傾向が見受けられる
・女性20代は「語学」と「ライティングスキル」を重視
・30代女性は「プログラミングスキル」に半数以上が意欲を示す
・40,50代女性は広く「プログラミング」、「IT・DX・AI関連」・「情報セキュリティ」・「デザインスキル」「動画編集スキル」などに分散
 
  • 株式会社NEWONE 代表取締役:上林周平よりコメント
 2022年末の段階では、「リスキリング」という言葉は未だ6割強の方が認識がありません。
一方で、岸田文雄首相が10月初旬臨時国会における所信表明演説で、「リスキリング」の支援に今後5年間で1兆円の予算を投じる方針を示しました。リスキリング元年とも言われる2023年は、「リスキリング」という言葉の認識の割合が今までとは大きく変わってくる一年になるでしょう。

現状としては、リスキリングに一歩踏み出せない理由の半数が「時間がないから」や、リスキリングをやらない理由は①「自分の仕事がなくならない」➁「自分の会社はつぶれない」③「将来にわたって給料の心配はない」という結果からもわかる通り、まだあまり必然性が感じられていないのが実情です。

一方で、リスキリングとは、技術的失業と呼ばれるテクノロジーの発展に伴い無くなる仕事がある中で、失業なき成長産業への労働移動が主たる目的です。本人任せの状況から、2023年は企業主導でリスキリングを推奨し、異動や職種転換が進むでしょう。そうすると、現状の「時間がないから」という理由は減少傾向となり、一人ひとり変化をすることへの前向きさが問われることが予想されます。

個人で見たときに、リスキリング時代に上手く対応するためにも、まずは変化することに前向きなマインドを作ることが何よりも大事です。


<経歴>
大阪大学人間科学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。2002年、株式会社シェイク入社。企業研修事業の立ち上げ、商品開発責任者としてプログラム開発に従事。新人から経営層までファシリテーターを実施。2015年、代表取締役に就任。2017年9月、これからの働き方をリードすることを目的に、エンゲージメント向上を支援する株式会社NEWONEを設立。
米国CCE.Inc.認定キャリアカウンセラー。

*ニューノーマル時代の新しい組織開発の在り方についてお話可能です。

<調査概要>
調査概要:リスキリング関する調査
調査方法:WEB定量アンケート
調査期間:2022年12月9日~2022年12月11日
調査人数:800名

 
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本サービスは「キャリアそのものは多様であったとしても、キャリアを豊かにする行動は共通した指標を定義できる」という思想のもと、弊社の顧問でもある法政大学キャリアデザイン学部の田中 研之輔教授と「キャリアを豊かにするための60の行動」を定義して開発した、行動をセルフチェックするための診断です。

▼プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000038467.html
▼お問合せ
https://new-one.co.jp/careercraft-survey/
 
  • 株式会社NEWONE 会社概要
「他にはない、新しい(new one)価値を生み出す」を社名に掲げ、エンゲージメントをテーマに、「個人の意識変革」と「関係性の向上」を中心とした企業向けコンサルティング、人材育成・組織開発を提供。Softbank、カゴメ、三菱地所ホームをはじめ、多数の企業様の支援を実施しています。

*2022年7月に企業経営者や人事担当者、マネジメント層と接してきた経験をもとに、これからのリーダーに必要なマネジメントのノウハウ本『人的資本の活かしかた』発売しました。
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/477621217X


・所在地:東京都千代田区隼町2-19-4F
・設立日:2017年9月1日
・代表者:上林周平
・事業内容:コンサルティング、企業研修・組織開発等
・URL:https://new-one.co.jp/

【本件に関する企業様からのお問い合わせ先】
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【本件に関する報道関係者様からのお問い合わせ先】
株式会社NEWONE 広報担当:澤野
TEL:090-6014-2334 / FAX:03-6261-3515 / E-Mail:pr@new-one.co.jp

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会社概要

株式会社NEWONE

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都千代田区隼町2-19 いちご半蔵門ビル4階
電話番号
090-6014-2334
代表者名
上林周平
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2017年09月