より善い公共圏を創る「公共行動研究室®」新設

~ より「便利になる」中で、いかに「生きやすくしていく」か? ~

組織行動科学®︎

現在の活動について 2026年10月7日追記

本リリースは、公開当時の公共行動研究室®の問題意識と当社の提案を伝える資料です。原文の趣旨を保ち、提案の位置づけと、一般化されやすい表現を整理しています。

こうした問題意識を引き継ぎ、現在は家庭・学校・地域の身近な場面に役立つ研究レビュー「働く人の暮らしと対話」を公開しています。

研究が示したこと、当社の読み取り・提案、当てはめられる条件と限界を区別して紹介しています。

公共行動研究室® 現在の活動

研究レビュー 働く人の暮らしと対話

設立時の問題意識 2023年公開

【より善く生きていく】には、価値観の異なる他の人たちとも、共に生きていく必要がある。

共に生きていくには、自分から関係性を良くする関わりも大切になる。人は関係性の中、つまり、社会の中で生きている。

私たちは【穏やかで安心でき心から笑っていられる関係】を【善い社会】と考えています。

2023年の設立当時、「芸術と組織行動科学®による開発」smart creative management®を手掛けるリクエスト株式会社(当時の本社:東京都豊島区)は、4つ目の研究機関として「公共行動研究室®」を新設しました。

設立当時に活動していた研究機関

※以下は、公共行動研究室®の設立当時に活動していた研究機関です。

  1. smart creative management® 総合研究所

  2. ABA Operations Research® センター

  3. XR HRD® 研究センター(XR HRBP®)

※ Extended Reality Human Resource Development

XR HRD® 研究センター(XR HRBP®)

公共行動研究室®の取り組み課題

より「便利に」なっても、「生きやすく」なるわけではない。では、どうするか?

公共行動研究室®

芸術と組織行動科学®️を使い、組織・法人向けに需要創造型リーダー®開発、デジタル空間を活用した人材開発の研究(XR HRBP®、XR HRD®、MR HR®)を手掛ける中で、「私たち人間が、どのような行動を、どのように習慣にすることで、より生きやすい社会がつくれるのか?」この問いに答えていく必要性が出たためです。

どれだけ技術が発展し、私たちの生活が便利になっても、人と人との関係性(社会)は、私たちが善くしていこうと、小さな行動を能動で積み重ねていかないと、良くはならない、と考えています。

今後、ますます、パターン化・標準化できることは、機械化・デジタル化され、私たちの生活が「便利」になる。

しかし、便利になっても「生きやすくなる」わけではない。

より「便利になる」中でいかに「生きやすくしていく」か?

私たちは【穏やかで安心でき心から笑っていられる関係】を【善い社会】と考えています。

「安心」を育む関係性を考える

「心からの笑い」の背景には「安心」がある。安心は、お互いが「警戒しなくていい」「恐怖を感じない」関係性の中で育まれると考えています。

警戒がうまれる関係性の中では、安心しづらく、心からの笑いも生まれにくい。恐怖や嫌悪、不快への反応には、例えば次のようなものがある。

  • 回避する

  • 攻撃する

「回避」「攻撃」は反応の例であり、人の反応はこの2つに限られない。恐怖を感じ、嫌悪するため、攻撃する場合もある。攻撃には、体を使う物理的なものと、言葉を使う精神的なものがある。

攻撃からは【穏やかで安心でき心から笑っていられる関係】は生まれにくく、【善い社会】にはつながりにくい。

関係性を良くするには、互いの事情や価値観を知り、共に安心できる条件を考える必要がある。自分から関わる小さな行動も大切になる。

法整備や制度による権利・安全の保障と、日常の関係性を良くする取り組みは、共に必要だと考えています。

安全を守るために距離をとることや、第三者の支援を受けることが必要な場合もある。

関係性を良くすることは、危険や負担を抱えたまま、相手との関わりを続けることを意味しません。

相手を変えようとすると、反発が起こる場合がある

また、自分の価値観で、良かれと思って、相手を変えようとすればするほど、相手から反発が起こる場合がある。

相手の反発に対して、自分も反発してしまう。「(私が)こんなにしてあげているのに!」という感情。関係性がより悪くなる。

相手と自分の価値観が異なることを忘れ、相手の価値観を知ろうとせず、自分の価値観を押し付けてしまった結果。

相手にも、自分にも、大切にしていることがある。

互いが大切にすることを、頭から否定し、優劣をつけるところから始めない。ましてや、一方的に指導し変えさせようとしない。否定や序列付け、変更を迫ることから始めれば、関係性が悪くなり、公共の前提にある対話が難しくなる。

他者の権利を侵害する行為まで肯定するという意味ではありません。

対話の目的は、お互いの状態(互いが共に生きる公共圏)をより善くすること。善くする状態を共に想像し、その状態に近づける課題を設定すること。

自分の価値観を中心にし、お互いの価値観で衝突していては、お互いが生きていく環境をより善くする目的を創れなくなる。お互いが生きていく環境が善くならない場合、自分の環境も善くなりにくい。

正論の勝敗だけでは、共に目指す状態が創れない

対話が成り立たないため、各自が各自の価値観にもとづき、各自の各自にとっての正論をぶつけ合い、優劣をつけあう、勝敗をつける。

目先の効率は良いが、結局、お互いが生きていく状態をより善くする対話はできず、お互いが共に目指す状態が創れず、どちらかが不満を抱えた状態で終わる。

いずれ、不満を抱えた側が反発する場合もある。目先の効率を追求し、先々を非効率にしてしまう。

関わり方を見直す時間や支援は、人や状況で異なる

互いに生きづらくなることもある。

価値観は、各自がこれまで生きてくる過程でとった小さな行動と思考の中で、生存にとってプラスの結果を得たものが習慣化・固定化された目に見えないもの、と私たちは捉えています。

各自の生存にとってプラスの結果はさまざま。

したがって、関わり方を見直す場合には、新たな小さな具体的な行動と思考を積み重ねることが必要となる場合がある。そのための時間や必要な支援は、人や状況によって異なる。

相手が大切にしていることを知るところからはじめる

より善く生きていくには、

  1. 価値観の異なる他の人と共に生きていく

  2. 共に生きていくには、関係性を良くする

  3. 関係性を良くするには、互いの事情と、安心できる条件を考える

  4. そのために、相手が大切にしていることを知るところからはじめる

相手に従順になる必要は無い。相手に服従する必要も無い。善い人になろうと意識を変える必要もない。意識を変えようとするだけでは、行動習慣が変わりにくい場合があるため。

目的は共に生きている環境・社会をより善くすること。

立ち止まり、相手の行動に「なぜ?」を問いかけ、相手のことを少しずつ知っていく、相手の行動の背景にある考え方、つまり価値観を少しずつ知っていく。

価値観が近い人だけの集団でも、関係性を考える

1人で生きていこうとすると、いずれしんどくなることもある。

自分の価値観と近い人とだけ、共に生きていこうとすると、価値観が固定し、価値観の異なるその他の人たちを不快に思い、嫌悪し、最悪の場合、攻撃してしまうこともある。

結果として、自分達が生きている環境・社会の生きづらさが増していく場合がある。

暮らしには、さまざまな集団との関わりがある。一時離れても、また別の集団の中にいる。

集団内の価値観は均質化しやすいが、集団の目的が希薄になるに従い、小さな価値観の差異にベクトルが向かい、集団内に小集団(派閥)がつくられる場合がある。

1つの集団内部の複数の小さな集団と集団の間で、嫌悪感が発生することもある。嫌悪感は攻撃につながる場合もある。

であれば、関係性を良くする関わりを小さくても積み重ねていったほうが、次の目的が共に見いだせ、結果、自分も相手もラクになる。生きやすくなる。

関係性を良くするきっかけになる、小さな行動

日常のあいさつ・感謝・謝罪

  • まずは、相手をみて「おはようございます」

  • 何かしてもらったら「ありがとうございます」

  • 迷惑をかけてしまったら「ごめんなさい」

これら3つの小さな行動は単純なパターン。単純なパターンが習慣になるだけでも、関係性を良くするきっかけになる。

機械はパターン処理にたけている。機械であれば、すぐに再現する。誰に対しても、同じように再現できる。

しかし、人間には感情があり、置かれている状況も異なるため、こうしたパターンをいつも同じように再現できるとは限らない。

混んでいる公共交通機関での関わり

また、混んでいる公共交通機関で、

  • 横入りしない。「(お先にどうぞ)」

  • 下車する際は「後ろを通ります(失礼します)」

  • もし、ぶつかってしまったら「ごめんなさい」

これら3つの小さな行動が増えることで、公共の場でのイライラした空気感が和らぐきっかけになると考えています。

一方で、混雑、時間の制約、体調などにより、声をかけたり、周囲に気を配ったりする余裕が持てない場合もある。

個人の行動だけに原因を求めず、無理なく関われる条件や、負担を減らす仕組みも合わせて考える必要がある。

仕事で相手に役立つ思考と行動を積み重ねる

仕事は、ある特定の人の問題を解決する、ある特定の相手に役立つ思考と行動を積み重ねること。その積み重ねから、その人固有の専門性が生まれ、より相手に役立つことができていく。

その結果は、生きていくために必要な報酬にもつながる。報酬は金銭と非金銭がある。

ただし、報酬や成果は日常の小さな行動だけで決まるものではない。仕事の条件、役割、評価や配分の仕組みなども合わせて考える必要があります。

「便利になる」中で「生きやすくしていく」ために

どれだけ技術が発展し、私たちの生活が便利になっても、人と人との関係性(社会)は、私たちが善くしていこうと、小さな行動を能動で積み重ねていくことも大切になる。

パターン化・標準化できることは、機械化・デジタル化し、私たちの生活を「便利」にする。しかし、便利になっても「生きやすくなる」とは限らない。

より「便利になる」中でいかに「生きやすくしていく」か?

そのための行動と習慣化の仕掛けを研究開発するために、公共行動研究室®を設置しました。

※設立当時、上記の問題意識を掲載した自社ページは、現在、公共行動研究室®の研究レビュー等を紹介するページとして更新しています。現在の活動は以下をご覧ください。

公共行動研究室® 現在の活動

2023年8月10日

リクエスト株式会社 代表取締役

Behavior engineer®

甲畑智康

公開当時の関連資料

公共行動の科学『公共の利益を創造できるリーダー開発』

公開当時のその他参考資料

【参考】AI化が進む社会の基礎スキル「創造力=理想を創る問題解決力」

【参考】AIと共働するための【行動ベンチマーキング】

【参考】XR HRBP® XR HRD®「多様性が活きるアバターを介した仕事」

【参考】理想を可視化する「論理的想像力」

【参考】組織のリスキリング・アンラーニング「訓練プログラム」

リクエスト株式会社について 2026年10月時点

現在の会社紹介(2026年10月時点)

当社は「成果につながる方法を、本人が使える仕事へ。」を軸に、組織行動科学®の研究・教育開発に取り組んでいます。

「知を社会へひらく。仕事を見直す、次の一歩へ。」という考えのもと、働く人が考え、確かめ、使い直すための知見や資料を公開しています。

980社・33.8万人は、組織で働く成人を対象とする当社の研究・教育開発の基盤です。

本リリースの公共領域への提案や、学校・家庭・地域での効果検証の規模を示すものではありません。

現在の研究機関一覧(2026年10月時点)

  • 会社名:リクエスト株式会社

  • 代表者:代表取締役 甲畑智康(こうばた ともやす)

  • 本社:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F

公式サイト

本件に関するお問い合わせ

お問い合わせメール:request@requestgroup.jp

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会社概要

URL
https://requestgroup.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
電話番号
090-4183-2525
代表者名
甲畑智康
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年10月