リノベ経験者104人に聞いた!「こうすればよかった」&「もっとこうしてほしかった」
<本調査に関して>
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田 貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うゼロリノベと合同で中古住宅のリノベーション経験者の男女104名を対象に、「中古住宅のリノベーション経験者を対象にしたライフスタイルに関する実態」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査概要:「中古住宅のリノベーション経験者を対象にしたライフスタイルに関する実態」についてのアンケート調査
調査期間:2025年2月12日(水)〜4月21日(月)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:104人
調査対象:男性48人、女性56人
回答者に関して
まずは回答者の年代と男女の割合に関してご紹介します。

回答者の年代
20代:約20%
30代:約26%
40代:約26%
50代:約17%
60代以上:約11%

回答者の性別
男性:約46%
女性:約54%
リノベーションが完工した時期と費用、依頼先に関して
回答者に、リノベーションが完工した時期とかかった費用、依頼先について聞いてみました。
リノベーションが完工した時期は?

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6ヶ月以内:約25%
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1年以内:約16%
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1年半以内:約12%
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2年以内:約10%
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2年半以内:約7%
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3年以内:約30%
最も多かったのは「3年以内」の約30%。次いで、「6ヶ月以内」が約25%と、こちらも比較的多めでした。
リノベーションした際の費用は?

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500万円未満:約53%
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500万円〜699万円:約23%
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700万円〜899万円:約8%
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900万円〜1099万円:約5%
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1100万円〜1299万円:約6%
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1300万円〜1499万円:約1%
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1500万円〜1699万円:約2%
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1700万円以上:約2%
最も多かったのは「500万円未満」の約53%で、半数以上を占めました。次いで「500万円〜699万円」が約23%と、ボリュームゾーンは「500万円未満~699万円」の部分的なリノベーションです。
リノベーション設計の依頼先は?

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工務店:約47%
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ハウスメーカー:約25%
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リノベーション会社:約15%
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建築設計事務所:約13%
最も多かったのは、「工務店」の約47%でした。次いで「ハウスメーカー」が約25%、その他「リノベーション会社」「建築設計事務所」という人もいました。
リノベーションの心残り
回答者に、リノベーションを終えてからの心残りがあるかどうかや、不満だったことを聞いてみました。

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心残りは特にない:約59%
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間取り:約16%
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素材・設備:約8%
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デザイン:約7%
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リノベーションの進め方:約4%
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施工仕上げ:約4%
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コンセントの数:約1%
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リノベーションしなかった部分との差が歴然となった:約1%
「心残りは特にない」という人が約59%と、半数以上を占めました。心残りがある人は、「間取り」が最多、続いて「素材・設備」「デザイン」など、さまざまな箇所に心残りがあるようです。続いて、具体的な不満点や本当はこうしてほしかった、というエピソードをご紹介します。
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動線をもっと考えれば良かった(女性 30代)
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もう少し幅広い間取りのパターンを提案して欲しかった。(男性 50代)
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両開きの冷蔵庫の開けやすさをちゃんと考えればよかった。コンロの配置を動かしたが、ガス管の問題で理想の位置にはできなかった(女性 30代)
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採光率の加減で天窓を作ったが、そのせいで2階全体の間取りが狭くなった。あと、天窓は明るくてよいと言われたが、夏は地獄のように暑くて、とても天窓の下でクーラーなしには生活ができない(女性 30代)
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階段などの場所を変えたかったが変えられなかった(女性 20代)
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断熱材にこだわるべきだった(男性 50代)
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床材にクッションマットを使ったが、ベタついて良くなかった(女性 40代)
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予算の都合で素材の質を落としたが、本当は希望の素材を使用したかった(男性 30代)
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洗面エリアの表面部分が汚れやすく、こまめに拭き掃除をしても一度着いた汚れが落ちにくい素材になった気がする(女性 40代)
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全てのドアを変えればよかった(女性 50代)
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業者がマンションの管理人ともめてこれから住むのにケチがついた(女性 50代)
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工事が飛び飛びだから工期が遅くなった(男性 60代以上)
「間取り」に関しては、動線や間取りのパターンについて不満を感じている人が多かった印象です。「素材・設備」に関しては、予算の都合等でダウングレードした点や、もう少しこだわりを持って選びたかったというコメントが多く見受けられました。いずれも、実際に住んでみて、使い勝手に不満を感じるケースが多いようです。
リノベーションの満足度は?
回答者にリノベーションの満足度とその理由について聞いてみました。

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満足:約39%
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どちらかというと満足:約55%
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どちらかというと不満:約6%
「満足」と回答した人は、全体の約4割でした。「どちらかというと満足」と回答した人が最多の5割強、「どちらかというと不満」と回答した人もいました。続いて、その理由を見てみましょう。
「満足」と回答した人の理由
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自分の生活で重視しているところをしっかり要望通りにしてくれたから(男性 30代)
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見違えるようになって、生まれ変わったから(女性 40代)
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全て素材サンプルを見て決めたので、満足している(女性 50代)
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細かい所にも気を使ってもらえて、仕上がり具合もとても良かった(男性 60代以上)
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リノベーション後に思い描いていたつくりが反映されていて満足できた(男性 40代)
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コストが安価でありながら、見た目や耐久性がいいため(男性 60代以上)
「どちらかというと満足」と回答した人の理由
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価格が安くてそれなりのものになったから(男性 30代)
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かなり時間を使って検討した結果なので、出来栄えには満足(男性 60代以上)
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こだわればキリないが、予算の都合でランクを落とした部分があるから(女性 30代)
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工事費が値上がりしていて思っていたようなグレードにできなかったから(女性 50代)
「どちらかというと不満」と回答した人の理由
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家全体の色の統一感を損なってしまったから(女性 50代)
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住んでみて使いにくさなどが出てきてしまった(女性 30代)
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担当者の勧めや意見を鵜呑みにしてしまったこと(女性 30代)
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もう少し予算があったのでしっかりデザインまで拘りたかったが、かける時間と完成までの時間を急ぐあまり無難なデザインになってしまった(女性 40代)
「満足」と回答した人の理由は、予算との兼ね合いや事前に素材サンプルなどをしっかり検討した結果、満足いくリノベーションができた印象でした。「どちらかというと満足」と回答した人は、概ね満足していても、予算面でグレードを下げたことで「満足」とならなかったコメントが目立ちました。「どちらかというと不満」と回答した人は、住んでみての使い勝手の不便さや、部分的なリノベーション前後の空間の統一感、時間と予算・デザインの兼ね合いなどのコメントが多かった印象です。
もう一度リノベーションができるとして、依頼先にはどういった点をサポート・フォローして欲しい?
最後に、もう一度リノベーションができると仮定して、依頼先にサポート・フォローして欲しい点について聞いてみましたので紹介します。
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ずっと長くサポートして欲しい。頻繁に施工会社を変えることは避けたい(女性 40代)
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最近の新しい設備やデザインの提案(男性 60代以上)
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もう少し客観的な意見がほしい(女性 20代)
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素材やリノベーションの内容の選び方のアドバイス(女性 40代)
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施工事例をたくさん見せてほしい。前後が分かればとてもイメージがわく。見学もしたい。(女性 40代)
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メンテナンスの良い方法を教えてほしい(男性 40代)
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丁寧に話を聞いて欲しい(女性 20代)
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担当者以外にきちんと窓口になってくれる方がいるとか、担当者以外の仕事の進捗を監視する環境があってほしい(女性 40代)
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コンセントの位置や数の確認(女性 30代)
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納期などの日付を早めに決めてほしい(女性 30代)
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マイナス面も教えて欲しい(女性 30代)
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国や市の補助金についてもう少し教えてもらえると嬉しい(女性 20代)
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予算内ではどのようなことが出来るのか、もう少し足したらこれもできるなど教えて欲しい(女性 20代)
設計者の丁寧なヒアリングや提案力のほか、「客観的な意見もほしい」「マイナス面も教えてほしい」といったように、住んだ後の不具合を避けるためデメリットも知りたいという声が目立ちました。また、担当者以外の相談先の設置や、アフターサポートなど、安心して長期的に依頼できる会社が望ましいようです。
まとめ
今回は中古住宅のリノベーション経験者を対象に、リノベーション後の心残りがある点や「本当はこうして欲しかった」ことについて聞いてみました。
リノベーション後に心残りがないという人は約6割でしたが、一方で約4割は心残りがあるという結果に。心残りがある人は、「間取り」が最多、続いて「素材・設備」「デザイン」が多く、予算との兼ね合いや、住んでみての不満のコメントが多い印象でした。満足度に関しても、同様の意見が多かったです。
理想のリノベーションを叶えるためには、施工会社との綿密な打ち合わせや丁寧な相談、できるだけ素材のサンプルや設備の実物を見ておくことなどが大切です。
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