新入社員が10月に目指す姿は「信頼される・任される存在」が36.9%
〜今春入社1293人を調査。4人に1人が「主体性・挑戦」に言及〜
人材育成サービスを提供するアーティエンス株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表:迫間 智彦)は、2026年4月2日〜10日に実施した新入社員研修の自由記述回答1,293名を対象にテキストマイニング分析を行いました。
その結果、10月に目指す姿として「信頼される・任される」が36.9%と2位に挙がり、今年の新入社員は“信頼されること”を早期目標に据えていることがわかりました。また、研修を受けても不安に思うこととして「主体性・挑戦」が25.3%、「失敗・不安」が21.6%と続きました。
【10月に目指す姿・行動に多くあらわれたテーマ】

【新入社員研修を受けても不安に思うこと】

「Z世代は打たれ弱い」「指示待ちが多い」「何を考えているかわからない」——。新入社員をめぐるこうした声は、多くの職場で聞かれます。しかし今回の分析から見えてきたのは、決して後ろ向きではなく、「挑戦したい」「早く信頼されたい」と願いながらも、失敗への不安や周囲の期待に応えたい思いを抱えている新入社員の姿です。
当社は、今回の調査結果を新入社員育成の現場に届けることで、企業と新入社員の相互理解を促進し、早期戦力化や定着支援につなげていきたいと考えています。
■調査実施の背景
近年、新入社員の育成現場では、受け入れる企業側から「新入社員にどう接すればよいかわからない」「何を期待しているのかつかみにくい」「主体性をどう引き出せばよいのか悩んでいる」といった声が聞かれるようになっています。
2026年入社の新入社員は、学生時代の一部をコロナ禍で過ごし、さらに生成AIが当たり前になりつつある環境の中で社会に出てきた世代です。対面での人間関係づくりや、職場でのコミュニケーションに対する感覚も、これまでの世代とは異なる面があります。
一方で、職場側が新入社員の本音を十分に理解できないまま、「打たれ弱い」「指示待ち」「やる気が見えない」といった印象で受け止めてしまうと、相互理解が進まず、オンボーディングの遅れや早期離職につながるおそれがあります。
そこで当社は、新入社員研修の自由記述回答を分析し、新入社員が何を不安に感じ、半年後にどのような姿を目指しているのかを可視化することで、企業側の育成・受け入れのヒントを提供したいと考えました。
■調査概要
調査対象:2026年4月にアーティエンス株式会社が実施した新入社員研修の受講者
回答数:1,293名
調査期間:2026年4月2日〜10日
調査方法:新入社員研修内で実施した自由記述回答を対象にテキストマイニング分析
分析対象項目:「研修を受けても不安に思うこと」「10月のありたい姿」に関する自由記述回答
分析方法:キーワードコーディングによるテーマ分類・出現比率の算出
集計方法:研修内レポート
対象企業数:21社
業種・職種構成:本配属前新入社員
備考:本調査は、自由記述回答の内容を分類・集計したものであり、複数のテーマに該当する回答は複数テーマへの重複計上として集計しています。
■主な調査結果
1. 10月に目指す姿は「信頼される・任される」が36.9%
「10月に目指す姿」に関する自由記述では「信頼される・任される」が36.9%と2位に挙がりました。
1位の「コミュニケーション・関係性構築」(37.6%)とほぼ変わらない数値結果です。
新入社員は、入社半年後には「周囲から信頼されたい」「任せてもらえる存在になりたい」といった前向きな考えを持っていることがうかがえます。
これは、新入社員が仕事を通して、早い段階から組織の一員として認められたい、貢献できる存在になりたいという意識を持っていることを示しています。
自由記述では、たとえば以下のような声が見られました。
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「報連相が徹底でき、ビジネスマナーが守れる、信頼される新入社員になります!」(建築・不動産)
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「周囲から信頼される存在でありたいです。そのために、日々の挨拶や報連相を大切にし、相手の立場に立って行動することを意識していきたいです」(IT)
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「信頼関係を築き、たくさんの人に支えられ、たくさんの人を支えることができる存在になりたいです」(IT)
2. 4月の研修時点で不安に思うことでは「主体性・挑戦」が25.3%
不安に思うことに関する自由記述では、「主体性・挑戦」に関する言及が25.3%と最も多く見られました。
一見すると「主体性・挑戦」は前向きなテーマですが、自由記述の内容を詳しく見ると、「自分から動けるか不安」「失敗を恐れず挑戦できるか心配」「周囲に迷惑をかけずに行動できるか不安」といった文脈で語られているケースが多く見られました。
つまり、新入社員は「挑戦したくない」のではなく、「挑戦したいが、失敗した時にどう受け止められるのかが不安」と感じている可能性があります。
自由記述では、たとえば以下のような声が見られました。
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「積極性やリーダーシップを発揮しなければいけない場面で、人見知りなどの性格的な阻害要因があるため、研修など失敗ができる場面で発言の練習をしたい」(メーカー)
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「自身の積極性や勇気の足りなさが懸念点です。組織やチームの一員として意識し、他者に貢献したいという気持ちをもって乗り越えたいです」(IT)
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「失敗が怖いとかで動けないことが多いと思うので、最終的なゴールを達成するためのプロセスなんだという意識をしていきたい」(IT)
3. 4月の研修時点で不安に思うこと「失敗・不安」への言及は21.6%
「失敗・不安」に関する言及は21.6%でした。
新入社員にとって、入社直後の職場は、仕事の進め方、人間関係、評価のされ方など、わからないことが多い環境です。その中で、「間違えたらどうしよう」「期待に応えられるだろうか」「自分だけできなかったらどうしよう」といった不安を抱えている様子が見られました。
ただし、これらの不安は必ずしも消極性を意味するものではありません。むしろ、周囲の期待に応えたい、早く成長したいという思いの裏返しとして表れている可能性があります。
企業側には、新入社員の不安を「弱さ」として捉えるのではなく、挑戦に向かう前段階のサインとして受け止める姿勢が求められます。
自由記述では、たとえば以下のような声が見られました。
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「発言しようと何回も思うが、失敗することを恐れてしまったり緊張で手が挙げられないことが多く見られた。少しでも積極的に発言できていけばいいなと思った」(メーカー)
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「相手の顔色を伺ってしまい、積極的に自分から動くことが苦手なので、上司と円滑なコミュニケーションが取れるか不安に思っています」(メーカー)
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「相手からどう思われているか不安なところがありますが、それは相手も同じと自覚し、相手を肯定する姿勢を意識したいです。そして失敗を恐れず発言をします」(メーカー)
■分析から見えた新入社員像
「挑戦したい。でも、失敗が怖い」「早く信頼されたい」
今回の分析で見えてきたのは、「最近の新入社員はやる気がない」という単純な見方とは異なる姿です。
新入社員は、決して後ろ向きではありません。むしろ、早く職場に適応し、周囲から信頼され、仕事を任される存在になりたいと考えています。
一方で、その思いが強いからこそ、「失敗したらどうしよう」「期待に応えられなかったらどうしよう」という不安も抱えています。
つまり、企業側が新入社員に対して必要以上に「主体性を持て」「失敗を恐れるな」と求めるだけでは、かえって萎縮を招く可能性があります。重要なのは、挑戦を促すと同時に、失敗しても学びに変えられる環境を整えることです。
■今回の調査分析への想い
私たちは今後、このデータを起点に、企業と新入社員の相互理解を促進する取り組みを続けていきます。
新入社員の本音を「見える化」し、育成担当者や管理職に届けることで、「伝わらなかった思い」が組織の中で動き出す、そんな育成文化を、日本中に広げていきたいと考えています。
「あなたのことを、ちゃんとわかっている」と感じられる職場が増えれば、早期離職は減り、新入社員はより早く、より深く、組織に貢献できるようになります。組織にとっても、個人にとっても、双方が豊かになれる関係を、私たちアーティエンスは実現していきたいです。
より詳しいレポートをご希望の方は、アーティエンス株式会社広報担当までご連絡ください。
<アーティエンス株式会社 会社概要>
会社名 : アーティエンス株式会社(英文名 Artience Co.,Ltd.)
代表者 : 代表取締役 迫間 智彦
所在地 : 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目5−8 セボン代々木105
設立/創業 : 2010年9月1日
資本金 : 3,000,000円
事業内容 : 教育研修サービス、組織開発コンサルティング
URL : https://artiencecorp.com/
■プレスリリースに関するお問い合わせ先:
アーティエンス株式会社 広報担当 山下
TEL:03-6416-1086 E-mail:info@artiencecorp.com
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