Job総研による『2022年 キャリアに関する意識調査』を実施 7割が今後のキャリアに不安 賃金上がらず不透明な未来に当惑

〜 年収・やりがい・将来像 年代別で異なるキャリアの不安とは 〜

Job総研(パーソルキャリア)

 キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関『Job総研(※1)』を運営する株式会社ライボ(本社:東京都渋谷区 代表取締役:小谷匠 以下「ライボ」)は、635人の社会人男女を対象に「2022年 キャリアに関する意識調査」を実施しました。同調査は現職の充実度を含め、悩みや不安の有無及びその具体的な内容、また自身のキャリアビジョンや将来像と今後の転職可能性などについて調査しました。


【社会人のキャリアに関する意識】
 7月に入り再びコロナ感染者数が増加し始め、第7派の懸念を含め長期化するコロナ禍が影響し、多くの社会人が働き方や価値観、また今後のキャリア感に悩みや不安を感じているのではないでしょうか。
 事実弊社が運営する「キャリアに関する匿名相談サービスJobQ(※2)」においても、ユーザ間の投稿件数がコロナ禍前の2019年と比較して増加傾向にあります。JobQのユーザを対象にアンケート調査を実施しているJob総研では、キャリアに関する意識を深掘りする目的で、635人の社会人男女を対象に、現職の充実度や悩み・不安の有無及びその具体的な内容、また自身のキャリアビジョンや将来像と今後の転職可能性などについて 調査した「2022年 キャリアに関する意識調査」を実施しました。

 

【調査概要】
調査対象者    :全国 / 男女 / 20~50代
調査条件     :1年以内~10年以上勤務している社会人
          20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間     :2022年7月6日~7月11日
サンプル数    :635人
調査方法     :インターネット調査
【TOPICS】
・「現職は充実している」が多数回答も、全体の70.5%が「キャリアに関する悩みがある」と回答
・具体的な悩みの内容は「年収・収入」に関することが全年代で最多回答
・全体の72.0%が「今後のキャリアに不安がある」と回答 年代別の最多回答は30代で80.0%
・全体の33.7%が「将来のキャリアビジョンが無い」と回答 “無い派”の最多回答は30代で47.8%
・全体の74.8%が「今後転職を考えている」と回答し、内58.1%が「3年以内」と回答


 

【現職の充実度とキャリアの悩み】
 現職での仕事の充実度について聞くと「とても充実している」22.8%と「どちらかといえば充実している」51.0%を合算した73.8%が”充実している派”の回答でした。”充実していない派”の回答は26.2%で、内訳は「充実していない」が18.3%、「どちらかといえば充実していない」が7.9%でした。
 またキャリアに関する悩みの有無では、「ある」35.7%と「どちらかといえばある」34.8%を合算した70.5%が”ある派”の回答をしました。”ない派”の回答は29.5%で、内訳は「ない」17.3%、「どちらかといえばない」12.2%でした。


【具体的な悩み】
 キャリアの悩みについて具体的な内容を聞くと「年収・収入について」が32.8%で最多回答になり、年代別でも20〜50代の全世代で同回答が最多になりました。全体集計において次いで多かったのは「仕事とプライベートのバランスについて」が19.0%、「やりがいについて」が18.3%、「転職について」が12.7%、「会社からの評価」が8.9%で、最も少ない回答は「職場の人間関係について」8.3%の回答結果になりました。

※具体的な悩みのコメント回答は別紙の「2022年 キャリアに関する意識調査 報告書」をご参照ください(※3)


【今後のキャリアに関する不安】
 自身の今後のキャリアに関する不安の有無について、「とてもある」27.1%と「どちらかといえばある」44.9%を合算した72.0%が”ある派”の回答をしました。また”ある派”の回答を年代別で見ていくと、30代が最多の80.0%で、次いで40代が76.0%、20代が67.8%になり、最も少ない回答だったのは50代の58.4%でした。
 更に”ある派”の回答をした457人にその不安の種類について聞くと、65.4%が「漠然とした不安」と回答し、「明確な不安」と回答したのは34.6%で、多くの回答者が不安については漠然としていることがわかりました。

※”具体的な不安”のコメント回答は同プレスリリース下部にまとめていますのでご参照ください


【将来のキャリアビジョンについて】
 自身のキャリアビジョンの有無について聞くと、「明確にある」12.1%と「どちらかといえばある」54.2%を合算した66.3%が”ある派”の回答をしました。これを年代別で見ていくと全年代で”ある派”の回答が過半数を超える結果になり、その中でも最多回答だった年代は40代で68.4%でした。最も少ない回答だった年代は30代で52.2%の結果になりました。
 更に1〜10年後までの自身の将来像について「ポジティブなイメージを持っている」の回答を見ていくと、1年後は70.3%で最多回答になり、次いで3年後が66.8%、5年後が60.1%、10年後が52.3%になり、時間の経過に比例して自身の将来について「イメージが湧かない」の回答が増加する傾向にありますが、「ネガティブなイメージを持つ」の回答は時間の経過に関係なく全年で同水準の結果になりました。



【今後の転職可能性について】
 今後の転職可能性については、「ある」43.5%と「どちらかといえばある」31.3%を合算した74.8%が”ある派”の回答をしました。”ない派”の回答は25.2%でした。
 また”ある派”を回答した475人に転職の時期について聞くと、「1年内」が26.3%、「1〜3年内」が31.8%、「3〜5年内」が24.2%、「5〜10年内」が17.7%になり、全体の58.1%が3年以内に転職をするという回答結果になりました。


【年代別の回答者コメント】
 全体的に年収や収入に関する不安への言及が目立ちましたが、年代別で将来への不安の種類に特徴が見られましたので下記にコメントをまとめました。
【20代】将来への漠然とした不安が目立つ
・ 入社前に感じた印象と悪い意味でのギャップが大きくてキャリアビジョンが描けない
・ 今の仕事がIT化された際の人員削減とその後のキャリアが不安
・ 自身がどうなりたいかが定まっていなので将来が不安
【30代】今後のキャリアビジョンについてのコメントが目立つ
・ キャリアアップをするために転職するか、この先も現職を全うするかの判断が定まらない
・ 現職では年収が上がる兆しが見られないので転職を考えるがそれがベストな選択なのか不安
・ 今の会社では通用するスキルは身についたけどこのままで良いのか不安
【40代】年収や収入に関するコメントが目立つ
 ・ 収入が上がる兆しが見えず、このままで住宅ローンを払い続けられるか不安
 ・ 同じ会社に20年勤務しており、外の世界とギャップを感じ転職にも踏み出せない
 ・ 妻子持ちで共働きですが生活していくことがギリギリなので、子供にかかるお金が不安
【50代】定年退職後のキャリアや収入への不安が目立つ
・ 今後定年が延長されるが、その年になって現役で働けるか不安
・ 定年退職後に今の職場で働く自信かないので再就職できるか不安
・ 定年まで働いても老後資金は確実に足りないので、定年後の収入源が不安

※属性別回答などを含めた詳細は別紙の「2022年 キャリアに関する意識調査 報告書」をご参照ください(※3)


【調査まとめ】
 今回実施した「2022年 キャリアに関する意識調査」では、7割が現職の仕事が充実していると回答する反面、同じく7割がキャリアに関する悩みがあると回答し、具体的な内容は「年収・収入に関すること」が回答者の全年代で最多回答でした。また今後のキャリアについては全体で7割が「不安あり」と回答し、転職成功のリミットと言われている30代では8割の回答者が不安を感じている結果になりました。具体的な内容は20〜50代それぞれの年代で不安の種類が異なり、20代は将来の漠然とした不安、30代は今後のキャリアについて、40代は収入等のお金関連について、50代は定年後のキャリアやお金関連についてと年代ごとに違いが顕著にみられる結果になりました。
 また今後の転職可能性については7割が”ある派”の回答で、そのうち6割は3年以内を予定していることから、現職は充実しているものの、自身のキャリアや将来のお金関連等の不安から今後の転職を早い段階で考えていることが推測できます。そして近年の不安定な日本経済を踏まえると、今後上記の理由から転職を検討する社会人は増加していくことが予測されます。
 ライボでは今後も就職・転職・働き方などに関連する様々な調査を実施し、リアルで透明度の高い情報を発信することで個が活躍する社会の実現を目指してまいります。

【(※3) 2022年 キャリアに関する意識調査 報告書】
報告書では同調査の属性や回答結果をより詳細にご確認いただけます
https://job-q.me/articles/13727

【(※2)JobQについて】
「あなたが知りたい”働く”は誰かが知っている」をコンセプトに運営するJobQの累計登録者数は28万人を超え、キャリアや転職に関する情報交換と相談ができるサービスです。具体的な企業名を検索して、現役社員や元社員による口コミだけではなく、仕事全般に関する悩みや就職・転職への不安など漠然とした内容も含まれ、匿名によるユーザ同士でコミュニケーションを取りながら、より良い選択をつくる場になっています。
■JobQ”働き方・キャリア”に関するQ&A
https://job-q.me/categories/career

【(※1)Job総研について】
 Job総研は就職・転職やキャリア全般に関する研究や各種調査の実施により、市場の現状と未来を分析し、社会へ発信することで就転職関連市場に貢献する事を目的とし立ち上げられました。
 就職・転職・働き方・ランキング・働く女性など多数のジャンルで信頼できる情報を発信していくことにより、就転職活動に役立てていただくことや、キャリアに関する不安や悩みを解決する一助として”個が活躍する社会により良い選択の機会”を提供し就転職市場に貢献してまいります。

【会社概要】
会社名        :株式会社ライボ
設立         :2015年2月3日
代表取締役      :小谷 匠
所在地        :〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目19-9第一暁ビル3階
事業内容       :キャリアや転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」の企画・開発・運営
グループ会社     :2019年3月1日 パーソルキャリア株式会社にグループイン
ホームページ     :https://laibo.jp/
JobQ        :https://job-q.me/


【プレスリリース原稿】
https://prtimes.jp/a/?f=d13597-20220714-b5298d45da66c1bd98f6a8ca8ab442b8.pdf

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会社概要

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業種
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本社所在地
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電話番号
03-6213-9000
代表者名
瀬野尾 裕
上場
未上場
資本金
-
設立
1989年06月