33.8万人・980社の行動データから解明 ─ 組織で働く人材を5類型に分類し、成長の道筋を提示(組織行動科学®)
〜 事業戦略と人材構成のギャップを見える化し、組織の進化を支援 〜
リクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 甲畑智康)は、延べ33万8,000人・980社の行動データ分析に基づき、組織で働く人材を「制度越境型」「制度破壊型」「制度依存型」「日和見型」「役割未定型」の5類型に分類したレポート『組織で働く人材の5分類と成長のヒント』を発表しました。

本レポートでは、各類型の割合・特徴・成長ステージを提示するとともに、競争ポジション(Leader/Challenger/Follower/Nicher)との適合度を評価し、戦略実行力向上に向けた方向性を示しています。
背景
企業が戦略を掲げても、その実行力は人材構成に大きく左右されます。
たとえば「変革」を求める戦略でも、制度依存型と日和見型が7〜8割を占めていれば、新しい価値創出や環境変化への適応に時間がかかります。逆に、破壊型や越境型が多すぎれば、安定運用が求められる局面で成果の定着が難しくなります。
そこで本調査では、組織文化の反映である人材構成を5類型に分類し、戦略と人材の「適合度(フィット)」を可視化しました。
調査概要
分析軸:制度理解度・自律性・変化対応力
データソース:
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組織行動科学® 実践データ(延べ33.8万人・980社、〜2025年)
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国内大手製造業・金融業・IT企業の役割等級データ(2015〜2024年)
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Gallup State of the Global Workplace (2024)
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McKinsey “The Inconvenient Truth about Change Management”
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Rogers, Diffusion of Innovations
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厚生労働省「能力開発基本調査」
主な結果(推定割合と特徴)
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制度越境型(0.05〜0.1%):制度を深く理解しつつ枠を超えて価値を創造する希少な変革者。大企業では1万人中5〜10人程度しか存在しない
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制度破壊型(2〜3%):現行制度の限界を打破し、新しい仕組みをつくる大胆な改革者
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制度依存型(50%):制度内で成果を積み重ねる安定志向。外部変化への適応はやや遅い
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日和見型(25〜30%):環境適応は得意だが、方針は他者依存。方向性が与えられると一斉行動が可能
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役割未定型(17〜20%):役割が定まらず試行段階。方向付け次第で大きく伸びる可能性あり

戦略適合度の分析例
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マーケットLeaderに必要な変革推進力(越境+破壊)は7%以上だが、大手企業平均では3%程度にとどまり、戦略実行力にギャップがある。
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マーケットChallengerでは、安定運用層不足が成果定着を妨げるケースも。
活用意義
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自社の「現状ポジション」と「望ましい人材構成」を比較することで、戦略実行に必要な育成方針が明確になる
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人材類型ごとの成長ステージと支援策を用いることで、人材の移行・成長を意図的に設計可能
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希少な越境型人材の孤立を防ぎ、知見を組織全体に共有する仕組みづくりが可能
本レポートのダウンロード
d68315-142-3f5a363dea8c188a0b20ea2459f72a94.pdfリクエスト株式会社
Human Capital Development XR HRD® Team
E-mail:request@requestgroup.jp
※ リクエスト株式会社は、「Behave:より善くを目的に」を掲げ、国内338,000人の組織で働く人たちの行動データに基づいた組織行動科学®を中核ブランドとし、人間の行動と思考を研究開発する5つの機関が連携。これまで980社以上の人的資本開発を支援してきました。

【会社概要】
社名:リクエスト株式会社
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
代表者:代表取締役 甲畑智康
事業内容:人的資本開発・生成AI活用支援
ブランド基盤:組織行動科学®
コーポレートサイト:https://requestgroup.jp/
代表プロフィール:https://requestgroup.jp/profile
会社案内ダウンロード:https://requestgroup.jp/download

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