「経験を必要とする知識」を、なぜ組織は“学ばせよう”としてしまうのか(組織行動科学®)
人材育成が機能しない本当の理由は、能力ではなく“仕事設計”にあった(33.8万人・980社の分析より)Organizational Andragogy®
組織行動科学®を提供するリクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:甲畑智康)が運営する人的資本開発プランニング®センターは、国内33.8万人・980社の組織行動データ分析に基づき、「経験を必要としない知識」と「経験を必要とする知識」の違いから、研修・書籍・フレームワークが現場で機能しなくなる構造を明らかにしたレポート『経験を必要としない知識・経験を必要とする知識』を公開しました。
d68315-165-f0d0d211e0daf62d91cc9c91ce578ed1.pdf■「知っているのに、できない」は、個人の問題ではない
多くの企業で、研修や学習機会は年々増えています。
それにもかかわらず現場では、
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理解はしているが、判断に使われない
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正しい説明はできるが、行動が変わらない
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同じような結論が何度も繰り返される
といった状態が続いています。
本レポートが示す結論は明確です。原因は、個人の能力や意欲ではありません。問題は、「知識の性質」と「仕事での扱い方」が一致していないことにあります。

■ 知識は2種類しかない : 成立条件で見る新しい分類軸
本レポートでは、知識を難易度や専門性で分類しません。仕事として成立する条件によって、知識を次の2つに分けます。
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経験を必要としない知識
手順・基準・完了条件が事前に定義でき、守れば仕事が成立する知識 -
経験を必要とする知識
判断の違いが結果に影響し、結果を踏まえて基準を更新していくことで初めて成立する知識
この区別を誤ると、本来は判断を引き受けなければならない仕事が、マニュアルや研修によって「手順でできる仕事」のように扱われてしまいます。本レポートでは、この状態を「知識の誤配置」と定義しています。
■ なぜ研修や書籍が、かえって問題を強化してしまうのか
研修や書籍は、経験を必要とする知識を「分かりやすく」翻訳します。しかしその結果、
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フレームが「正解」になる
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ケースが「模範解答」になる
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原則が「守るルール」になる
という逆転現象が起きます。
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理解は増えても、判断は増えない
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学んだはずなのに、現場では使われない
本レポートは、この逆効果が起きる因果構造を、工程別・役割別に整理しています。
■ 解決策は「学習の追加」ではなく、「仕事の再設計」
本レポートが提示する是正策は一つです。教育施策を増やすことではなく、判断を引き受けざるを得ない仕事として設計し直すこと。具体的には、
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判断点と担い手を明示する
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判断理由・結果・更新点を成果物として残す
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成果を「完了」ではなく「基準の更新」で評価する
といった、仕事の運用設計そのものを見直す必要があります。
■ 人的資本投資が「成果につながらない」理由を構造で示すレポート
本レポートは、
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なぜ育成が効かないのか
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なぜフレームが形骸化するのか
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なぜ「任せられる人」が増えないのか
といった、人的資本経営の根本課題を、能力論ではなく仕事設計の問題として整理しています。
研修・人材開発・人事制度・AI活用を検討するすべての組織にとって、「何を学ばせるか」以前に、「どの仕事に判断を戻すのか」を問い直すための基準資料です。
■ レポート概要
タイトル:経験を必要としない知識・経験を必要とする知識
発行:人的資本開発プランニング®センター(リクエスト株式会社)
内容:
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知識の2分類と成立条件
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工程×役割で見る「誤配置」の構造
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研修・書籍が逆効果になる理由
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是正のための仕事設計原則と判定問い
ダウンロードはこちらか:
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■ 人的資本開発プランニング®センターについて
人的資本開発プランニング®センターは、33.8万人に及ぶ行動データ分析を基盤に「人の成長」や「育成」を個人の問題に還元せず、仕事・役割・判断構造の設計から捉え直す研究と実践を行っています。
E-mail:request@requestgroup.jp
リクエスト株式会社
会社案内:https://requestgroup.jp/corporateprofile
会社案内DL:https://requestgroup.jp/download
代表取締役 甲畑智康:https://requestgroup.jp/profile
リクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:甲畑智康)は「より善くを目的に」を掲げ、33.8万人の働く人のデータに基づいた 組織行動科学® を基盤に、7つの研究機関が980社を支援している企業です。
組織行動科学®は組織で働く私達の思考と行動が「なぜ起こり」「なぜ続くのか」を事業環境と経験から解明し、より善く再現する手段です。
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