肥料や燃料の価格高騰の影響を調査。3人に1人の生産者がコスト20%以上増加、値上げに踏み切れない生産者が25%を占める【2022年6月・生産者調査】
認知度・利用率など6つのNo.1(※1)を持つ日本最大の産直通販サイト「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデン(本社:東京都港区、代表取締役社長:秋元里奈)は、昨今の肥料や燃料などの価格高騰を受け、生産者の影響に関する実態調査を行いました。
調査の結果、生産者の約3人に1人が生産活動に関わる全体の費用高騰が20%以上になると回答しました。さらに、今後食べチョクに出品している商品を「値上げしたいが、上げにくい」と回答した生産者の割合は約25%となりました。
調査の結果を受け、生産者自身が価格を決めて消費者に直販できる産直通販サイトだからこそできることを考え、「生産者の現状と値上げに関する消費者への理解を促す特集ページの開設」「生産者に対する国・自治体が行う補助金・助成金の情報発信」「商品の値上げに伴う問い合わせのサポート」を実施します。
調査の結果、生産者の約3人に1人が生産活動に関わる全体の費用高騰が20%以上になると回答しました。さらに、今後食べチョクに出品している商品を「値上げしたいが、上げにくい」と回答した生産者の割合は約25%となりました。
調査の結果を受け、生産者自身が価格を決めて消費者に直販できる産直通販サイトだからこそできることを考え、「生産者の現状と値上げに関する消費者への理解を促す特集ページの開設」「生産者に対する国・自治体が行う補助金・助成金の情報発信」「商品の値上げに伴う問い合わせのサポート」を実施します。
(※1)12社の産直ECサイト(生産者が消費者の自宅へ商品を直送することを特徴とする生産者特化型のECサイト)の中で、「お客様認知度」「お客様利用率」「お客様利用意向」「Webアクセス数」「SNSフォロワー数」「生産者認知度」の6つでNo.1を獲得URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000025043.html
- 取り組みの背景
現在、国内外の社会情勢変動により、生産コストや輸送コストが上昇し、一次産業を営んでいく上で重要な燃料や肥料、飼料など様々な価格の高騰が起こっています。こうした状況の中でわたしたちは、価格高騰の影響を受ける生産者が多く存在するのではないかと考えました。
そこで、生産者自身で値決めができる産直通販サイト(※3)だからこそ、実態を正しく把握し、生産者が適正な価格で販売できる環境を作っていくことが重要であると認識し、今回の調査を実施しました。
(※2)矢野経済研究所「産直ビジネスに関する調査を実施(2020年)」https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2537
(※3)【既存流通と産直通販サイトとの違い】
・生産者自身が価格を決められる
・間に業者が入らず直接消費者に販売するため、一定の利益率が確保できる
・自分の名前や組織の名前でブランディングができる
- 生産者に向けて行った実態調査について
・生産者の約3人に1人が生産活動に関わる全体の費用高騰が20%以上になると回答
肥料や燃料、飼料、梱包資材など様々なコストが上昇する中で生産活動全体の費用高騰がどの程度になると見積もっているか、という質問に対し、5%以上と答えた生産者は全体の82.8%を占め、20%以上と答えた生産者は全体の35.7%を占めることが分かりました。
・値上げ意向のある生産者が全体の5割を超える
※値上げ意向のある生産者は「値上げをしたいが上げにくい」「値上げをする予定」「値上げした」と回答した生産者の割合の合計数値です。
■調査概要
調査対象:食べチョクに登録している全国の生産者
調査期間:2022年6月9日〜6月15日
調査方法:インターネットによる任意回答
回答人数:371人
- 生産者の現状
・全体の生産費用高騰率:昨年比20%~30%
・それぞれの費用高騰率
肥料:昨年比15~50% 農薬:昨年比15% 梱包材:昨年比10%
一番影響が大きいのは肥料価格の高騰です。昨年の春ごろからコロナの影響もあり少しずつ値上がりしていましたが、今年の春に一気に15%値上がりした肥料もあります。その後3か月に1回のペースで15%ずつ値上がりしていて、今後も上がっていく可能性が高いです。肥料の量を減らすなどの調整をして何とかコストを抑えたいですが、気候などの影響でも肥料の量は変わってくるのでコントロールがなかなか難しい。できれば値上げをしたいと思っていますが、買ってもらえなくなってしまったら意味が無いので、悩んでいます。
■養豚生産者 Sさん(鹿児島県)
・全体の生産費用高騰率:20%~30%
・それぞれの費用高騰率
飼料:昨年比33% 梱包材:昨年比10%
豚の飼料は元々2年ほど前から国外で作られた飼料が中国に流れたことで価格が高騰していたのですが、そこに加えて今回の為替変動などの要因で更に価格が上がっています。既に周りの小規模養豚業者でいくつか廃業を決めたところが出てきており、今後再び値上がりすれば更に苦しくなっていく状況です。対策として豚の出荷体重を小さくして、必要な飼料の量を抑えることもしていますが、大きな効果はないので、販売価格を上げるしかないのではと考えています。
- 食べチョクが実施するサポートについて
■食べチョクが行うサポート詳細
(1)生産者の現状と商品価格の値上げの理解を促す特設ページの開設とメールマガジンでの情報発信
URL:https://www.tabechoku.com/feature_articles/Investigation_news_2206
(2)商品価格を値上げする生産者さんへのサポート
・商品価格値上げに伴う購入者の方へのお知らせ方法の案内
・定期購入商品の値上げに関する設定を事務局で実施
・定期便の価格変更に伴う購入者への連絡・問い合わせサポート
(3)国や地方自治体が行っている補助金・助成金などの情報発信(毎月)
- 生産者への実態調査詳細について
・(農作物の場合)肥料代は昨年比どれくらい値上げされていますか
・(農作物の場合)農薬代は昨年比どれくらい値上げされていますか
・燃料代は昨年比でどれくらい値上げされていますか
・燃料代は昨年比でどれくらい値上げされていますか
・梱包に使う資材代は昨年比でどれくらい値上がりしていますか
・全体でどれくらいの費用の高騰になると見積もっていますか
・肥料・農薬・資材・飼料などが全費用に占める割合を教えてください
・各種費用の高騰に対して何か立てている対策があれば教えてください
・食べチョク上での値上げもしくは内容量の変更は検討されていますか
・そのほか、各種費用の高騰で困ることがあれば教えてください
・食べチョクに期待するサポートがあれば教えてください
上記項目について詳細のデータが必要な場合は下記までお問い合わせください。
お問い合わせ先:pr@vivid-garden.co.jp
- 食べチョクの「生産者非常事態サポート室」について
・新型コロナウイルスによる百貨店や飲食店・イベントなどからの仕入れ減
・盗難や除草剤散布などの犯罪による被害
・台風や豪雨などの自然災害
・気候変動や外部要因による価格の乱高下 など
上記のような要因に影響を受ける生産者状況を正しく把握・発信しサポートしていくために「生産者非常事態サポート室」を常設しています。
URL:https://www.tabechoku.com/feature_articles/sos_support_program
■サポート内容
(1)費用が高騰している生産者さんを応援する特集ページの開設
(2)SNSやプレスリリースによるリアルタイムな情報発信(#農家漁師からのSOS)
(3)予約商品などの出品サポート
(4)国・自治体が行っている補助金・助成金の情報発信(毎月)
- 食べチョクが行ってきた非常事態における支援一覧
■2021年8月 大雨被害
「1購入あたり300円を生産者に寄付・1口500円の応援チケットを販売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000025043.html
■2021年7月 新型コロナウイルス<緊急事態宣言>
「売り上げの早期入金」と「お酒の生産者応援プログラム」を実施。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000025043.html
■2020年9月 台風9号・10号
サポートを必要としている生産者の商品を特集・発信・予約商品の出品サポート。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000025043.html
■2020年7月 豪雨被害
特集ページの開設・1注文あたり300円を生産者に寄付・予約商品の出品サポート。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000025043.html
■2020年4月 新型コロナウイルス
フランスのフレンチシェフ率いる団体「一般社団法人CookForJapan」の全国のシェフとコラボして、「おうちで作れる本格レシピ付き食材」を販売。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000025043.html
■2020年3月 新型コロナウイルス <緊急事態宣言>
飲食店向けに、全商品10%を食べチョクが負担・購入いただいた飲食店を公式SNSで紹介。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000025043.html
■2020年3月 新型コロナウイルス <緊急事態宣言>
全商品の送料500円を食べチョクが負担する「生産者応援プログラム」を実施。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000025043.html
■2019年10月 台風19号
りんごの被災農家のレシピと商品をシェフ団体「一般社団法人CookForJapan」と一緒に発信。
- 食べチョクについて
野菜・果物をはじめ、米・⾁・⿂・飲料といった⾷材全般と、花き類を取り扱っています。また好みに合う⽣産者を選んでくれる野菜定期便「⾷べチョクコンシェルジュ」や旬の果物が届く定期便「⾷べチョクフルーツセレクト」があり、定期的なお取り寄せができるのが特徴です。また、友達と分けあえる「共同購⼊」の機能や販売前に商品を取り置きできる予約機能などもあり、ライフスタイルに合わせた様々な買い⽅を提供しています。
2022年6月時点でユーザー数は65万人、登録⽣産者数は7,300軒を突破し、4.5万点を超えるこだわりの逸品が出品されています。
・URL:https://www.tabechoku.com/
・iOS版アプリ:https://apps.apple.com/jp/app/id1517340079
・Android版アプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tabechoku.android
・公式Twitter:https://twitter.com/tabechoku
・公式Instagram:https://www.instagram.com/tabechoku/
・食べチョクのコンセプトやストーリーがわかるサービス紹介動画
(※3)産直通販サイト:生産者が消費者の自宅へ商品を直送することを特徴とする生産者特化型の通販サイト
- ビビッドガーデンについて
・代表者:代表取締役社長 秋元里奈
・本社所在:東京都港区浜松町一丁目7番3号 第一ビル4F
・設立日:2016年11月29日
・事業内容:全国の生産者から食材や花などを直接購入できるオンライン直売所「食べチョク」の開発・運営
・会社HP:https://vivid-garden.co.jp/
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