Job総研による『第4回 Job川柳』を実施 令和の葛藤と期待 象徴に”物価高とAI” ‘26年も経済に注目5割

~時代映す社会人のリアル 受賞7作品決定~

Job総研(パーソルキャリア)

 転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』は、「はたらく社会人の本音」をテーマに「第4回 Job川柳」(※1)を実施、全209作品から最優秀賞を含む受賞作品を、経済部門、社会部門ごとに選出、表彰しましたのでお知らせします。

【社会人の本音を描写】

 2025年は大阪・関西万博の開催や、憲政史上初となる女性総理大臣の誕生といった歴史的な節目を迎えた一方で、長引く物価高に追い打ちをかけるような米不足・米高騰が家計を直撃しました。職場においては、人手不足が深刻化する中で生成AIの活用が加速したことにより、はたらく環境における多くの"当たり前"が変化、進化した1年でもありました。そこで、新年を迎えたこの状況で、社会人の考える”当たり前”や”本音”を探るために、『Job総研』は「2025年の葛藤と2026年への期待」をテーマに「第4回 Job川柳」を実施し、全209作品から最優秀賞を含む受賞作品を、経済部門、社会部門ごとに選出、表彰しました。

【概要】
応募対象者:現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
応募条件 :全国/男女/20~50代
応募期間 :2025年12月22日〜12月24日
有効作品数:209作品

【2025年の葛藤と2026年への期待】

 今回で4度目(※2)となる『Job川柳』では、昨今の社会情勢や職場の風潮の変化を受け、「2025年の葛藤と2026年への期待」をテーマに募集をしました。今回の応募作品には、止まらない物価高とそれに見合わない賃金への嘆きや、出社回帰による通勤の再開などのはたらき方の変化、業務のあらゆる場面で求められるようになったAI活用への戸惑いなど、2025年の社会人が直面したリアルな葛藤や2026年への期待が色濃く反映されています。特に、物価・投資・老後資金・税金などの”経済”にまつわる句、そしてAI・政治・はたらき方・上司部下のコミュニケーションなどの”社会”にまつわる句が多く集まったことから、本年も「経済」と「社会」の2部門に分けて選出を行いました。

 審査基準は例年(※2)同様、”時事性・社会性・共感度・ユーモア”に観点をおき、部門ごとの金賞・銀賞・銅賞、そして総合の最優秀大賞1作品を決定しました。なお、選考基準に、はたらき方や性別及び年齢等の個人情報は含んでおりません。

(受賞以外の作品:https://jobsoken.jp/info/20260119-2/

【2025年の満足度】

 回答者全体の209人に2025年の満足度を聞くと「満足派」が68.5%で過半数を占め、内訳は「とても満足」14.4%、「満足」23.0%、「どちらかといえば満足」31.1%でした。年代別では20代の「満足派」が73.0%で最多となり、次いで40代が66.7%、50代が65.0%、30代が62.5%という結果になりました。

【2026年に注目する分野】

 回答者全体の209人に2026年に注目する分野を聞くと、「経済分野」が49.3%(※)で最多となり、次いで「政治分野」が35.9%、「社会分野」が32.1%でした。また、2026年に仕事や職場関連で気になる項目を聞くと、「賃上げ・ボーナス」が45.9%で最多となり、次いで「AIの進化」が36.4%、「休暇関連(週休3日・育休等)」が30.1%でした。

【最優秀賞受賞作品と選出理由】

 『第4回 Job川柳』では、「物価より 心が上がる 春よ来い」が最優秀賞受賞作品に選出されました。回答者全体の49.3%が経済分野に注目している(※)ように、2025年は物価高が日常になり、賃上げや補助政策が注目を集める一方で、実感としての生活の豊かさは実感しにくい1年でした。本作は、数値や経済指標では測れない“心の景気”に焦点を当て、豊かさへの渇望を表現しています。2026年こそは心を躍らせたいという、全世代共通の切実な願いが「春」という言葉に表れ、苦しい状況でも未来に期待する明るい句として選出されました。

【経済部門受賞作品と選出理由】
 物価高の勢いは2025年においても止まず、社会人の生活に大きな影響を与え続けています。経済部門受賞作品では、物価や投資にまつわる社会情勢を反映させた作品が選出されました。
 金賞作品には「手取り減 上がるは株価と 物価のみ」が選出されました。2025年は株価が値上がりした一方、社会保険料負担や実質賃金の伸び悩みにより手取り額は上がらず、給与明細を見て溜息をつく社会人が急増する様子がうかがえました。自分たちの手元には還元されないというマクロ経済と家計の乖離を表した、2025年の社会人を代弁する作品として選出されました。
 銀賞作品の「へそくりは 昔引き出し 今投資」は、インフレ環境の中で新NISAなどの資産形成への関心が一層高まった世相を表す句として選出されました。”貯める”から”育てる”へと価値観が変化する中、お金との向き合い方を学び直す時代性やその意識変容を、世代を超えて伝わる言葉「へそくり」で表現しています。
 そして銅賞作品の「物価高 オレの血圧 急上昇」は、物価高という社会課題を、健康という個人的テーマと重ね合わせ、深刻な状況を笑いに昇華したユーモアが光る一句として選出されました。2025年は、企業でも健康経営やウェルビーイングがキーワードとなり、仕事と心身の関係が再注目されたと考えられます。

【社会部門受賞作品と選出理由】
 2025年は、AIの進化が著しかっただけでなく、出社回帰が進むなど、はたらき方やはたらく環境にも変化がありました。さらに、女性初の総理大臣誕生し流行語大賞にもその発言が選ばれるなど、今後の日本に新たな変化がもたらされる予兆が見えています。社会部門では、2025年に話題になったAIやはたらき方にまつわる作品が選出されました。
 
金賞作品の「AIの 脅威を相談 AIに」は、AIが単なる流行から、業務上不可欠なツールへと移行し、仕事を奪う存在としての不安と、仕事を支える相棒としての期待が同時に広がったことを表す句として選出されました。その不安を解消する方法などを、皮肉にも、当事者であるAIに尋ねているという矛盾を突く作品です。
 銀賞作品の「はたらいて 獲得するぞ 高い地位」は、女性初の総理誕生という象徴的な出来事を背景に、自身の仕事への意欲と重ね合わせることで”高い地位”を目指す個人の決意と時代の転換点を結びつけた句として選出されました。
 そして銅賞作品の「リモートが 出社に変わり スーツ買う」は数年間眠っていたスーツがサイズアウトしていたり、トレンドが古くなっていたりと、数年ぶりの本格的な出社に伴う戸惑いとコストを、実体験に基づいた哀愁と共に伝えています。出社回帰の動きが各業界で進み、はたらき方の再構築が行われた2025年と、2026年のオフィスの風景を予感させる一句として選出されました。

回答者自由記述コメント
2026年に向けた社会人の明るいコメントも集まりました。

・社内公募に応募し、積極的に周りの部署のことも知り、キャリアプランを整理したい
・男の私だが、男性上司に1年間育休を取りたいと言ったら驚かれた。しっかり話して育休を勝ち取りたい
・AIの発達で仕事がなくならないよう、来年はAIをより使いこなして顧客により短期でバリューを出したい
・2026年は、ただ忙しくはたらくのではなく、自分の強みや専門性が明確になる仕事の仕方をしたい
・2025年は「育児と仕事の両立」を頑張った。2026年は一歩進めて「家事育児と昇進の両立」を図りたい
・思い切って転職したが完全にミスマッチだった。2026年は自分の能力を伸ばしたい
・後輩も入ってくるため、自分が新卒として教わったことを丁寧に教えてあげられるようになりたい
・2025年は仕事に追われて成長が見えにくい一年でした。2026年は忙しさの中でも“学び”を大事にしたい

【調査まとめ】

 今回実施した『第4回 Job川柳』の受賞7作品は、2025年の社会情勢を背景に、物価高や実質賃金への不安、資産形成への意識変化、AIの急速な普及、はたらき方の再調整など、社会人を取り巻く現実を反映した結果となりました。一方で、そうした厳しさの中でも、「心の豊かさ」や「前向きなキャリア意識」、「社会の変化を自分ごととして捉える姿勢」といった、2026年への希望や期待が読み取れる作品が選出されています。
 特に、物価高や手取り減といった経済的負担が日常化する中で、株価や投資といった言葉が川柳に自然と登場し、生活者の金融リテラシーや将来不安が色濃く反映されました。また、AIを「脅威」と感じつつも相談相手として受け入れていることや、リモートワークから出社回帰への変化を淡々と詠む表現からは、環境変化を現実的に受け止め、適応しようとする社会人の姿が浮かび上がります。さらに、女性初の総理誕生という象徴的な社会の動きを、自身の仕事への意欲と重ね合わせた作品に見られるように、社会のニュースを個人のキャリア観に接続する意識も見られました。
 Job総研では、はたらくことにまつわる様々な変化に付随する調査の実施を続けて参りましたが、Job川柳では、調査では伝えきれなかった社会人のリアルな現場感を改めて発信する機会となっています。今回の受賞作品からは、2025年を通じて蓄積された不安や不都合などと同時に、それでも前を向こうとする社会人の本音や2026年に向けた期待が読み取れる結果となりました。
 「明日の常識を、ココから。」をコンセプトとする『Job総研』では、世の中で当たり前とされている事を疑い、はたらき方に関連する様々な調査を実施してまいります。そしてリアルで透明度の高い情報を発信することで、個が活躍する社会の実現に向けて貢献してまいります。

パーソルキャリア株式会社 はたらく未来図構想統括部
JobQ部 コミュニケーション戦略グループ Job総研 PR担当

高木 理子(たかぎ りこ)

 2020年からのインターンを経て2022年に新卒入社。コンテンツマーケティンググループ所属後、2023年に広報へ異動し"はたらく社会人や就活生"を中心に様々な観点から意識や行動などについて調査研究を実施するJob総研にて調査研究を担当。Job総研を通して「社会とつながる」を個人のビジョンに掲げ、市場の現状と未来を分析し、社会へ発信することではたらく社会人や就活生の選択機会に貢献する事を目的として活動している。

■(※1) 第4回 Job川柳 報告書
受賞以外の作品は下記からご確認いただけます
https://job-q.me/articles/16060

■(※2) 過去のJob川柳は、下記からご確認いただけます
第1回 Job川柳(2023年公開):
https://jobsoken.jp/info/20210818-2/
第2回 Job川柳(2024年公開):
https://job-q.me/articles/15524
第3回 Job川柳(2025年公開):
https://job-q.me/articles/15739

■Job総研についてhttps://job-q.me/categories/job-souken >

 『Job総研』は今後もキャリアやはたらくに関する調査を続けるだけでなく、調査で拾いきれない「社会・企業・個人」3つの観点からの声を収集することで、これまで以上に確立した取組を行ってまいります。その手段として、アンケート調査によって明らかにした事実をもとに、はたらく現場でのリアルな疑問を収集し、それに対する個人の回答も収集します。そして世の中で当たり前とされている事を疑い、明日の常識をココから見つけられるコンテンツとしての情報発信をしてまいります。

■JobQ Townについてhttps://job-q.me/ >

「あなたが知りたい”はたらく”は誰かが知っている」をコンセプトに運営するJobQ Townの累計登録者数は40万人を超え、キャリアや転職に関する情報交換と相談ができるサービスです。具体的な企業名を検索して、現役社員や元社員による口コミだけではなく、仕事全般に関する悩みや就職・転職への不安など漠然とした内容も含まれ、匿名によるユーザ同士でコミュニケーションを取りながら、より良い選択をつくる場になっています。

■JobQ Town”社会人”に関するQ&A
https://job-q.me/tags/22229

■パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/ >

 パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス転職サービス「doda X」を通じて人材紹介、求人広告、新卒採用支援などを提供しています。2022年5月にはプロフェッショナル人材の総合活用支援ブランド「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランス領域にも本格参入。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。

当社のミッションについて:https://www.persol-career.co.jp/mission_value/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

パーソルキャリア株式会社

29フォロワー

RSS
URL
https://www.persol-career.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング9F
電話番号
03-6213-9000
代表者名
瀬野尾 裕
上場
未上場
資本金
-
設立
1989年06月