長雨・日照不足が野菜価格に影響、消費への影響は? インテージ、夏の野菜消費に関する自主企画調査を公開

価格高騰の野菜は「他の野菜で代用」。喫食量抑える若年層

株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃、以下:インテージ)は、自主企画調査の結果から、2017年夏の野菜価格に対する印象や、家庭で取り入れている野菜価格高騰への対処の実態を分析しましたので、その結果をご紹介します。

猛暑になることが予想されていた2017年夏。7月は全国的に平年に比べて暑い日が続きましたが、8月に入ると東京で観測史上2番目の長さとなる21日連続の雨が記録されるなど、東日本の太平洋側では雨が続き、長雨や日照不足の影響による野菜の価格高騰がニュースとして取り上げられました。そこでインテージは、生活者の今夏の野菜価格に対する印象や、野菜価格高騰に対して家庭で取り入れている対処について、その実態を探るべく、20~50代の男女を対象に意識調査を実施しました。

[ポイント]
◆ 高騰が報じられた今夏の野菜価格、6割強が『例年に比べて高くなっていると感じた』と回答
◆ 特に高騰を感じた野菜は「きゅうり」「トマト」「レタス」
◆ 価格高騰への家庭での対処は、すべての年代で「他の野菜で代用」が1位​
◆ 今夏特によく行っていた野菜代用の組み合わせ、1位は「『ほうれん草』の代わりに『小松菜』」


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今夏の野菜価格、6割強の人が『例年に比べて高くなっていると感じた。エリアで違いも 
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今年の夏の野菜価格について生活者はどのような印象を持ったのか、また野菜価格の高騰に対してどのように対処しているのか、その実態を自主企画調査の結果から見ていきます。
まずは、例年に比べた今年の夏の野菜価格の印象について聞いてみました。全体では、「例年に比べて、高くなっていると感じた」が15.1%で、「例年に比べて、やや高くなっていると感じた」(47.2%)と回答した人まで含めると62.3%が『例年に比べて高くなっている(高くなっている+やや高くなっている)』と感じていることがわかりました。

エリア別に見てみると、「例年に比べて、高くなっていると感じた」と回答した人の割合は、特に「四国」「九州」といった日本の南寄りのエリアで比較的高く、「東海」では低いことがわかりました。
 

     


Point:
・今夏の野菜価格、6割強が『例年に比べて高くなっていると感じた』と回答
・価格が高くなっていると感じた人の割合は「四国」「九州」で高く、「東海」で低い

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価格高騰を感じた野菜、上位3品目は「きゅうり」「トマト」「レタス 
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6割強の人が例年に比べて高くなっていると感じた今夏の野菜価格。では、生活者のみなさんはどの野菜の価格が高くなっていると感じたのでしょうか。「例年に比べて高くなっていると感じた野菜」を聞いてみると、農林水産省の発表でも8月中旬から下旬にかけて前年同期比1.5倍ほどと値上がりが顕著だった「きゅうり」(40.4%)が最も高く、次いで「トマト」(37.2%)、「レタス」(36.8%)、「キャベツ」(27.5%)、「ほうれん草」(26.2%)などが続きました。上位にあがった品目はいずれも天候不順による生育不足、入荷量の減少が価格に影響、日常の消費においてもそれらの価格高騰が感じられているようです。
 

    

Point:
・価格が高くなっていると感じた野菜は「きゅうり」「トマト」「レタス」など、気候の影響を受けた果菜類、葉茎菜類

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野菜価格の高騰には「他の野菜で代用」で対処 
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では、野菜価格の高騰に対して、生活者のみなさんはどのような行動をとって対処しているのでしょうか。今夏、野菜の価格が高いと感じた人を対象に、その方法を聞いてみました。すると、全体で特に高かったのは「他の野菜で代用するようにした」(38.1%)で、次いで「カット野菜を使うようにした」(29.2%)、「見切り品の野菜を買うようにした」(27.5%)が続きました。一方で、「野菜高騰に対して特にとった行動はない」という人も21.4%いました。

年代別に見てみると、全体で高かった「他の野菜で代用するようにした」はいずれの年代でも最も高く、野菜高騰に対するスタンダードな対処法となっているようです。また、「野菜高騰に対して特にとった行動はない」という回答は20~30代で高く、若い人では何かしらの行動をとっている人の割合が低いことがわかります。年代別の特徴としては、年代が高い層では「カット野菜を使うようにした」、「冷凍野菜を使うようにした」の割合が若年に比べて高く、比較的価格の安定している加工済み野菜も積極的に活用している様子がうかがえます。一方で、若年の20代では「野菜を入れる量をできるだけ減らすようにした」が21.4%で、「他の野菜で代用するようにした」「見切り品の野菜を買うようにした」に次いで3番目に高く、そもそもの野菜の喫食量を抑える行動が他の年代と比べて高くなっています。その他の対処法では、全体で7.7%だった「自宅で栽培するようにした」は年代で差が大きく、20代ではほとんど取り入れられていないのに対し、30~50代では1割弱の人が取り入れていることもわかりました。
 

 


Point:
・野菜価格高騰への対処法は、すべての年代で「他の野菜で代用」が1位
・40~50代は比較的価格が安定している「カット野菜」「冷凍野菜」活用し対処。20代は「野菜を入れる量を減らす」が2割強と他の年代に比べて高い   

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価格高騰の「ほうれん草」は「小松菜」で代用 
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前項で野菜高騰への対処法1位となった「他の野菜で代用」。では、具体的には「何」を「何」で代用しているのでしょうか。主に行っている組み合わせを聞いてみると、数多くある組み合わせの中で最も高かったのは「『ほうれん草』の代わりに『小松菜』」で、9.1%の人が回答しました。「ほうれん草」は、高くなっていると感じた野菜でも上位で、代用する野菜としては「小松菜」の他にも「ブロッコリー」「みず菜」「キャベツ」「チンゲン菜」などがあがりました。2位以降の組み合わせを見てみると、3位と5位には、「レタス」「白菜」の代用野菜として「キャベツ」が入っていますが、2位にはその「キャベツ」の代用野菜として「もやし」が入っています。「もやし」は、組み合わせ6位以降でも「きゅうり」「トマト」など価格が高いと感じられている野菜の代用野菜として活用されており、野菜高騰への対処に強い味方となっていることがあらためてわかります。
 


Point:
・他の野菜による代用の組み合わせで最も多かったのは、「『ほうれん草』の代わりに『小松菜』」
・「もやし」は、価格が高くなったと感じられている「キャベツ」「きゅうり」「トマト」など複数の野菜の代用として使われ、野菜高騰の強い味方に


気象庁発表の3か月予報によると、9~11月の気温は平年並~高い見込み、降水量は平年並~少ない見込みとなっており、また8月30日の農林水産省の発表によると、野菜価格は9月後半以降平年並みに戻る見通しとなっています。夏から秋にかけては、急激に冷え込む日があれば、また猛暑に逆戻りするなど、気温の変化が大きく、体調を崩しやすい時期です。ここで紹介した方法も参考に、野菜も適度に取り入れたバランスのよい食生活を送ることで、健康に過ごしましょう。

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本レポートに使用した当社調査データについて
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【インテージのネットリサーチによる自主企画調査データ】
調査地域:全国
対象者条件:20-59 歳の男女で、「自宅での料理」「自宅での料理に使う食材の購入」のいずれについても「常にあなた自身がやっている」または「主にあなた自身がやっているが、あなた以外の方がやることもある」と回答した人
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代構成比を2015年度実施国勢調査結果にあわせてウェイトバック
標本サイズ:n=900
調査実施時期: 2017年9月4日(月)~2017年9月6日(水)
**インテージのネットリサーチはマルチデバイス対応済み。PC でもスマホでも操作性がよく、回答傾向への影響を抑えています。**



【株式会社インテージ】
https://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values ~お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援してまいります。

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