教えた後、何を確かめるか。AI時代の指導改善ガイドを無料公開

4つの評価から、次の教え方を選び直す。観察記録の見本と、仮説・支援・再確認の対応表を収録

組織行動科学®︎

980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、組織行動科学®の研究・教育開発を行うリクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:甲畑 智康)は、管理職、育成担当者、人事・研修担当者をはじめ、組織で人と仕事に関わる方に向けて、図解資料『教えた後、何を確かめるか。』を無料公開します。

教えたとおりにはできる。でも、状況が変わると判断に迷う。

そのとき、何を観察し、次の教え方をどう変えればよいでしょうか。

本資料は、当社が公開してきた教え方・判断経験・AI活用と学習評価の知見を、指導後の改善に使う形へまとめたA4横・全17ページのガイドです。資料作成の模擬例を4つの評価で観察する記録見本と、観察の組合せから複数の仮説を考え、教え方・支援・再確認の方法を選ぶ対応表を収録しています。

観察した事実を、次の教え方と再確認へつなぐ指導改善ガイドです。人物素材はAI生成です。

仕事の成果と本人の習得を、4つの評価で確かめる

仕事がうまく仕上がっても、本人が何を理解し、何ができるようになったかは、それだけでは分かりません。そこで、次の4つを確かめます。

  • 支援を使った成果:普段のAI・資料・上司の助けを使い、品質や時間はどう変わったか

  • 本人に残った習得:時間を置いて、役割上必要な確認や判断を本人ができるか

  • 条件変更への対応:初めての条件で、見落としに気づき、追加確認や行動変更を選べるか

  • 支援を使う力:AIや他者に任せる、確かめ直す、相談する場面を選べるか。

支援を減らす評価は、役割上必要な範囲を模擬課題等で行います。記録は、できた点と未確認の点、次に用意する支援を相談するために使います。

仕事の成果、本人の習得、条件変更への対応、支援を使う力を分けて見る評価案です。

同じ資料作成の場面で、何を観察し、何を残すか

資料作成の模擬例では、会議で二案を比較する資料を対象に、4つの評価で何を記録するかを示します。実施条件の抜け、目的が変わった後の様式の使い方、AI案と元資料を照合する行動などを、使えた支援や課題の条件と分けて残します。

時間を置いた課題や、条件の違う場面も確認し、根拠、追加確認・相談、時間や負担にも目を向けます。記録見本は説明用の架空例で、実測データや指導効果を示すものではありません。

資料作成の模擬例を4つの評価で見る、観察記録の見本。実測値や効果実証ではありません。

観察の組合せから、次の教え方を選び直す

対応表では、「支援を減らすと実施条件が抜ける」「目的が変わっても前の様式を使い続ける」「模擬課題でできた照合が実務で行われない」という、別々の3つの観察例を取り上げます。

例えば、実施条件が抜けた場合、必要性を理解していないのか、情報を見つけにくいのかで、教える側が変えることも違います。原因を一つに決めず、対照的な例を示す、情報の置き方を変えるなど、変更を一つずつ試し、別の課題で何を確認するかを決めます。

実務で確認できないときは、本人の理解に加えて、時間、出典へのアクセス、相談する条件も確かめます。観察した事実から複数の仮説を考え、教え方と職場の支援を選び直すための対応表です。

別々の観察例から複数の仮説を考え、次の変更と再確認を選ぶ対応表。

職種が違っても、問い直したいことがある

資料では、説明のための例として、次のような場面を取り上げます。自分の仕事に近い例から読み始められます。

  • 資料作成:指定の項目はそろった。けれど、相手が今回決めたいことに必要な情報は足りているか

  • 仕事の引き継ぎ:手順は伝わった。けれど、いつもと違う依頼が来たとき、何を確認すればよいか

  • 顧客対応:回答例どおりに説明した。けれど、相手が困っていることを解消できたか

  • 現場作業:確認項目は満たした。けれど、条件が変わった今回も、その確認で十分か

資料作成・引き継ぎ・顧客対応・現場作業。自分に近い場面から読み始められます。場面は説明のための例です。

指示を明確にすることと、不確実な状況に対応すること

「誰が、何を、どう確認するか」を明確にすることは、行き違いや確認漏れを減らすために重要です。同時に、まだ分からない原因、前回と異なる条件、関係者の期待は、指示を詳しく書くだけでは確定しません。

具体的なフィードバックが練習中の成績を高めても、その優位が後の課題まで続かなかった実験があります[1]。一方、小学生を対象に、方法を直接教えることが習得とその後の応用を支えた研究もあります[2]。

説明・手本・本人の比較や試行・結果の確認を、経験と仕事に応じて組み合わせ、別の状況で使えるかまで確かめることを提案します。

教える側が決めていた判断を、本人が担う経験へ

例えば、似ているが条件の違う二つの仕事を見せ、「同じ進め方でよい」「追加で確かめたい」「別の人に相談したい」から選んでもらいます。選ぶために何を見たかを確認し、熟練者の見方や実際の結果と照らし合わせます。

最初から長い説明を書いてもらう必要はありません。写真、実物、記録、選択肢への反応から始め、別の例でも必要な情報を求められるかを見ます。

練習中の誤りを学習に生かす訓練をまとめた研究では、新しい課題への対応にも効果が見られました[3]。職場では、記録や模擬課題など、影響を抑えて確かめられる場を選びます。

AIで仕事が進むことと、人が育つことを、両方確かめる

生成AIが状況を整理し、対応案や成果物を作ると、本人が何を理解したかは、成果物の出来栄えだけでは分かりません。

高校数学の実験では、AI利用中の成績は上がった一方、通常型AIを使った群は、後の無支援試験でAIを使わなかった群を下回りました。ヒント等を組み込んだ支援では、その悪影響がほぼ解消されました[4]。一方、1社の顧客対応担当者を調べた研究では、AI導入による生産性向上と、人の学習を示唆する結果が報告されています[5]。対象と測定が違うため、AIの効果を一律には決められません。

フィジカルAIでも、人の実演・修正・ロボット自身の経験から性能を改善する技術報告があります[6]。観察や判断を人だけの領域と決めず、職務ごとに、AIへ任せる範囲と、本人が理解・確認できる必要のある範囲を定めることを提案します。

「試さない」を、本人の能力だけで説明しない

当社の実践からは、熟練者との接点や担当範囲の外を見る機会が減ると、自分の仕事を見直す比較対象も得にくくなるのではないか、という問いが生まれています。また、試す時間や権限がなければ、本人に試行錯誤を求めるだけでは進みません。

本資料では、同じ「試さない」に見える状態を、三つの観点から確かめます。

  • 比較する対象が少なく、確かめる必要に気づきにくい

  • 必要には気づくが、何をどう確かめればよいか分からない

  • 確かめ方は分かるが、時間・権限・評価の条件から実行しにくい

仮想店舗を運営する実験でも、初期の失敗を許容し、後の成功を報いる条件で、探索や新しい戦略の発見が増えました[7]。本人の経験と、職場が用意する条件を合わせて見直す手がかりです。

教え方の変更は、予測と結果を比べて見直す

指導方法を比べるときは、同じ教材・同じ時間を用い、時間を置いた別の課題を共通の基準で評価します。何が改善すると予測するかを先に決め、結果に応じて方法や仮説を修正します。

研究を引用することと、その職場で効果を確かめることは別です。本ガイドの観察記録や対応表は、既存研究と当社の公開知見を踏まえた実践提案であり、標準化された能力尺度や、一式の効果を検証した報告ではありません。

まず、一つの仕事から始める

確認シートでは、気になる仕事を一つ選び、「本人に任せたい判断」「比べて見せられる例」「使える支援」「後で確かめる場面」を整理できます。掲載例を選んだり、指し示したりするところから始め、観察記録と対応表を見ながら次の変更を相談できます。

指導する側も、本人の反応と次の仕事の事実から教え方を見直す。教え方と、学べる仕事の条件を一緒に改善するための資料です。

資料概要

・資料名:教えた後、何を確かめるか。

・副題:AI時代の指導と能力開発を、確かめられる実践にする

・形式:PDF/A4横/全17ページ/無料

・対象:管理職、育成担当者、人事・研修担当者など、組織で人と仕事に関わる方

・発行:リクエスト株式会社

主な参考研究・技術資料

研究の対象・方法・適用範囲はPDFにも掲載しています。研究結果と、そこから組み立てた当社の提案を分けて紹介しています。

[1]Goodman, Wood, & Hendrickx(2004)Feedback specificity, exploration, and learning.

https://doi.org/10.1037/0021-9010.89.2.248 

[2]Klahr & Nigam(2004)The equivalence of learning paths in early science instruction.

https://doi.org/10.1111/j.0956-7976.2004.00737.x 

[3]Keith & Frese(2008)Effectiveness of error management training: A meta-analysis.

https://doi.org/10.1037/0021-9010.93.1.59 

[4]Bastani et al.(2025)Generative AI without guardrails can harm learning: Evidence from high school mathematics.

https://doi.org/10.1073/pnas.2422633122 

[5]Brynjolfsson, Li, & Raymond(2025)Generative AI at Work.

https://doi.org/10.1093/qje/qjae044 

[6]Physical Intelligence(2025)π*0.6: a VLA that Learns from Experience. 開発元による技術報告。

https://www.pi.website/blog/pistar06 

[7]Ederer & Manso(2013)Is Pay for Performance Detrimental to Innovation?

https://doi.org/10.1287/mnsc.1120.1683 

自分の仕事で考えるための公開コンテンツ

仕事を教える実践室

https://teach.requestgroup.jp/ 

研修を企画する実践室

https://training.requestgroup.jp/ 

研究・実践ライブラリ「知と実践」

https://chi-to-jissen.requestgroup.jp/

リクエスト株式会社について

「成果につながる方法を、本人が使える仕事へ。」を軸に、組織で働く成人の研究と教育開発に取り組んでいます。組織行動科学®の研究基盤を生かし、仕事・育成・周囲の支援をつなげて考え、研究と実践から得た知見を公開しています。

980社・33.8万人は当社の研究基盤を示す規模です。本資料で提案する指導方法一式の効果検証数ではありません。

会社概要

会社名:リクエスト株式会社

代表者:代表取締役 甲畑 智康(こうばた ともやす)

本社:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F

公式サイト:https://requestgroup.jp/

本件に関するお問い合わせ

リクエスト株式会社

メール:request@requestgroup.jp

お問い合わせフォーム

https://requestgroup.jp/request 

資料の内容、職場での活用、取材に関するお問い合わせは、上記窓口までお寄せください。

組織行動科学®のプレスリリース一覧

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/68315 

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シンクタンク学校・大学
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会社概要

URL
https://requestgroup.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
電話番号
090-4183-2525
代表者名
甲畑智康
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年10月