株式会社イマジナ、経営幹部の認識ギャップを解消する「幹部一枚岩研修」を11月より3社限定で提供開始

CIOの39%「CEOと認識が一致していない」、31%「CEOの期待を把握できていない」～経営層の分断を解決

株式会社イマジナ

2025年10月23日 22時00分

　株式会社イマジナ(本社:東京都千代田区、代表取締役:関野吉記)は、経営幹部向けの新研修サービス「幹部一枚岩研修」の提供を開始いたします。

衝撃の調査結果が示す、経営層内部の「認識のパラドックス」

　Netskope Japanが2024年10月に発表したグローバル調査レポート「AI時代におけるCIOとCEO連携の実現に向けて」によると、CIOの39%が「意思決定においてCEOと認識が一致していない」と回答。さらに31%は「CEOが何を期待しているのか把握できていない」と答えています。

　この認識のずれにより、34%のCIOが「長期的なIT戦略の決定を行う十分な権限をCEOから与えられていない」と感じていることが明らかになりました。CEOとCIO─経営の中核を担う2人のトップが、実は同じ景色を見ていない。この事実は、多くの企業が抱える本質的な問題を浮き彫りにしています。

経営幹部間の"見えないズレ"が組織を停滞させる

　この調査が示しているのは、CEOとCIOという特定の関係性だけの問題ではありません。経営幹部間に広く存在する"見えないズレ"の氷山の一角なのです。同じ会議室で、同じ議題について話し合い、同じ決定に賛成する。しかし実は、その言葉の意味、優先順位の解釈、期待の内容が、それぞれ異なっている──。

　ある企業では、「顧客体験の向上」という戦略に全役員が合意しました。しかし半年後、開発部門は技術的な完璧さを追求して納期を遅らせ、営業部門は契約件数を優先し、カスタマーサポート部門は対応の効率化に注力していました。社長が「顧客体験の向上で一致したはずだよね?」と問うと、こんな答えが返ってきました:

「品質の高い製品こそが顧客体験だと思っていました」
「顧客の要望に応えることが顧客体験の向上だと理解していました」
「迅速な対応こそが顧客体験だと考えていました」

　同じ言葉を使いながら、実は異なる解釈をしている。この"見えないズレ"が、現場に「上が言っていることが違う」という混乱を生み、改革を失速させる根本原因なのです。

　船頭が多いことが問題なのではありません。船頭たちが、それぞれ違う港を目指していることが問題なのです。

「幹部一枚岩研修」──トップチームの"解像度"を合わせる

　イマジナの「幹部一枚岩研修」は、経営幹部の皆様に「想いの擦り合わせ」と「判断軸の共有」を行う場を提供します。対話を通じて、以下のような"見えないズレ"を可視化します:

あの言葉、実は各自で解釈が違っていた
この優先順位、実は誰も明言していなかった
あの時の決定、実は腹落ちしていなかった

　本当の意味での共通言語をつくり、経営幹部チームの"解像度"を合わせることで、トップチームが真に「同じ船に乗っている」状態を実現します。

サービスの特徴

経営幹部間の「想いの擦り合わせ」と「判断軸の共有」
対話を通じた"見えないズレ"の可視化
実行力のある組織づくりへの転換支援

こんな企業様におすすめです

経営会議での決定事項が現場で進まない
各部門長の判断基準がバラバラに感じる
「上が言っていることが違う」という現場の声が聞こえてくる
経営幹部同士のコミュニケーションに違和感がある
「うちの経営陣、実は噛み合っていないかも」という懸念がある
MVVは掲げているが、本当に浸透しているか自信がない

組織変革の成否を分けるもの

　変化を起こせる組織と、掛け声で終わる組織。その分かれ目は、トップチームが本当の意味で「同じ船に乗っている」かどうかです。Netskope Japanの調査でも、CIOの37%が「技術的専門知識よりもビジネス戦略とステークホルダーマネジメントの重要性が高まっている」と回答しています。経営幹部に求められているのは、個別の専門性だけでなく、共通の言語と認識を持ち、真に連携できる力なのです。

　経営層の認識がズレたままでは、どれだけ優れた戦略も、どれだけ現場に働きかけても、組織は動きません。トップチームの解像度が合っていれば、戦略は自然と現場に浸透し、組織全体が同じ方向を向いて動き出します。

　違和感は、放置すれば組織内で拡大します。でも、向き合えば、組織を前に進める推進力に変わります。もし少しでも小さな違和感をお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。