なぜ社員は“本気”になれないのか?11/5のイマジナセミナーが解明した、エンゲージメントを高める「旗の掲げ方」と「旗の振り方」
鍵は「旗振り役」となる管理職。3,000社を支援してきたイマジナが語る、自走する組織の作り方
企業ブランディングを手がける株式会社イマジナ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:関野 吉記)は、2025年11月5日(水)に経営者・人事責任者向けセミナー『“本気になれない時代”を変える組織づくり』をコングレスクエア日本橋にて開催しました。
本セミナーは、従業員のエンゲージメント低下という深刻な経営課題に対し、社員が自ら本気で動き出す組織づくりの要諦を解説するもので、告知直後から多くの反響をいただき、当日は満員御礼となりました。参加した経営者からは、組織の共通の旗印となる「理念」の重要性、そしてそれを現場で実践する「管理職の役割」について、深い共感の声が多数寄せられました。

■開催背景:日本企業を蝕む「エンゲージメントの危機」
近年、多くの企業で従業員のエンゲージメント低下が問題となっています。Gallup社の調査によれば、日本で仕事に熱意を持つ従業員はわずか5%に過ぎず、これは企業の成長を阻害する深刻な経営課題です 。成果主義の浸透や先行きの不透明感から「頑張る意味が見いだせない」という風潮が広がる中、多くのリーダーが組織の活力低下に悩んでいます 。
■セミナー内容:鍵は「旗印」と、それを振る「管理職」
本セミナーで、代表の関野は「社員が本気になれないのは、個人の資質ではなく、環境が本気を引き出せていないからです」と指摘 。3,000社以上の企業変革を支援してきた経験から、社員が自律的に動き出す「自走する組織」の構築には、単に立派な「旗印(理念)」を作るだけでは不十分だと説きました。
関野は、その旗を現場でどう掲げ、どう振り続けるか、すなわち「理念浸透の実行力」こそが組織変革の成否を分けると強調。その上で、最も重要な担い手は現場のリーダーである管理職であると指摘しました 。セミナーでは、自走する組織をつくるための要諦として、以下の点が解説されました。
-
旗印を創る(理念の策定): 企業の魂となる存在意義や使命を明確に言語化し、全従業員の判断基準を確立する。
-
旗振り役を育てる(管理職の役割): 理念を部下に伝え、日々の業務と結びつけ、体現してみせる「旗振り役」として管理職を育成する。管理職自身が理念の実践者となることで、部下の主体性を引き出す。
-
旗の振り方を教える(理念の浸透): 理念を評価制度に組み込む/理念を体現した行動を称賛するなど、具体的な仕組みを通じて組織のDNAにまで落とし込む。
この「旗印の策定」から「管理職による実践」、そして「組織への浸透」までの一貫したアプローチこそが、従業員の内発的動機に火をつけ、本気の組織文化を醸成する原動力となると語りました 。
■参加者の声
講演後、参加者からは熱量の高いコメントが寄せられました。
-
製造業・経営者
「これまで社員の意識改革ばかり考えていたが、変えるべきは我々が作る“環境”そのものだったと目が覚める思いでした。特に、理念という“旗”を現場で振る管理職の重要性にはっとさせられました。」 -
ITサービス業・人事責任者
「理念が“お題目”で終わってしまう理由がよく分かりました。これからは管理職を巻き込み、浸透のための具体的な仕組みづくりを実践したいです。」
■登壇者コメント(株式会社イマジナ 代表取締役社長 関野 吉記)
「“旗”なき組織に、プロフェッショナルはいない。ただの作業者がいるだけです。しかし、立派な旗を創るだけでは組織は動きません。重要なのは、その旗を現場の最前線で振り続け、チームを鼓舞する『旗振り役』、すなわち管理職の存在です。我々の仕事は、経営者の魂を言葉に鋳造した“旗”を創り上げ、その“旗の振り方”を管理職に伝え、組織全体で実践する仕組みを設計すること。その旗の下に集う人々が“本気”になった時、企業は初めて未来を掴むことができるのです。イマジナはこれからも、一社でも多くの企業がその旗を高く掲げ、社員と共に成長していく未来を創造するパートナーであり続けます。」

■株式会社イマジナについて
イマジナは、「人材に投資することが当たり前になる社会をつくる」をパーパスに掲げるブランディングカンパニーです 。組織内部の意識を変革する「インナーブランディング」と、社外への発信を強化する「アウターブランディング」を一気通貫で手掛け、企業の想いを社内外へ浸透させることで、3,000社以上の企業成長を後押ししています。
■お問い合わせ先
株式会社イマジナ
担当:青江 美波
TEL:03-3511-5525
FAX:03-3511-8228
MAIL:info@imajina.com
すべての画像
