「なぜか自分の推しがバレる!」オタクだと気づかれた瞬間、595人のリアルな声を調査
株式会社ブックリスタ(本社:東京都港区、代表取締役社長:村田茂、以下「ブックリスタ」)が運営する「推し活研究部(おしけん!)」(以下文中「おしけん!」)にて、推しのいるユーザーに対して、推し活ユーザーの推しバレ・オタバレについての調査を行いました。

ブックリスタでは、推し活に特化したサービス、推し活アプリOshibanaを運営しています。ユーザーは、‟推し活をしている人”が中心。推し活アプリOshibanaが設立した「おしけん!」は、ユーザーの皆様の推し活をより楽しく、サポートすることを目的とした部活動です。
当調査では毎回10代からの回答が特に多く、平均して回答者全体の半分以上を10代が占めています。そのため、推し活を牽引する若年層の動向が常に調査結果に色濃く反映されています。今回の調査では回答者のうち、10代以下~10代が64.2%を占めるという結果になりました。
今回は、推し活をしている10代~60代のユーザー595人に、推しバレ・オタバレ経験についてアンケートを行いました。
◆推し活ユーザーの推しについての調査レポート
【推し活調査の概要】
調査対象:推し活をしている全国のユーザー
回答人数:595人
調査時期:2025年5月1日 ~ 6月5日
調査方法:推し活アプリOshibanaにてオンラインアンケートを実施
※本レポートのデータは、小数点以下第2位を四捨五入しています(合計しても100%にならない場合があります)。
※調査は報酬無しで実施しています。
■ 推し活は楽しい。でも「からかわれるのが怖い」周囲との距離感に悩む声も
推しバレ・オタバレに関する調査では、「自分の推しやオタクであることを、あえて隠す必要はない」と考える声も多く寄せられました。実際に前回行った調査では、
-
比較的オープン層:66.8%
-
ある程度の関係性を必要とする層:30.0%
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誰にも言わない:3.2%
という結果になりました。

【参考:前回記事】推しはいる。でも「推し活の内容までは話さない」が4割 オタク同士の距離感を徹底調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000552.000006388.html
一方で、オープン層でも、「相手や場面によっては隠すこともある」といった声が多く寄せられました。推しや趣味が伝わった時に、相手によってはちょっとした違和感やモヤモヤを抱える人も少なくないようです。
ここでは、推し活ユーザーから寄せられた「推しバレ・オタバレにまつわる悩みや戸惑いの声」をご紹介します。
・隠さないからこそ特に仲良くもない人に推しについてイジられるのがイラッときます。私の愛をなんだと思っているのか(10代女性)
・同担の方からどう思われてるかなと気にしてしまい、チェキを裏にしてることが多いです(10代女性)
・隠す必要も無いけど、キモオタとか思われるのは嫌なのでストーリーに載せる文章など迷います(10代女性)
・友達が同担拒否(※1)だった時に気まずい(10代女性)
・男子なのに男子の推しがいるの?みたいなことを思われるかもと考えてしまう(10代男性)
・推しを否定されそうで嫌。真面目なイメージがあるらしくある程度は崩したくないから人とグッズ買いに行けない(10代女性)
・推しの良さを理解してもらえるか不安(30代女性)
・相手の地雷(※2)だったらどうしよう……と心配になることはあります(20代女性)
※1 同担拒否:同じ推しを応援している他のファンを拒絶したり、苦手意識を持つこと
※2 地雷:オタク用語で、見たり聞いたりするとつらくなる苦手なもののこと
多く寄せられた声のひとつが、推しを明かす時の「相手にどう思われるか」という不安です。「相手に推しを受け入れてもらえるだろうか」「もし相手が同担拒否だったらどうしよう……」といった戸惑いが多く挙がりました。
また、「推しをからかわれたくない」という気持ちは、特に10代の回答者から多く見られました。さらに、「自分自身が同担拒否のため、他のファンと関わるのが難しい」といった声も主に若年層から寄せられており、推し活を楽しむ一方で、周囲との関係に悩む姿もうかがえます。
■「持ち歩かない」「話さない」「見せない」推し活ユーザーの“バレ回避術”とは
自分では隠しているつもりでも、意外と周囲にバレているのが、自分の推しや、オタクであること。
では、推しバレ・オタバレを避けたい人たちは、日常の中でどのような工夫をしているのでしょうか?
推し活ユーザーを対象に、その実態を調査しました。

・アクスタなどの「ザ・オタクグッズ」は外に持ち出さず、部屋に置いておく(20代女性)
・推しの顔や名前がでかでかと入っているグッズはできるだけつけず、好きな人にしか分からないようなグッズをつけるようにしている(10代女性)
・グッズは推しごとする時以外つけない! Xとかのいいねはなるべく家で! YouTubeもなるべく人前で開かない!(10代女性)
・余計なトラブルを回避するために、SNSのアイコンなど、友達以外も見れるところには推しに関するものを載せていない(10代女性)
・学校の友達と繋がるSNSは推し活の写真や推しの写真はあげない、匂わせない(10代女性)
・趣味の話はしない。漫画やアニメの話題に乗らない。普段はピアス、指輪に推しカラーの宝石を使ったものだけ身につける(30代女性)
推し活を楽しみながらも、推しバレ・オタバレはできるだけ避けたいと考える人も少なくありません。
SNSのアイコンやLINEの背景、スマホのホーム画面など、日常的に目に触れるデジタル上のアイテムにも、「バレないための配慮」を徹底している様子がうかがえました。どのコメントからも、「好きだからこそ、慎重に楽しみたい」という隠す派の想いが伝わってきます。
一方で、推し活をオープンに楽しむ人たちからは、
・自分が素直に欲しいと思ったグッズを選ぶ! 遠慮しない!(10代女性)
・オープンだからこそスマホは推しのトレカを可愛くデコって部屋はグッズを並べてる(20代女性)
など、推しの存在を隠すことなく堂々と愛でる姿勢が目立ちました。
バレたくない人の工夫も、オープンに楽しむ人のこだわりも、どちらも「推しが大切だからこそ」生まれる行動。推しとの向き合い方には、その人なりのスタイルがあるようです。
■「どこでバレた…!?」オタクだと気づかれやすいポイントは? 推しバレ・オタバレの実態調査
「隠していたつもりなのに、なんでバレたの!?」
推し活を楽しむ中で、そんな経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか。
今回の調査では、「この人、もしかしてオタクかも?」と感じた瞬間について聞いたところ、服装・スマホ・グッズ・SNSなど、見られがちなポイントが浮かび上がりました。自分では自然にしているつもりでも、ちょっとした部分がヒントになって推しバレ・オタバレしていることもあるようです。
推しを隠している人にとっては、ついうっかりバレることを避けるための参考に。一方で、オープンに楽しんでいる人にとっては、「共通の趣味を持つ人を見つけるヒント」になるかもしれません。
隠す派にもオープン派にも届けたい、推し活の気づかれ方に関するリアルな調査結果をご紹介します。

【発言・雰囲気】
・オタク用語が自然に出てくるとオタクなんだー。って分かる(40代女性)
・話し方とか。メロいとか、推しのこと赤ちゃんとか言う人は同類かなと思います(10代女性)
・喋り方……アニヲタは喋り方でわかる…(20代女性)
・学校であれば自己紹介の時、またはオタクが集まりやすそうな部活動。これに入っている人はオープンな人が多めな印象(10代女性)
・目が合った瞬間肌感覚で分かります。「さては貴方…?」になります(10代女性)
【服装】
・持ち物の色がすべて同じだったり何かのモチーフに過剰に反応する(20代女性)
・特定の色の持ち物が多かったりするとあれ…?となる!(10代女性)
・メガネのデザインがコラボものっぽい時(20代女性)
・推しが着用していたものと同じ洋服を着ていることが何度かある(10代女性)
【身につけているグッズ】
・バッグに付いてるキーホルダー、持っているもの(10代女性)
・財布、小物、スマホケース(30代女性)
・本人の好みで着ている服や持っている小物の中で、浮いているカラーの小物など(30代女性)
・持ち物に謎の統一感があるとかシンプルにキーホルダーとか(10代女性)
・明らかに本人の好みではなさそうなロゴのキーホルダーやアクセサリー(30代)
【スマ-トフォン】
・スマホ裏に何かを挟んでいるかどうかで見極めることが多いかも。あとは、LINEのスタンプ(20代女性)
・キャラ概念っぽいロック画面にしてる(20代女性)
・携帯の持ち方。横持ちしてる人はゲームや推しの配信観てるオタク率が高めな気がするから(10代女性)
【SNS】
・インスタで推しをフォローしている(10代女性)
・スマホケースとか会話の中から「あれ、昨日この話題Xで見たな」とかでヲタクレベル見てます。Xやってるのは十中八九ヲタクなので(20代女性)
・LINEのプロフィール。クラスラインなどで、同類がいないかチェックしています(10代女性)
・壁紙、LINEスタンプなど(10代男性)
「身につけているグッズやスマホを見れば分かる」「服装や推しコーデで気づく」といった具体的な視覚情報に加えて、「話し方でわかる」「目が合った瞬間に分かる」といった、直感的な気づきも多く挙がりました。
なかでも注目されたのがスマートフォン。スマホケースに挟まれたステッカーやチェキ、壁紙やロック画面、LINEのアイコンや使用スタンプなど、推しバレ・オタバレにつながるヒントが詰まっているという声が目立ちました。特にLINEのアイコンや背景は、推しや趣味を見極めるうえで注目されやすいポイントとして多くの回答で言及されていました。
また、「オタバレしないロック画面もあんまり意味ない!!バレる時はバレる」(10代女性)という、隠しているつもりの人にとっては少しヒヤリとするようなコメントも。推しそのものではない「概念」の壁紙も、分かる人には分かってしまうようです。
参考記事:【購入理由は「推し」】身の回りを「推し」で固めて日々を楽しく過ごす「概念グッズ」の最新事情
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000548.000006388.html
何気ない日常の中にも、自分の推しやオタクであることは、意外なかたちでにじみ出ているようです。
■ 次回の記事について
次回は「推し・オタクの家族バレ」に関する調査を公開予定です。
前回の調査では「家族と一緒に推し活を楽しんでいる」というポジティブな声も多く寄せられましたが、今回は少し違った一面が見えてきました。
「家族に理解されない」「からかわれるのが嫌で隠している」など、推し活を家族に知られたくないと感じている人たちの声や、徹底して隠し通すための工夫などをご紹介します。
本レポートの使用について
・本レポートを引用や転載される際は、必ず「「推し活研究部(おしけん!)」調べ」と明記してください。
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・本レポートは、株式会社ブックリスタが著作権を保有しています。
・掲載がふさわしくないと当社が判断した際は、その掲載を中止できるものとします。
・本レポートの使用により発生した問題に、当社は一切責任を負いかねます。
【関連】「おしけん!」調査記事

【購入理由は「推し」】身の回りを「推し」で固めて日々を楽しく過ごす「概念グッズ」の最新事情
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000548.000006388.html

1週間の推し活時間は平均36.2時間 中学生の推し活は「推しの動画・配信を見る」が一番に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000502.000006388.html

10代は77.1%が「YouTubeはSNS」と回答、30代は25.8% 世代で異なる「SNS」の認識の差
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推し活中の318人から聞いた 『推しを好きになった瞬間』とは?
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高校生の37.7%が家族と推しについて語り合う! みんなの「推し友」事情を調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000513.000006388.html
推し活アプリOshibanaの目指すところ

「おしけん!」を運営する推し活アプリOshibanaは、推し活を通して「今日も生きてて幸せ」を提供するサービスです。推し活やクリエイターエコノミー市場に関わるほとんどのサービスとの違いは、推す側の立場のユーザーを起点にサービス開発をしている点です。推す側のユーザーファーストを考え、ユーザーと一緒にプロダクト開発を行っています。今後もユーザーのフィードバックを最大化し、サービスに活かす方法について日々検討していきます。
推し活アプリOshibanaでは、アプリ内で推し活ユーザーに向けたアンケートを定期的に行っています。いただいた意見はアプリ開発に反映されるほか、ニュースに取り上げられる可能性も!? 気になる方はアプリをダウンロードしてみてください(対応端末は現在はiOSのみ)。
公式サイト:https://oshibana.fun/
App Store URL:https://apps.apple.com/jp/app/id1581399897
対応端末:iOS ※iOS14.0以降
公式X:https://x.com/Oshibana0487
イラスト:
三浦ポパ(https://x.com/miurapopa)
藍川蓮(https://x.com/aikwarendbiryut)
サービスのアイデアや開発中の機能については、Trello(https://trello.com/b/E9C5Ac1M)にて公開しています。
本リリースに関するお問い合わせ
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ブックリスタ 新規事業開発室 本澤友行
nbo@booklista.co.jp
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ブックリスタについて
ブックリスタは、「エンタメ×テック(知的好奇心×感動体験)」のビジョンのもと、推し活アプリOshibanaやショートマンガ創作支援サービス「YOMcoma」、ポートフォリオEC 「ENRAI」など、新規事業の創造に取り組んでいます。また、電子書籍に関する各種事業を基幹事業として展開し、電子書籍ストアの総合的な運営をトータルにサポートしています。あらゆるエンタテインメントに対象を広げ、デジタルテクノロジーを駆使しながら、新しい価値の創出を実現していきます。
※「- 推し活アプリ Oshibana -」は、株式会社ブックリスタの登録商標です。
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