猛暑の物流現場を支える水冷×ペルチェ式冷却ベストSBS東芝ロジスティクスでの「メディエイド アイシングギア ベスト2」導入事例
~特許取得の新冷却技術で、従業員の安全を守る~
日本生まれのサポーター専業ブランド「MEDIAID(メディエイド)」を展開する、日本シグマックス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木洋輔)は、労働現場での暑さ対策アイテムとして、ペルチェ式冷水循環服「メディエイド アイシングギア ベスト2」を展開しています。
近年の猛暑による熱中症搬送者数増加に対し、物流業界大手のSBS東芝ロジスティクス株式会社では2025年6月に従業員を酷暑環境から守ることを目的に、本製品を導入されました。

■導入企業:SBS東芝ロジスティクス株式会社 https://www.sbs-toshibalogistics.co.jp/sbstlog/
倉庫業・貨物利用運送事業等をはじめとして、長年にわたり東芝グループの「物流部門」として機能するSBS東芝ロジスティクス。その豊富な経験と知見を活かし、現在では東芝グループ外の多くの企業に対しても物流支援を提供しています。輸配送や倉庫管理といった物流・ロジスティクス機能の部分的なサポートに留まることなく、生産物流、製品の需要家への供給などの販売物流に一気通貫で対応することで、サプライチェーンの全体最適に取り組んでいます。


■「アイシングギア ベスト2」の導入決定の背景や導入成果は?
従業員を酷暑環境から守ることを目的に、SBS東芝ロジスティクスにて「アイシングギア ベスト2」を導入した背景や、現場における導入成果、今後の展望について、同社 執行役員 吉島 壽明氏にお話を伺いました。
【導入の背景】
近年夏場の酷暑化が顕著で、倉庫で働く従業員には辛い作業環境が続いています。特に当社の倉庫は構造上や作業場所の関係で空調設備をすぐに設置することは難しく、熱中症対策はここ数年の喫緊の課題となっていました。
そこで、直接人にアプローチができるファン付きウェアやスポットクーラーの導入、給水機の配置等を実施していましたが、より良い・新しい冷却服を探している中で見つけた新方式の冷却服が「アイシングギア ベスト2」でした。

「アイシングギア ベスト2」であれば、現場からも要望が出ていた”ファン付きウェアよりも強い冷却力”や、“長時間冷却できること”、ペルチェと水を組み合わせたタンクレス設計という新しい冷却方式で“作業性を損なわないこと”に期待ができ、導入にいたりました。
【導入の成果:台車やリーチフォークリフト等での作業時に活躍】
現場からは特に冷たさに関して高い評価が上がってきています。背中の冷却度合いが非常に高く、ファン付きウェアよりも強い冷却効果を感じることができたと聞いています。また、フィット感も高く、作業に支障がほとんどなかった点も良かったです。

特に台車作業やリーチフォークリフト等での作業時、そして男性からの評価が高く、「アイシングギア ベスト2」を導入したことで現場の暑さによる作業の負荷を軽減することができたと考えています。
暑さ対策をしていくうえで、コストの関係や屋外などの環境で空調設備を設置できない現場も少なくありません。そのような現場で従業員の安全を守るために、直接人にアプローチをする冷却服の支給は1つの有効な対策だと思います。
「アイシングギア ベスト2」 は倉庫業だけでなく、現場搬入・作業立ち合い・野外の警備などの現場でも活躍する製品だと思います。
【使用者・現場の声】
●良かった点
・今までに着けたことのない冷たさでした。
・4時間作業している間は常に冷たさを感じました。
・(アイシングギア ベスト2 )を着けてから汗をかく量が明らかに減りました。
・装着時に一瞬重さを感じましたが、30分も経てば暑さと一緒に重さも感じなくなりました。(男性)
●気になった点
・女性やかがんで作業を行う際に重さを感じる人がいたので、軽量化が進むと、より使用しやすいです。
・座って行う作業など背中が圧迫される際に、ユニットとのあたりが気になる人がいました。
【今後の展望】
近年異常気象ともいえる猛暑日が長期間続いており、国から熱中症対策に関する法令が今年新たに出ましたが、当社はそれ以前から熱中症対策に取り組んでおり、従業員を安全に送り出せるよう常に対策を検討しています。今回の「アイシングギア ベスト2」の導入も、そうした取り組みの一環です。
従業員に安全に働ける環境を提供することは企業の使命だと考えています。今後も熱中症対策にとどまらず、現場の健康課題に向き合い、より良い・新しいサービスを積極的に試し、従業員が安全に働くことができる環境づくりを進めていきます。
■社会背景:物流業をはじめとする労働現場での熱中症対策は急務
近年、熱中症での救急搬送者数は増加しています。特に、2024年の職場における熱中症の発生状況について、死亡を含む休業4日以上の死傷者数は1,257人と、統計を取り始めた2005年以降最多、うち死亡者数は31人(※1)となっており、厚生労働省からは、各事業場で熱中症予防について対策を講じるよう発信されています(※2)。
また、2024年の熱中症による死傷者数について業種別に見てみると、製造業が235名、次いで建設業が228名、運送業が186名と多いことが明らかとなっています。
さらに、2025年6月1日から職場における熱中症対策が労働安全衛生規則改正により罰則付きで義務付けられました。


※1:厚生労働省「職場における熱中症による死傷災害の発生状況(令和6年)」 p.1
※2:引用 厚生労働省「令和7年『STOP!熱中症クールワークキャンペーン』キャンペーン要綱」
※図1、図2: 厚生労働省「職場における熱中症による死傷災害の発生状況(令和6年)」 p.1~3
■メディエイド アイシングギア ベスト2は特許取得・独自構造のワーカー向けの冷却服
2025年5月26日に発売した「メディエイド アイシングギア ベスト2」はペルチェ×水冷の“ハイブリッド” 特許取得・独自構造のワーカー向け冷却服。2023年に発売した初代モデルから、冷却性能や装着時のフィット感、連続持続時間を格段に向上させた製品となります。
【製品特長】
・冷却ユニットの性能向上、独自の温度調節機能搭載により、酷暑環境
(気温35℃以上)でも冷感を得られる
・連続運転時間(バッテリーの持続時間)が5時間に
・インナーの冷却パッドとリュック式の冷却ユニットの分離により、装着可能なユニフォームの拡大を実現
・冷却ユニットの位置を背中に配置し、重さを感じづらく作業性が向上
・冷却パッドの形状見直しと、インナーベストのフィット性向上により冷感アップ

■「MEDIAID(メディエイド)」より展開するワーカーズケア事業 https://mediaid.sigmax.co.jp/special/workerscare/
医療現場で培ったノウハウを活かし、誕生したブランド「MEDIAID(メディエイド)」。働く人の身体活動をサポートしたいという想いから、2021年にメディエイドより、ワーカーズケア事業を立ち上げました。
各関節サポーターやアシストスーツ、暑熱対策アイテムといった製品や、企業向け腰痛対策サービスの実施を通して、労働安全衛生面での課題解決や、従業員の満足度向上、健康経営®のサポートに貢献してまいります。

■日本シグマックス株式会社について https://www.sigmax.co.jp/
所在地:東京都新宿区西新宿1-24-1
創業:1973年6月1日
資本金: 9,000万円
代表取締役社長:鈴木 洋輔
社員数:246名(2025年3月末)
売上高:143.7億円(2025年3月期)

日本シグマックスは「身体活動支援業※」を事業ドメインとし、幅広いフィールドで人々の身体に関わる製品・サービスを提供しています。創業以来「医療」の中でも「整形外科分野」に特化して、各種関節用装具やギプスなどの外固定材、リハビリ関連製品、冷却療法のためのアイシングシステム、治療・診断のための医療機器など、特徴のある製品を提供してまいりました。「スポーツ分野」ではスポーツ向けケア・サポートブランド『ZAMST』を中心に国内外で高い評価を受けております。また日常生活を支える「デイリーケア」、労働者の身体をサポートする「ワーカーズケア」といった分野で『MEDIAID』ブランド製品を拡大展開しております。
※身体活動支援業:運動器障害の予防・診断・治療・回復、及び運動機能維持・向上を目的とした製品・サービスを提供することにより、人々がより健康で快適な生活を送れるよう支援する業(当社による造語)
参考:「メディエイド アイシングギア ベスト2」 詳細資料
■労働現場での暑さ対策に向けて、独自構造の冷却服「メディエイド アイシングギア ベスト2」を開発
当社が展開するサポーター専業ブランド「MEDIAID」では、働く人の身体活動をサポートすべく2021年よりワーカーズケア事業を立ち上げました。さらに、労働現場での熱中症対策やそこで生じている困りごとを解決するべく、日本初(※3)となるペルチェ素子による冷却に水冷を組み合わせ、特許取得した独自タンクレス構造の冷却服「メディエイド アイシングギア ベスト」を2023年に発売いたしました。その中でユーザーから頂いた要望に応えるべく開発・改良を重ね、冷却性能や装着時のフィット感、連続動作時間を格段に向上させた「メディエイド アイシングギア ベスト2」を発売する運びとなりました。

※3:自社調べ
■製品特長

冷却性と作業性・可動性を両立
冷蔵庫にも採用されている冷却方式である、ペルチェで冷やした水の循環により、身体を冷やす「ハイブリッド冷却方式」を採用。
タンクレスながらも背中を含め広範囲に冷やす新技術で、着用した人が快適と感じる温度管理と、作業性・可動性を両立

少量の水で冷却効果をフルに引き出す
4C-Peltier System※4
医療用のアイシングシステムで培った技術をもとに、着用した方が常に快適と感じることができるよう「健康に配慮した温度管理」をする特許取得済み※5の冷却システムを採用。

身体にフィットし必要時にワンステップ冷却
伸縮性に優れた生地を採用することで幅広い体型をカバーすることができ、どんな体型にも冷却パッドが身体にしっかりと密着。
フィット性や密着感はベストに設けた調整ベルトでお好みに応じて簡単調節。
使用時には電源を入れるだけのワンステップで冷却開始可能。
※4:ペルチェにより4C(冷却:Cooling、循環:Circulation、(温度)管理:Control、快適:Comfortable)を実現する日本シグマックス独自のシステム
※5:熱交換装置及びウェア 第7576853号
■製品情報
製品名:メディエイド アイシングギア ベスト2
希望小売価格:159,500円(税込)
発売日:2025年5月26日
サイズ(適用範囲:胸囲):M-LL(86~105cm)、3L(105~120cm)
使用時間:約5時間(付属モバイルバッテリー使用)
※付属のモバイルバッテリーのフル充電時間は、約3.3時間

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