膨大な消費者パネルデータから、シングルソースデータを高速生成する独自ツールを開発。多面的な分析を実現するダッシュボードの提供も開始
~データ提供時間の圧倒的な短縮と深い消費者理解を実現~
株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役社長 グローバルCEO:佐々木徹 以下、当社)は、保有する膨大な消費者パネルデータを、企業の希望に合わせてシングルソースで繋ぎ、わずか数分で統合されたデータを生成、ダッシュボードを自動生成する「MFD(Macromill Fast Data architecture)」を独自開発しました。これにより、顧客企業へのデータ提供時間の大幅な短縮を実現します。併せて、「MFD」のアウトプットを、消費者理解をより深めることを目的に設計したダッシュボードに展開する「PANORAMA(パノラマ)」の提供も開始します。
■背景とねらい
新型コロナウイルスの感染拡大による生活様式の変化により、消費者の行動や価値観の多様化が加速しています。企業はこうした変化を的確に捉え、スピーディかつ多面的に消費者インサイト・ニーズを把握し、データに基づいた意思決定、施策立案・実行することが求められています。また、企業が得られるデータの種類と量が増加しており、蓄積されたデータ活用の体系化が重要になっています。このような状況にある企業ニーズに応えるため、当社は、消費者の行動に関わるデジタルログや購買履歴等の膨大なデータを連携し、わずか数分で統合されたシングルソースデータを生成し、ダッシュボードを自動生成する独自ツール「MFD」を開発しました。顧客企業が求めるシングルソースデータの生成業務を自動化・高速化することで、顧客企業へのデータ提供時間の大幅な短縮を実現するものです。さらに、「MFD」で自動生成したダッシュボードを、顧客企業が手元で多面的に分析することができるよう、マクロミル独自のテンプレートで提供する「PANORAMA」を開発しました。
<MFD(Macromill Fast Data architecture)>
紐づけるデータの種類や分析軸、抽出期間等の必要な条件を指定することで、当社が保有する130万人の消費者パネルから得られる複数のデータソースに対して複雑なETL処理※1を行った上でシングルソースデータとして統合・生成し、ダッシュボードを高速に自動生成するシステムです。これにより、データ抽出からデータ生成までシームレスに実行可能な環境を実現します。これまで、例えば「消費者購買履歴データ」をダッシュボード化するには、平均250時間程度の作業時間が必要でしたが、「MFD」の活用により、「消費者購買履歴データ」に複数のデータを統合したダッシュボードをわずか10分程度で出力することが可能となり、顧客企業へのデータ提供時間の大幅な短縮を実現しました。
※1:Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(書き出し)を行い、利用しやすいデータに変換する処理
<PANORAMA>
「MFD」で指定した抽出条件で生成した「消費者購買履歴データ」「デジタルログデータ」「アンケートデータ」「属性情報」のシングルソースデータを、消費者理解をより深めることを目的に設計したダッシュボードに展開して提供します。様々な条件(例えば、ヘビーユーザー意識を確認するために購入量の多いサンプルのみを絞り込む、ロイヤルティの高いユーザに絞り込み属性を確認する、等)でドリルダウン※2できることに加え、複数データを同時に見渡せるため、より深い消費者理解が可能です。
※2:データの集計レベルを1つずつ掘り下げ、詳細に集計していくこと。例えば、全業態で見ていたデータを「スーパー」にブレイクダウンして集計し直す等。
■今後の取り組み
当社の顧客企業である日清食品グループ様は、「NBX:NISSIN Business Transformation」を活動テーマに掲げ、純粋なデジタル化に留まらないビジネスモデル自体の変革を推進されています。その中のひとつ、パーソナルデータの活用で消費者理解を深め、より効果的なマーケティング活動を目指す「360°消費者理解」において、当社の「MFD」及び「PANORAMA」を活用し、マーケティング戦略の高度化と実行の高速化に取り組まれることになりました。
当社は今後、「MFD」においてシングルソースデータ化できるデータの種類の拡張に加え、各企業の保有する1stPartyデータの処理も視野に引き続き開発を継続します。さらに、サブスクリプション型でのサービス提供も検討し、顧客企業の意思決定をさらに簡便化し、高速化いただけるよう取り組んでいきます。
マクロミルは、顧客企業のリサーチ課題に留まらず、より上流からマーケティング課題全体の解決を支援するため、「総合マーケティング支援企業」へと事業モデルの変革を進めています。今後も、当社が保有する消費者パネルから得られる様々なデータを活用した革新的なサービスを提供し、マーケティングビジネス領域全体にイノベーションを拡げることを目指します。
以上
■株式会社マクロミルについて
マクロミルは、国内オンラインリサーチ業界のリーディングカンパニーです。市場シェアNo.1※の豊富なリサーチ実績とノウハウ、世界21カ国で50拠点を展開するグローバルネットワーク、独自に構築した消費者パネルから得られる多種多様なデータを活用し、お客様のマーケティング課題の解決に向けて最適なソリューションを提供します。創業時から育んできたデータネイティブな発想で、お客様のビジネスに成功をもたらすData Culture構築の原動力となることを目指します。
(※オンライン・マーケティング・リサーチ市場シェア=マクロミル単体および株式会社電通マクロミルインサイト、株式会社H.M.マーケティングリサーチのオンライン・マーケティング・リサーチに係る売上高(2021年6月期)÷一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)によって推計された日本のMR業界市場規模・アドホック調査のうちインターネット調査分(2020年分)(出典:一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)2021年6月24日付第46回経営業務実態調査))
【株式会社マクロミル 会社概要】
代表者: 代表執行役社長 グローバルCEO 佐々木徹
本 社: 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー 11F
設 立: 2000年1月31日
事業内容: マーケティングリサーチおよびデジタル・マーケティング・ソリューションの提供
売上高: 43,175百万円(2021年6月期)
U R L: https://www.macromill.com
新型コロナウイルスの感染拡大による生活様式の変化により、消費者の行動や価値観の多様化が加速しています。企業はこうした変化を的確に捉え、スピーディかつ多面的に消費者インサイト・ニーズを把握し、データに基づいた意思決定、施策立案・実行することが求められています。また、企業が得られるデータの種類と量が増加しており、蓄積されたデータ活用の体系化が重要になっています。このような状況にある企業ニーズに応えるため、当社は、消費者の行動に関わるデジタルログや購買履歴等の膨大なデータを連携し、わずか数分で統合されたシングルソースデータを生成し、ダッシュボードを自動生成する独自ツール「MFD」を開発しました。顧客企業が求めるシングルソースデータの生成業務を自動化・高速化することで、顧客企業へのデータ提供時間の大幅な短縮を実現するものです。さらに、「MFD」で自動生成したダッシュボードを、顧客企業が手元で多面的に分析することができるよう、マクロミル独自のテンプレートで提供する「PANORAMA」を開発しました。
<MFD(Macromill Fast Data architecture)>
紐づけるデータの種類や分析軸、抽出期間等の必要な条件を指定することで、当社が保有する130万人の消費者パネルから得られる複数のデータソースに対して複雑なETL処理※1を行った上でシングルソースデータとして統合・生成し、ダッシュボードを高速に自動生成するシステムです。これにより、データ抽出からデータ生成までシームレスに実行可能な環境を実現します。これまで、例えば「消費者購買履歴データ」をダッシュボード化するには、平均250時間程度の作業時間が必要でしたが、「MFD」の活用により、「消費者購買履歴データ」に複数のデータを統合したダッシュボードをわずか10分程度で出力することが可能となり、顧客企業へのデータ提供時間の大幅な短縮を実現しました。
※1:Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(書き出し)を行い、利用しやすいデータに変換する処理
<PANORAMA>
「MFD」で指定した抽出条件で生成した「消費者購買履歴データ」「デジタルログデータ」「アンケートデータ」「属性情報」のシングルソースデータを、消費者理解をより深めることを目的に設計したダッシュボードに展開して提供します。様々な条件(例えば、ヘビーユーザー意識を確認するために購入量の多いサンプルのみを絞り込む、ロイヤルティの高いユーザに絞り込み属性を確認する、等)でドリルダウン※2できることに加え、複数データを同時に見渡せるため、より深い消費者理解が可能です。
※2:データの集計レベルを1つずつ掘り下げ、詳細に集計していくこと。例えば、全業態で見ていたデータを「スーパー」にブレイクダウンして集計し直す等。
■今後の取り組み
当社の顧客企業である日清食品グループ様は、「NBX:NISSIN Business Transformation」を活動テーマに掲げ、純粋なデジタル化に留まらないビジネスモデル自体の変革を推進されています。その中のひとつ、パーソナルデータの活用で消費者理解を深め、より効果的なマーケティング活動を目指す「360°消費者理解」において、当社の「MFD」及び「PANORAMA」を活用し、マーケティング戦略の高度化と実行の高速化に取り組まれることになりました。
当社は今後、「MFD」においてシングルソースデータ化できるデータの種類の拡張に加え、各企業の保有する1stPartyデータの処理も視野に引き続き開発を継続します。さらに、サブスクリプション型でのサービス提供も検討し、顧客企業の意思決定をさらに簡便化し、高速化いただけるよう取り組んでいきます。
マクロミルは、顧客企業のリサーチ課題に留まらず、より上流からマーケティング課題全体の解決を支援するため、「総合マーケティング支援企業」へと事業モデルの変革を進めています。今後も、当社が保有する消費者パネルから得られる様々なデータを活用した革新的なサービスを提供し、マーケティングビジネス領域全体にイノベーションを拡げることを目指します。
以上
■株式会社マクロミルについて
マクロミルは、国内オンラインリサーチ業界のリーディングカンパニーです。市場シェアNo.1※の豊富なリサーチ実績とノウハウ、世界21カ国で50拠点を展開するグローバルネットワーク、独自に構築した消費者パネルから得られる多種多様なデータを活用し、お客様のマーケティング課題の解決に向けて最適なソリューションを提供します。創業時から育んできたデータネイティブな発想で、お客様のビジネスに成功をもたらすData Culture構築の原動力となることを目指します。
(※オンライン・マーケティング・リサーチ市場シェア=マクロミル単体および株式会社電通マクロミルインサイト、株式会社H.M.マーケティングリサーチのオンライン・マーケティング・リサーチに係る売上高(2021年6月期)÷一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)によって推計された日本のMR業界市場規模・アドホック調査のうちインターネット調査分(2020年分)(出典:一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)2021年6月24日付第46回経営業務実態調査))
【株式会社マクロミル 会社概要】
代表者: 代表執行役社長 グローバルCEO 佐々木徹
本 社: 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー 11F
設 立: 2000年1月31日
事業内容: マーケティングリサーチおよびデジタル・マーケティング・ソリューションの提供
売上高: 43,175百万円(2021年6月期)
U R L: https://www.macromill.com
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