18～49歳は衣類のECサイト購入が半数に迫る　おしゃれや身だしなみは、シンプル、清潔感、動きやすさがポイント

－ファッションに関する実態・意識調査（2025年5月定点ココロスタイルリサーチ）－

株式会社クロス・マーケティング

2025年5月29日 16時00分

株式会社クロス・マーケティング（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：五十嵐幹）は、2025年5月、全国18～79歳の男女3,000名を対象にファッションに関する実態・意識調査（2025年5月定点ココロスタイルリサーチ）」を行いました。本調査は、生活者の意識やライフスタイルの変化の兆しを捉えることを目的として、定点で実態・意識調査を実施するものです。今回はファッション編としておしゃれへの関心度、ファッションに関する考え方・態度、おしゃれや身だしなみで心掛けていること、衣類購入時の重視点、ファッションアイテムの購入方法、衣類の処分方法などをピックアップし分析をしました。

■調査結果

【おしゃれへの関心度】

「積極的におしゃれをしたい」が8％、「ある程度はおしゃれをしたい」は38％、合わせて46％はおしゃれに関心がある。「積極的におしゃれをしたい」割合は、若年層ほど高まる。一方、「関心はない」は、30代が31％、18～29歳、40～50代は20％台と関心度はやや2極化の傾向がみえる。＜図1＞

【ファッションに関する考え方、心掛けていること】

ファッション・おしゃれについての考え方・態度を4段階で聴取した。非常に+まあそう思う割合は、「化粧やヘアスタイルはその場にふさわしいことが重要」「化粧や身だしなみに気を使うのは大人としての常識」「人からどう見られているかよりも、自分自身が快適でいられる装いをしたい」がTOP3であり、年代が上がるほど高まる傾向にあった。次いで「自分の体型やスタイルが気になる」があがった。気になる割合は年齢による差はなかった。＜図2＞

おしゃれや身だしなみで心掛けていることは、「シンプル」「清潔感」が4割台、「動きやすさ」が3割台、いずれも60～70代の高さが目立った。＜図3＞

【衣類購入時の重視点と購入方法】

「着心地・肌ざわり」「動きやすさ」「デザイン」「機能性」「コストパフォーマンスがよい」がTOP5。デザインやコスパは年代差が少ない。＜図4＞

ファッションアイテムの主な購入方法は、「事前に確認はせずに、店舗で購入」30％、「店舗で事前に確認し、店舗で購入」22％、「事前に確認はせずに、ECサイトで購入」18％であり、購入先が実店舗は62％、ECサイトは38％である。18～29歳、30代は、「事前に確認はせずに、ECサイトで購入」が20％台と多い。18～29歳、30～40代までは、ECサイト購入が40％台を占める。＜図5＞

【衣類の処分方法】

衣類を処分する際は、「可燃ごみ・不燃ごみとして廃棄」が68％と断トツ。次いで「自治体の資源ごみとしてだす」27％、「古着として販売する」 21％。「自治体の資源ごみとしてだす」は年代が高いほど、「古着として販売する」は年代が若いほど高くなる傾向がみられる。環境負荷を考慮したサステナブルなファッションへの取り組みのひとつである廃棄の削減は、現状とは乖離のある結果となった。＜図6＞