使用済み漁網生地を全面使用したオリジナルユニフォーム サンシャイン水族館で2月9日(月)から着用開始

廃棄する「ポリエステルまき網」をリサイクル!

株式会社サンシャインシティ

新ユニフォーム着用イメージ

サンシャイン水族館(東京・池袋)は、漁業などで使用済みの廃棄する予定の漁網(以下、「使用済み漁網」という)をリサイクルした生地を用いたオリジナルのユニフォームを2月9日(月)より館内のご案内スタッフが着用します。使用済み漁網をリサイクルした生地を全面に使用したオリジナルデザインのユニフォームは水族館として国内初の採用となります(※)

 ※使用済み漁網をリサイクルした生地を使用した定番商品や、生地の一部に漁網をリサイクルしたものを使用したユニフォームを導入した水族館はあり。株式会社ミスズユニム調べ。

※本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます↓

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 環境省の調査によると、漁網は日本に漂着したごみの総量に対して11%の割合を占めています。適切に処理されずに海に流出してしまうとゴーストギアとして意図せず海洋生物に絡んでしまい、最悪の場合死に至らしめてしまう可能性もあります。また、多くの漁網にはプラスチックが使用されており、海洋プラスチックごみとなった際には、生き物がエサと間違えて誤食・誤飲してしまったり、漂着した海岸の景観悪化、漁業・観光への影響など、環境と社会に深刻な負担をもたらしており、その対応は喫緊の課題となっています。


 サンシャイン水族館では、サンゴ保全活動やカワウソやペンギンの保全を啓発するイベントを開催するなど環境問題に取り組んでいます。過去に水中ドローンを用い行った水深200m以深の深海調査では、深海の海底にもビニール袋などのゴミが到達していることを確認しています。海と関係の深い水族館として、海洋ごみに多くの人が向き合うきっかけになることを願い、この度使用済み漁網をリサイクルしたユニフォームを採用する運びとなりました。今後、海の生き物を守る水族館としてスタッフが着用するユニフォームから環境保全のメッセージを発信してまいります。

3つのポイント!

1.使用済み魚網リサイクル生地を全面使用したオリジナルデザインのユニフォームは国内の水族館では初!

  使用済み漁網をリサイクルした再生材を13%含んだ生地を全面に使用し、オリジナルデザインのユニフォームを採用するのは水族館として日本初のものとなります。さらに旧ユニフォームもリサイクルに回すことで、当館からの衣類廃棄量を大幅に削減できます。

2.使用済み漁網から“アパレル”への再利用

日本で盛んにおこなわれている「まき網漁業」で使用する漁網には多くにポリエステル素材が使用されているものの、ナイロン素材よりもバージン素材との価格差が大きく、割り高になることなどからリサイクルが進んでいませんでした。2021年より、繊維の総合カンパニーであるカイタックグループと長崎の館浦漁協が漁網のリサイクルプロジェクト「Re:ism」(リズム)を通じて、使用済み漁網をリサイクルしたユニフォーム素材を確立しました。

3.見て学べるパネル展示実施 【2月9日(月)~3月19日(木)まで】

館内1F「サンゴ礁の海」水槽付近に、ユニフォームに使用された漁網がどのようにリサイクルされたのかを学べる展示を設置し、お客様が新たなユニフォームを通じて海洋プラスチック問題に興味を持つきっかけづくりをします。

■近年は漁網のリサイクルが加速!

まき網イメージ(写真提供:ミスズユニム株式会社)

 海洋プラスチックごみは、陸上で捨てられたり管理されずに流出したプラスチックが、河川や雨水の流れを通じて海に入り、漂流・漂着したり海底に残ったりするものです。環境省の調査によると、日本に漂着したごみの総数に占める漁具の割合は約4割。中でもプラスチック製の漁具である漁網は総量に対して11%の割合を占めていました(下図)(※1) 。

 日本でも漁業において多く使用されている漁網は、寿命を迎えた際の処分方法が課題とされていました。漁網の廃棄方法は埋め立て処分が主流であり、環境保全の観点から問題視されていたためです。また、耐久年数を過ぎた漁網は交換の必要があり、産業廃棄物となるため簡単には捨てられません。そのため、持続可能な社会に適した処分方法やリサイクル方法が検討されていました。

 もし漁網が漁業者の管理を離れて海に流出すると、本来漁具で獲る必要のない生き物に絡みついてしまう「ゴーストフィッシング」問題をはじめ、生き物がエサと間違えて誤食・誤飲してしまったり、漂着した海岸の景観悪化、漁業・観光への影響など、環境と社会に深刻な負担をもたらしており、その対応は喫緊の課題となっています。

 日本は海に囲まれた島国であり、漁業が盛んであるからこそ、漁具の徹底的な管理体制と現場負担の少ないリサイクルスキームを整えることが大切です。この問題を解決するために、国として適正管理・処理を推進し流出を防止するとともに、資源循環の取組、代替漁具開発等が実施され、官民が連携して漁網のリサイクルを推進する動きが加速しています。

参考:「令和5年度漁業種類別プラ系 漁具海洋流出量調査」の結果((公財)海と渚環境美化・油濁対策機構)

参考:深刻な海洋プラスチック問題の原因「ゴーストギア」を無くそう!(WWFジャパン)  https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/4452.html

参考:漁業における海洋プラスチックごみ問題をめぐる状況と対策(令和7年5月水産庁) https://www.jfa.maff.go.jp/j/sigen/action_sengen/attach/pdf/190418-44.pdf

■新ユニフォームの特徴

●リサイクルが難しいポリエステル製漁網の素材を全面に使用

世界的に漁業で使われる漁網は、耐久性や伸縮性が強く、劣化しにくいことからナイロンが圧倒的に多く使用されています。一方、日本では大群で回遊する魚を大きな網で包み込むように囲む「まき網漁業」が盛んに行われており、潮流が速い環境かつ大規模な漁網を使用して行う「まき網漁業」においては、漁網の耐久性とともに素早く魚群を囲める早い沈殿速度や潮流の強さに負けない形状保持ができることが非常に重要です。

そのため、「まき網」には、強靭かつ重量があり、比較的安価な素材としてポリエステルが昔から多く使用されています。

ナイロンは世界的にもリサイクルの仕組みが確立していますが、ポリエステルはリサイクル自体の難易度が高く、ポリエステル製漁網を安定して回収できる漁港も少ないことから大きく出遅れていました。

 今回のユニフォームは、これらの現状に着目し2020年に結成されたポリエステル製漁網のリサイクルを進めるプロジェクト「Re:ism(※1)」によって、長崎県で回収された使用済みポリエステル製漁網を回収・洗浄、そしてケミカルリサイクル(※2)を行い再生された原料を使用しています。

使用済み漁網からリサイクルされたユニフォーム生地

※1 漁網のリサイクルプロジェクト「Re:ism」とは… 

これまでリサイクル技術が確立されておらず廃棄処分されていたポリエステル製「まき網」(漁網)を回収し、原糸・製品・熱エネルギーとして活用することで、効率的なサーキュラーエコノミーの実現を目的とした取組み。現在、47の企業・団体・自治体が活動に参画。(2025年6月現在)

※2 ケミカルリサイクルとは…

リサイクルには様々な方法がありますが、“ケミカルリサイクル”では、使用済み漁網を分別・洗浄後に分子レベルまで化学分解し、新たな原料として再利用します。新品同様の品質を 持つため、新品の漁網に加工したり、アパレルに再利用したりすることが可能になります。

●機能的なこだわりのデザイン

サンシャイン水族館の新たなオリジナルユニフォームは、街に溶け込む都市型水族館ならではのデザインを意識し、デザインコンセプトを“アーバンライクなファッショナブルユニフォーム”としています。スタッフとしての視認性や機能性を重視したユニフォームでありながら、来場者に漁網のリサイクルにおける課題に気づくきっかけや海の大切さを伝える「生きた教材」にもなることを期待しています。

機能性を重視

“出勤したら羽織るだけ” のカタチで、着替えをスムーズにという想いから飾りボタンで開閉をファスナーにしています。外からは見えない機能性も意識しています。

時代を反映した「ジェンダーレス・シルエット」

性別の枠組みを取り払い、誰もが自分らしく着こなせるサイジングとユニセックスなデザインを意識しました。

■旧ユニフォームのリサイクル

今まで着用していた旧ユニフォーム約550枚(約240㎏)は新ユニフォームの製作を担うカイタックグループのリサイクルシステム「MUDA ZERO」で回収され、旧ユニフォームが新たな糸や素材にリサイクルされます。

また、新ユニフォームについても破損やヘタリなどで着用が難しくなった場合は“MUDA ZERO”で回収されるため、当館からの衣類廃棄量を大幅に減らすことができる見込みです。

 使用済み漁網のリサイクルユニフォーム導入と、旧ユニフォームのリサイクルにより、サーキュラーエコノミーの実現にも寄与しています。

詳細はこちら:https://mudazero.jp/

■ユニフォームを見て学べる漁網のリサイクル展示【2月9日(月)~3月19日(木)まで】

館内1F「サンゴ礁の海」水槽付近にて、期間限定で新たなユニフォームとともに使用された漁網がどのようにリサイクルされたのかを学べる展示を実施します。リサイクルの流れが分かる解説ポスターに加え、実際に再生材をご覧いただきながら、素材がどのように変化していったのかを学ぶことができます。

お客様が新たなユニフォームを通じて、海洋プラスチック問題に興味を持つきっかけづくりをします。

プロジェクト関係者の概要・コメント

ミスズユニム株式会社

カイタックグループのミスズユニムでは、日本の産業を支えるすべての業種の方々へ、ユニフォームを通じて「従業員満足度」と「企業価値」を向上させるためのお手伝いをしています。昨今、ユニフォームは機能性やデザインに加え、サステナ要素等の 社会貢献性も重要視されています。そのような中で、ブランド×サステナの融合により、水に関わる企業に最もシナジーがある方法で人材確保・離職防止・従業員満足、企業価値向上の手助けができればと思い、グループ一丸となって使用済み漁網のリサイクルユニフォームの普及と発展に取り組んでいます。教育機関でもある水族館とは、漁網リサイクルを通じて、働く皆様と来場者の皆様にユニフォームを通じて価値提供できるよう、より一層貢献していきます。

【担当者コメント】

今回のユニフォームには、サンシャイン水族館の・使用済み漁網リサイクル生地による環境貢献・水族館のユニフォームイメージの刷新・キャストの皆様の働きやすさという、熱い想いをすべて詰め込みました。完成に至るまで、何度も議論を重ね、共に悩み、共にワクワクしながら製作した自信作です。使用済み漁網という本来捨てられるはずだったものが、着用するスタッフの皆様の誇りとなり、お客様には海の大切さを伝える「生きた教材」にもなると信じています。衣服は 袖を通すことで、初めて命が宿るものです。

このユニフォームがお客様にもサンシャイン水族館の皆様にも長く愛され、水族館の新たな歴史を彩る一助となれば幸いです。

サンシャイン水族館

海洋プラスチックに限らず、ごみ問題については生き物や私達の暮らしへの影響が大きいため、サンシャイン水族館では、見る展示や手にとって学べる展示など、イベント等を通じて様々な方法で啓発活動を行っております。また実際に海へ赴き、海のゴミの調査結果を基にした発信も併せて行っていきます。さらにサンシャインシティでは、海に流れるごみを減らすべく、池袋周辺のごみ拾い活動を定期的に開催し、オフィスビルの入居テナント有志も含めて毎回100名近くが参加しています。

今後も、サンシャイン水族館にご来場いただいたお客様にスタッフのユニフォームやイベント等を通じて海洋プラスチック問題や生き物のリアルな状況について身近に感じていただき、より多くの方に行動していただけるよう取り組んでいきます。

【担当者コメント】

新しいユニフォームの製作にあたっては「これまでにない、お洒落で機能性が高く、環境にやさしいユニフォーム」 をコンセプトに検討を進めてまいりました。使用済み漁網の再生素材を採用し、色合い・生地感・肌触りなど、細部に至るまで何度も意見を交わしながら丁寧に形づくることで、“スタッフみんなが誇りをもって着られる” 自信のユニフォームが完成しました。特に襟元のステッチは、デザインのアクセントとしてお洒落さを際立たせる自慢のポイントです。“環境保全の”メッセージを持つ新しいユニフォームとともに、これからもお客様の笑顔のために、スタッフ一同、全力でおもてなしを磨いてまいります。

※本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-1084-88b49be9450f98645b78e9d67bcd54c9.pdf

※状況により、内容・スケジュールが変更・中止となる場合がございます。 

※画像はイメージです。

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■サンシャイン水族館 概要

所在地:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上

営業時間:10:00~18:00

※最終入場は終了30分前 ※季節・曜日で変動

入場料:大人(高校生以上)2,600円~、こども(小・中学生)1,300円、幼児(4才以上)800円 

※時期や特別営業などにより変動

問合せ先:サンシャイン水族館 03-3989-3466 https://sunshinecity.jp/aquarium/

※土・日・祝日及び特定日は、日時指定チケットの購入または日付指定WEB整理券の取得をおすすめします。詳しくは、水族館 ウェブサイトをご確認ください。

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会社概要

株式会社サンシャインシティ

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URL
https://co.sunshinecity.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都豊島区東池袋三丁目1番1号 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル9F
電話番号
-
代表者名
脇 英美
上場
未上場
資本金
-
設立
1966年10月